瓦は驚くほどローメンテナンス! (新潟市五泉市の公共建築物のデータより)

瓦はローメンテナンス!

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(カミセイ)のDr.神谷です。

先日、住宅業界新聞の新建ハウジングさんに面白い記事がありましたので、ご紹介します!

新潟県五泉市が公共建築物の瓦葺きを推進しているというものです。

大きな物件では、瓦屋根は敬遠される傾向ですので、興味深い話です。

五泉市の公共物件では、瓦屋根、鋼板屋根、陸屋根があるそうです。

鋼板屋根:金属屋根(最近流行りのガルバリウム鋼板も含まれる)

陸屋根:屋上が平らな屋根のこと(屋根自体は防水材で止水している)

瓦屋根は鋼板屋根や陸屋根に比べると初期費用が高くなるので、公共建築物では敬遠されています。

しかし、これからは維持管理費も重要になってくるということで、屋根別の維持管理費を調査したそうです。

その結果が、下の表です。

一概な比較は難しいので、参考値となりますが、

瓦屋根は14施設・18,716㎡の建築面積で、995万円のメンテナンス費となっています。

鋼板屋根(金属屋根)は23施設・38,393㎡の建築面積で、1億3,252万円。

陸屋根では、28施設・52,514㎡の建築面積で、2億5,031万円。

圧倒的に瓦屋根は安いようです!

単純な比較ですが、建築面積1㎡当たりの維持管理費(改修金額/建築面積)で計算してみますと、

瓦屋根は陸屋根の約1/8、鋼板屋根の約1/6になっています。

この差はビックリですね!

1億、2億円も違ってくれば、住民にとっても他人事ではないですね!

五泉市では、今後も公共建築物に積極的に瓦葺きを採用していくそうです!

他の市でも同様なのか?見てみたいものですね!

数字をもう少し見ると、

屋根材別のメンテナンス費がさらによく見えてきます。

表の築年数20~29年を比較します。

瓦屋根は945万円/6件=158万円。

鋼板屋根は7,968万円/6件=1,328万円。

陸屋根は12,587万円/15件=839万円。

屋根の1施設当たりの大きさは瓦屋根1,337㎡、鋼板屋根1,669㎡、陸屋根1,876㎡と違いは少しありますが、築25年前後のメンテナンス費は屋根材別で大きくことなっています。

瓦屋根の158万円/1棟(1,182円/㎡)ですので、部分補修と思われます。

鋼板屋根の1,328万円/1棟(7,957円/㎡)ですので、全面補修(葺き替え)が想定される金額です。つまり、鋼板屋根(金属屋根)は25年程度の寿命となります。

陸屋根の839万円/1棟(4,472円/㎡)ですので、全面補修(防水材の再施工)が想定される金額です。

瓦屋根の材料としての耐久性の高さを証明している数値と言えます。

 

まとめ:瓦屋根は耐久性が高く、ローメンテナンスであることが五泉市のデータからわかりました!

瓦屋根は耐久性が高く、ローメンテナンスであることがデータから読み取れました。

公共建築物はイニシャルコストだけではなく、ライフサイクルコストでも比較して、仕様を決めることが重要でなないでしょうか?

建物本体の寿命に合う屋根材を選択することもこれからは必要だと思います。

このことは住宅でも同じですね!

建物本体及び住まい手の生活設計に合う屋根材を検討することをお勧めします!

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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