天井断熱ってなに? 屋根の用語・Q&A

Dr.神谷
Dr.神谷
  • 住宅の性能の中で、重要な性能として、断熱性能があります!
    屋根に対しては、「天井断熱」と「屋根断熱」の大きく2種類の方式となります。
    現在まで、主流となっている「天井断熱」をご紹介します!

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天井断熱とは、水平の天井上で断熱する方式です!

天井断熱とは?

天井が水平で、その天井上に断熱材があるタイプです!

日本の住宅は、多くがこの天井断熱となっています。

赤い太線が断熱材。

図のように、天井の上に、断熱材が入れてあります。

 

ご自宅が確認するには、お部屋の天井やクローゼットの天井に、点検口があるはずです。

そこから、顔を出して懐中電灯で照らすと、断熱材が敷いてあるのが確認できます。

下の写真のような感じです。

上の写真の天井断熱材は綿のような繊維状のもの(グラスウール)が袋に入っているタイプのものです。

天井断熱では、小屋裏換気(こやうらかんき)が必要です。

屋根では、結露が発生することがあります。

屋根の木を腐朽させることがある、厄介なものです。

これは、ごく普通のお宅の実例写真です。

天井の点検口から小屋裏(屋根裏)を、覗いたところです。

野地合板が水分により劣化しているので、一瞬、雨漏りを疑いますよね。

じつは、これが結露による劣化です。

ここには、小屋裏換気がありませんでした。

室内から小屋裏に入ってくる湿気が、野地合板で結露して木材に水分を与えてしまいます。

この結露が繰り返されることで、野地合板・棟木・垂木という、屋根の構造材が腐ってくるのです。

小屋裏換気がないと、屋根の木材が腐る可能性が、とても高いということです。

天井断熱と小屋裏換気はセットだとお考えください。

 

図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。

【屋根用語・Q&A集】屋根の用語・疑問を図解でやさしくお答えしています!

 

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