長期優良住宅の屋根は何がいいの? 流し桟工法(通気構法)です!

長期優良住宅の屋根は何がいいの?流し桟工法がお勧めです!

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

長期優良住宅の屋根は今までと同じでいいの?と素朴な疑問をいただきました。

75年~90年は持つ長寿命な住宅の屋根は維持管理費が少ない方がいいと思います。

お勧めは瓦屋根の流し桟工法です!

 

流し桟工法とは?

イニシャルコストよりも、ランニングコスト低減を重視して、防水性と耐久性の向上を目的とした工法(通気構法)です。

流し桟?
流し桟?

上の図は、流し桟工法の断面図です。

野地板の上に流し桟があり、その上に瓦桟木、瓦となります。

流し桟木が入ることにより、瓦桟木と野地板の間に空間ができます。

瓦を留める釘・ビスの長さは瓦桟木を貫通するまでの長さになっています。

つまり、瓦を留める釘・ビスでは、下葺材(防水紙)に孔を開けない工法となっています。

瓦を留める釘孔がなくなることで、1件の住宅ではなんと、数千個の孔を削減できます。

流し桟工法のメリットは

①瓦留め付け釘が下葺材(防水紙)に孔を開けないため、長期に渡って雨漏りのリスクが大幅に軽減します。

②瓦桟木と野地板の空間により、瓦から入った雨を排水できます。

③通気・換気も促進させ、瓦桟木の腐朽劣化を防ぎます。

④雨漏り・腐朽のリスクが軽減し、屋根のメンテナンス費を削減できます。
イニシャルコストは若干、上がりますが、維持管理を含めたトータルではローコストとなり、もっとも経済的です。

 

 

スレート屋根と比較してみる

ここで、化粧スレート屋根と比較してみます。

流し桟?

上の図は化粧スレート屋根の断面図です。

屋根材〜野地板まで空気層がありません。

そのため、昼間の日射、夜間の放射冷却の影響を直接受ける構造になっています。

このスレート屋根の場合、断面図に示したように屋根面の3か所で結露発生リスクがあります。

以下にその結露事例をご紹介いたします。

流し桟?

▼小屋裏に突き出た釘周りの結露事例▼

スレート屋根材が放射冷却により温度低下し、その影響で釘も温度低下します。
小屋裏空間との温度差で結露が発生します。
小屋裏・野地合板を高湿化する要因となります。

 

流し桟?

▼野地合板を留め付ける釘周りの結露事例▼

スレート屋根材が日射を受け、急激に温度上昇します。
一方、垂木に留め付けられている釘は温度上昇が遅れ、その釘頭部分は低温となり、結露が発生します。
野地合板を高湿化させる要因となります。

 

流し桟?

▼化粧スレートを留め付ける釘周りの結露事例▼

スレート屋根材が日射を受け、急激に温度上昇します。
一方、スレート屋根材を留め付けている釘は小屋裏温度の影響を受け温度上昇が遅れ、釘頭部分で温度差ができ、結露が発生します。
釘を腐食させ、耐風性能が低下し飛散の恐れがあります。

以上、3つの結露リスクのある化粧スレートと比べて、瓦屋根の流し桟工法(通気構法)は長期的にも安心な工法と言えます。

瓦屋根の流し桟工法は75~90年間、大掛かりな葺き替えをする必要はありません。

一方、スレート屋根は10年毎に塗装、30年毎には葺き替えが必要となる屋根材です。

90年間では3回の葺き替えが必要となるので、大幅に費用がかかります。

1回の葺き替え費用が200万円とすると、3回で600万円となります。

10年毎の再塗装が90万円とすると、6回で540万円となり、合計で1140万円にもなります。

一方、瓦屋根の流し桟工法は初期費用が40万円程度、高くなりますが、その後は大幅な葺き替えなどは行わないため、圧倒的に安価となります。

長期優良住宅の屋根としては、瓦屋根の流し桟工法がお勧めです!

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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