建設現場で発見した雨漏りのたね!見逃せない施工ミス、ご注意ください!

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こんにちは~。

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

 

今日はたまたま通りかかった建設現場で発見した雨漏りの原因となりえる施工ミスをご紹介いたします。

雨漏りの多い部位・・・サッシ廻り

雨漏りの多い3大部位は、サッシ廻り、屋根と壁の取り合い部、バルコニーと言われています。

特に、サッシ廻りは多く、弊社雨漏り調査物件の55%はサッシ廻りでした。

では、なぜサッシ廻りが多いのでしょうか?

施工マニュアル、要領書などはしっかり整備されています。

しかし、マニュアルと実際の施工の間に微妙なズレがあると考えられます。

間違い施工事例

先日、たまたま通りかかった施工現場で発見した施工ミスをご紹介いたします。

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青丸と赤丸のサッシ部分はどこかが違います。

 

ちょっとした違いですが、重要です!

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間違いのアップです。

わかりますか?

間違いを解説

それでは、説明いたします。

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サッシ下に緑色のシートが入っています。

これは、先張りシートと言ってサッシ下端から室内側に雨水を浸入させないための高機能部材です。

 

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メーカーの施工要領書です。

アップしてみますと、

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手順1.で横長の中間部材を施工します。

手順2.でサッシ下角部に角部材Rを施工します。

実際の現場ではどうでしょうか?

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横長の中間部材が角部材の上側にあります。

これは施工手順と異なっています。

なぜ、だめかと言いますとサッシ上部から流下した雨水は青⇒部分から中間部材の下側に入りこんでしまうからです。

正しい順番であればサッシ上部から流下した雨水は角部材と中間部材によって受けられ壁内へは浸入しません。

なぜか?

最初の写真から推測しますと、順番があることを施工者が理解していません。

上の青丸は正しい順番、下の赤丸は間違っています。

実際に施工する施工者が順番が重要なのだと理解していないためだと思います。

お願い

 

ご自宅を建てられるお施主さまがこまめに施工現場に顔を出されることをお奨めいたします。

長寿命に関係する雨漏り・結露は建築時の初期段階である程度決まります。

サッシ廻りの写真を撮られることで、施工者の緊張感も高まりますし、早めにミスが判れば直すこともできます。

大切なご自宅ですので、しっかり見守りましょう!!\(^o^)/

 

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創業1868年(慶応4年)三州瓦製造・販売・工事 

住宅調査・雨漏り調査  (株)神清(かみせい)

f:id:capuriclub:20160615183549j:plain 神谷 昭範(かみやあきのり)です

【趣味】旅行、野球観戦、自転車、スイーツ食べ

【資格】二級建築施工管理技士

    (JSHI)(住管協)ホームインスペクター

    住宅メンテナンス診断士

    赤外線建物診断技能師/気密測定技能者 

    石綿作業主任者    

(株)神清ホームページ:http://www.kamisei.co.jp

雨漏りホームドクターhttp://www.kamisei.co.jp/amamori/

所在地:愛知県半田市高浜市

フリーダイヤル:0120-951-890

調査場所:名古屋市安城刈谷・岡崎・豊田・三河・知多

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