日本瓦屋根にお住まいの方へ。築20年以上の屋根は棟の耐震補強が必要です!まずは点検を!

日本瓦屋根の方へ、築20年経過した日本瓦屋根は棟の耐震改修しましょう!

みなさま。こんにちは~。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

下のグーグル写真の赤丸はなんだと思いますか?

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答え・・・巨大地震が来たら崩れる築30年以上の旧工法の日本瓦屋根です。

このままだと街並みの半分に被害が発生することが予想されます!

そこで、この被害を未然に防ぐ方法を考えてみました。

瓦屋根の耐震化に助成金/鳥取県の取り組み

以前、屋根の業界誌、日本屋根経済新聞の1面に鳥取県の取り組みが紹介されました。

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以下、概略。

一昨年10月の鳥取県中部地震(最大震度6弱)により発生した日本瓦屋根の被害を踏まえて、瓦屋根の耐震化に助成金を出す。

これまでは、住宅耐震改修助成制度に対象外だった瓦屋根の耐震化を初めて盛り込んだ。(全国初の取り組み)

棟部の瓦を留め付けていない工法(旧工法)の瓦屋根について、瓦を留め付けて耐震性を高める改修工事に対して、その費用の約3分の1、30万円を上限に施主に補助するというもの。

この取り組みは、

瓦屋根の住宅・周辺住民の減災

観光資源である景観の継承の観点

では必然であり、とても注目されています。

大阪府北部地震で発生したブロック塀の倒壊と同様に、古い日本瓦屋根棟部の倒壊も周辺住民の避難の妨げになることが予想されます。

避難するための道路に瓦が落下する危険があります。

この鳥取の取り組みが全国の自治体に拡がることを望みます。

 

古い日本瓦屋根棟部の震災被害

古い日本瓦屋根棟部の震災被害は東日本大震災で大きな問題となりました。

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青丸のように、地震の揺れにより棟部(屋根の頂点部分)の瓦が崩れるという被害です。

このような被害は築30年以上の建物で多く見られました。

瓦の施工方法で言いますと旧工法とよばれる耐震性の低い工法で被害が発生しました。

 

旧工法の瓦屋根とは

旧工法の瓦屋根とは、築20年以上経過した日本瓦の屋根に多く見られます。

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上の図がその耐震性の低い旧工法の断面図です。

青丸の中が棟部ですが、銅線(黒い線)で五角形に冠瓦、のし瓦と葺き土をしばっています。

冠瓦と葺き土は建物とはつながっていないため、大きな揺れで葺き土が割れ、先程の写真のように棟部が崩れます。

 

一方、現在の瓦屋根施工ではガイドライン工法と呼ばれる耐震工法となっているので安全安心な瓦屋根となっています。

 

古い日本瓦屋根棟部の耐震改修

棟部が旧工法の瓦屋根については、棟部のみを耐震改修することができます。

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ガイドライン工法と呼ばれる耐震工法で改修することが一般的です。

ポイントは、棟部の葺き土の中に建物と連結する固定金具が使用されているため、大きな揺れに対しても棟の瓦全体が一体化していて、倒壊することはありません。

瓦屋根の耐震改修の施工法の手順について、詳しくは下記ブログに詳細写真もありますのでご覧ください。

担当者の方へ!店舗・公共施設の日本瓦棟部はガイドライン工法で改修してください!!

 

三州瓦の地元・高浜の被害予想

三州瓦の地元は、愛知県の高浜市、碧南市、半田市などです。

当然、多くの建物は古い日本瓦屋根のままとなっています。

瓦屋根はほとんど劣化することがないため、メンテナンス費がかからず、地元の皆様の安心な生活に貢献しています。

今でも30~50年前の旧工法の瓦屋根を問題なくそのまま使用いただいています。

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航空写真から高浜を見てみると赤丸の旧工法の屋根が目立ちます。

南海トラフなど巨大地震が来た場合には、残念ながら、この瓦屋根の街並みはブルーシートの街並みへと一変してしまいます。

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三州瓦の地元高浜がブルーシートの街並みになることだけは避けたいと、いろいろな機会に、棟部の耐震改修をしてくださいとPRしています。

例えば、数年前に愛知県・大学と共同研究して、外付けの棟瓦の耐震補強工法を開発しました。

この外付けタイプの工法は、耐震改修を行うよりも短納期・安価に設置できる特徴があります。

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しかし、PR不足のため、耐震補強の重要性がほとんど皆様には届いていないのが現状です。

我々のPR不足が一因ですが、いつ来るか分からない巨大地震のために、雨漏りや不具合が生じていない屋根を改修する必要性が伝わっていないと感じます。

巨大地震が来ていない地域では、ブルーシートの負の街並みをなかなかイメージしていただけないようです。

一方、地震を体験した鳥取県では、大切な我が家であると同時に、街並み・景観となる瓦屋根の耐震化が必要だと判断されたものです。

この鳥取の取り組みが全国の自治体に拡がることを望みます。

 

巨大地震前に棟部を改修するメリットは?

巨大地震の前に、古い日本瓦屋根の棟部を旧工法から現在の耐震工法にメンテナンスしていただくメリットは以下の通りです。

①改修部分が最小限となる

棟部が倒壊するとその他の瓦(平部や1階屋根)にも被害が発生するため、改修部分が多くなる。

事前に改修することで、棟部だけの最小限となる。

②工期が短い。

棟部が倒壊すると被害が大きくなり、工期も長くなる。

さらに、たくさん被害が発生するため、改修の順番待ちとなり、屋根は長期間(1~2年間)、ブルーシートのままとなる。

事前に改修することで、改修の順番待ちはなく工期も短い。

③建物の劣化を防ぐ。

棟部が倒壊すると長期に渡って、ブルーシートに覆われることとなり、雨漏りのリスクが高くなり、建物の劣化につながる。

事前に改修することで、建物への被害も防ぐ。

④安価に改修できる。

棟部が倒壊すると上記のような問題が発生するため、改修費用が大幅に増加する。

事前に改修することで、安価に安全安心を得ることができる。

⑤周辺の方々へ減災となる。

敷地近くに建っていると道路・隣家等に倒壊した瓦が飛散する可能性がある。

避難をしている周辺の方への被害を防ぐことになる。

 

上記のようなメリットがあり、古い日本瓦屋根にお住まいの皆様の生活を守ることができます。

さらに、三州瓦の街並みがブルーシートの街並みとなることを防ぎ、大切な日本瓦文化を後世に残すことができます。

 

鬼師の技術・文化の継承にも貢献

日本瓦棟部が残ることで鬼瓦・手作りの鬼師の技術・文化を継承することにもつながります。

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上写真は東日本大震災で棟に被害があり、復旧した住宅です。

棟の鬼瓦がなくなって、冠一本伏せの棟部になっています。

観光地などでは、鬼瓦のある街並みを残すことは観光資源を守ることにつながりますよ~!

 

まとめ:古い日本瓦屋根棟部の耐震補強はメリットが多い!まずは点検してくださいね!

瓦屋根の耐震化に助成金を出す取り組みが鳥取県で行われました。

全国には、まだ、多くの旧工法の日本瓦屋根が存在しています。

巨大地震前に、瓦屋根棟部の耐震補強を行ってください!

震災後の改修よりも断然、メリットが多く、安価となります!

まずは、点検してくださいね~!

疑問などありましたら、お気軽にお問い合わせください!

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愛知県の方は、是非、ご相談・ご依頼くださいね~!

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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