瓦の寿命・耐久性について調べました!古瓦も強いです!

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

瓦の耐久性について調べました。

日本での瓦の始まりは西暦588年以降に日本に渡って来たと言われています。

現存する日本最古の瓦は元興寺の瓦と言われています。1400年前の瓦が現役で使われているそうです。

法興寺

↑元興寺

瓦の耐久性を示すデータ

現在の瓦の耐久性を示すデータ・評価方法がなかなかありません。

そこで、屋根葺き替えの現場で廃棄された古瓦を採取して、その物性がJIS規格(曲げ破壊荷重1500N以上)と比べてどのような違いがあるか調べてみました。

古瓦は5種類、50~100年前のいぶし瓦3種類と30年前の釉薬瓦2種類です。

No.1の一宮のいぶし瓦屋根です。

屋根葺き替えのため、めくられた古瓦を採取しました。

古瓦の寸法・重量測定

寸法、重量を3枚ずつ測定しました。

古瓦各3枚ずつの寸法・重量のバラツキを見ますとNo.1~3の50年以上前の古瓦はバラツキが大きいことがわかります。

一方、No.4.5の40年以内は、寸法・重量ともバラツキが小さくなっています。

バラツキの原因として、①経年劣化によるもの ②もともと生産時からのもの が考えられます。

瓦一枚ずつを観察しますと、経年による汚れ・土の付着等は確認できます。

しかし、割れ・剥離などはありませんでした。

おそらく、①によるものではなく、②の生産時からのバラツキと考えられます。

当時の生産方法では、原料である粘土、製造における成形時、焼成時のバラツキが大きかったので、これに起因するものだと思われます。

一方、40年以内では、原料である粘土の精製方法、瓦製造設備(土練機・プレス機・乾燥炉・焼成炉)の高度化により、瓦製品の品質向上によるものだと思われます。(粘土がわら JIS A 5208は1954年10月30日に制定されています。三州瓦においては、40年前から多くの工場がJIS製品を製造しはじめました。)

 

古瓦の物性測定(曲げ破壊荷重、吸水率)

古瓦の物性を測定して、経年劣化が観察されるかを調べました。

曲げ破壊荷重は名城大学理工学部建築学科構造実験室において、測定が行われました。(2011.11.04)

吸水率は(株)神清において、測定しました。(ともに、粘土瓦のJIS規格A5208に準拠しました。)

曲げ破壊荷重はNo.3を除いて、JIS規格の1500N以上になっていました。

吸水率はNo.1を除いて、JIS規格の12%以下になっていまいた。

寸法測定結果と同様に、経年劣化により、上記の結果になったというよりは、製造過程における個体差の影響が考えられます。

No.4、5では、24~32年経過したものですが、曲げ破壊荷重、吸水率ともJIS規格を十分クリアする数値を示しています。経年による物性の変化はわずかと思われます。

さらに、No.2においては、80年経過していても、曲げ破壊荷重、吸水率ともにJIS規格をクリアしていますので、粘土瓦本体の耐久性はその施工場所(塩害・凍害を除く)が適切で、外的荷重が加わらなければ、十分に60年以上持つと言えます。

 

まとめ:瓦の耐久性が高く、経年変化がほとんどないことを確認しました!

瓦は経年劣化もほとんどない耐久性に優れた屋根材です。

メンテナンス費用は他の屋根材(化粧スレート・金属屋根)に比べ過少です。

築10年時、住宅ローンを抱えながらのメンテナンス費用はできるだけ抑えたいものです。

長寿命住宅をご検討の方は是非、瓦のメリットを知った上で、判断していただきたいと思います!

屋根に関して、お悩みのことがありましたら、お気軽にご相談ください!

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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