業界誌・日経ホームビルダー11月号・台風被害 弊社の提供した写真が掲載!

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

住宅建設の業界誌、家づくりの実務情報誌「日経ホームビルダー」2018.11月号で、台風21号の屋根飛散の記事が掲載されました。

屋根被害の調査を同行したり、特徴的な現場の写真を提供しました。

大阪での現地調査を行い、台風被害の恐ろしさを初めて実感しました。

屋根の被害が少なくなるように、ポイントをご紹介します!

 

台風21号は5万件を超える住家被害

台風21号は約5万件を超える住家被害をもらしました。

第2室戸台風(1961年)に匹敵する被害状況だそうです。

50年以上前の台風以来の被害であり、私は初めて体験しました。

地球温暖化の影響もあり、50年に1度の台風だからしょうがないと言い切れない感覚を正直持っています。

今まで屋根は、災害=地震と思っていたのですが、台風に対してもしっかり対策が必要だと強く感じました。

 

屋根全体が飛ぶ恐怖

大阪の現地調査で偶然出会ったのですが、屋根材が飛ぶだけではなく、屋根全体が飛ぶという恐ろしいことが発生しているのです。

こちらは同行していて、偶然出会ったのですが、金属立平葺き・片流れ屋根が屋根全体が飛んでしまっていました。

屋根全体がお隣4軒の屋根の上を転がりながら飛散したそうです。

お隣4軒も相当な被害となっており、太陽光パネルも破損していました。

 

もう1軒は地震被害で、瓦屋根をガルバリウム鋼板金属立平葺きに葺き替えたそうです。

葺き替えが終わった直後に台風が来て、軽くなった屋根全体が飛散してしまったという、本当に悲惨な現場でした。

こちらも屋根が隣の家にあたり、隣の家は大きく破損していました。

保険でお隣さんも補償できればいいのですが、火災保険・台風ではできないそうです。

被害を受けた側は怒り心頭ですよね。

その場で少しお話を聞いているだけでも、屋根の被害だけではなく、地域のコミュニティも崩れてしまったように感じました。

地震対策として、「屋根をただ軽くすればいい・瓦を金属にすればいい」だけでは、ダメだということを痛感しました!

 

金属屋根・くぎの結露により飛散

私が心配している現象は、屋根を留めているくぎの結露により、木材が劣化して耐力が低下することです。

金属屋根を留めるくぎの結露に関しては、ご指導いただいている土屋先生にも検討いただきました。

野地板の湿気がくぎ周辺に集まり、結露しやすくなる。

この現象はスレート屋根の棟包板金でも多く見られた現象です。

貫板を留めるくぎは屋根に残り、貫板のくぎ周辺が劣化して、貫板ごと、棟包板金が飛散する現象です。

台風で金属屋根が大きく飛散するというとても危険な様子はテレビなどでも多く放映されましたが、その原因をしっかり理解し、対策が必要だと思います。

その一因として、くぎの結露が問題です。

屋根での結露は、まだあまり知られていないので、今後、対策が急務と言えるでしょう!

また、金属屋根・立平葺きはけらば部の金属も多く飛散していたようです。

 

日本瓦の施工要領書も紹介していただきました!

日経ホームビルダーの記事の中では、日本瓦の施工要領書も紹介いただきました。

現在の瓦屋根は地震対策と併せて、台風対策もしっかり行っています。

棟瓦も銅線で巻くのではなく、しっかり補強金物で固定する仕様になっています。

詳しくはこちらをご覧ください。

「瓦屋根標準施工要領書」(JKY2014)

少しでも多くの方に、瓦屋根の安心・安全な施工方法があることを知っていただきたいと思っていますので、記事に紹介していただき、感謝・感激しました!

 

まとめ:屋根材をしっかり留め付けても木材が腐朽してはダメ!

今回の台風被害現場を見ますといくつか明確になったことがあります。

・新しい建物は被害がほとんどない。(屋根材を問わず)

つまり、瓦屋根は最近の施工方法なら、巨大台風にも耐えることができます。

・金属屋根、棟包板金の被害から留め付けをしっかりしても、木材が腐朽してはダメ!

その対策としては、屋根面での結露を防ぎ、木材の腐朽を長期に渡って防ぐことが重要となります。

・瓦屋根を単純に軽くするだけではダメ!

地震対策として、瓦から金属屋根にするだけは耐風性が心配です。建物全体の補強計画の中で、検討することが重要です。

 

温暖化で巨大台風の発生が増えていますので、しっかりと災害に強い屋根を検討することが重要だとわかりました!

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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