日本粘土瓦ユネスコ登録推進協議会 第一回シンポジュウムに参加しました

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第1回シンポジュウムが開催されました

日本粘土瓦ユネスコ登録推進協議会の
第1回シンポジュウムが新大阪で開催されました。

講師は奈良文化財研究所 名誉研究員の
大脇 潔先生でした。

大脇先生は愛知県のご出身で、
1973年から奈良国立文化財研究所の文部技官として
飛鳥寺や山田寺などの古代寺院や藤原宮跡を中心に発掘調査を
され、のちに、近畿大学文芸学部教授をお努めになられた
エキスパートの先生です。

演題は「日本瓦と世界の瓦について」

先生は地球上には何種類もの瓦があり、いつ・どのように誕生し
、どう広がったを研究されてきました。

日本の大森貝塚をエドワード・シルベスター・モースが発掘・調査を
されていて、125年前に世界各地の瓦に関する情報を集められたそうで、
3形8種に分類したそうです。
「ノーマルタイル(アジア式)」、「パンタイル(桟瓦)」、「フラットタイル
(ドイツ式)」のような分類だそうです。
また、分布と歴史的な意義も述べられており「過去、あるいわ現在の
植民地では、瓦の形状はそれぞれの宗主国のそれに則っいる」と結論づけられた
ようです。

大脇先生はさらに細かく分類をされたそうです

大脇先生はモースの分類にならわれて更に細かく分類を
されたそうです。

1種類の瓦で葺く(更に3種類)、2種類の瓦で葺く。
確かに瓦を見てみるとそのように分類されると
改めて思い直しました。

それらの話を聞きながら、歴史的な背景に加えて、地域的な事柄の
お話を聞くと非常によくわかり、大変引き込まれて聞き入ってしまいました。

日本の瓦の文化はご存知のように、西暦588年に百済から「かわら博士」が
渡来して、瓦文化が発達してきています、そんな背景から発達した瓦文化が
日本の建築仕様の変化によって消えつつあるものもあるので、
大脇先生はキチンと残していく必要があるとお話をされていました。

そのために、日本粘土瓦のユネスコ登録は是非頑張っていたたければとの
エールを頂いたシンポジュウムでした。

 

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