雨漏り調査で使用している赤外線サーモグラフィーでは、断熱材欠損の有無も調査できます!

赤外線サーモグラフィでは、断熱材欠損を確認することができますよ!

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

雨漏り調査で使用している赤外線サーモグラフィは物体の表面温度を測定できます!

住宅調査では、断熱材欠損の有無を調査する時にも使用します。

天井・壁を解体することなく、赤外線サーモグラフィで表面の熱画像を撮影して調査を行います。

いくつか断熱材欠損の事例を示します!

外壁部の断熱欠損

断熱壁?

このように目視で見ても何も違和感のない外壁ですが、熱画像を撮影すると・・・

こんな感じです!

熱画像では色の違いによって、温度の違いを示しています。

この画像では、赤系の部分は温度が高く、青系は温度が低くなっている部分です!

この温度差が何による原因なのか?を解析していきます。

基本的には、壁面は同じ温度となるのが一般的ですが、実際には様々な要因で、温度差が生じています。

その温度の違いは建物の構造・撮影状況・材質の違い・含水率・日射などにより発生します。

その中で、断熱材の欠損が原因と思われる温度差部分を探して、欠損の有無を判定します!

白丸部分は左右の外壁面の温度と異なっています。

この部分に断熱材欠損がありました。

断熱材が入っていないため、室内温度の影響で他の部分に比べて高温になっていました。

古い住宅の天井の断熱欠損

次は天井面の断熱欠損です。

和室の天井面を撮影したところ、

熱画像はこんな感じ・・・

白丸の部分に、断熱材の欠損がありました。

屋根からの熱気が断熱材の欠損部分で、室内側へより多く伝わっています!

天気のいい昼間はこのように、屋根から室内への熱の伝わりとなります。

昔の住宅では、断熱材を天井に載せているだけという感覚で工事されている場合も多く、このような欠損のある天井をよく見かけます。

最近の住宅の天井の断熱欠損

築10年程度の比較的新しい住宅の天井を撮影しました。

これは冬の夕方、撮影したものです。

室内側の温度が高く、天井上の小屋裏が温度が低い時の撮影です。

白丸の断熱材欠損部は温度が低くなっています。

室内の熱が欠損部分から天井上に逃げてしまっています。

天井上を見てみるとダウンライトなどの電気配線部分に隙間があり、その分が欠損となっていました。

 

断熱材の施工

通常の断熱材施工は断熱施工業者さんがいるわけではありません。

それ以外の建材は専門の施工業者さんがあるのですが、断熱材の場合は、大工さんが施工する場合がかなり多いようです。

最近になってやっと、断熱施工の講習会が開かれる状況です。

 

そのため、今まで、あまり高断熱住宅に積極的ではなかった温暖地域では、天井に袋入り断熱材を敷き並べる施工がまだまだ多く行われています。

天井には、間仕切り壁、野縁、吊木、ダウンライト、換気ダクトなどさまざまなものがあり、袋入り断熱材を敷き並べるだけでは、欠損が発生しやすい状態です。

壁には、筋かい、窓などの開口部、コンセントボックス、貫通配管などさまざまなものがあり、袋入り断熱材を間柱に押し込むだけでは、欠損が発生しやすい状態です。

一方で、防湿層の連続性はむずかしく、別張りの防湿層が推奨されています。

天井断熱・屋根断熱・壁断熱での断熱材・防湿層の欠損は、構造躯体の結露による腐朽劣化に直結します。

住宅の耐久性に関わる最重要ポイントと言えます。

さらに、多くの場合、大工さんが断熱材を施工した後に、電気屋さんがダウンライトや換気ダクトなどを施工する工程となっています。

電気屋さんなどは、断熱施工のポイントを知らない場合もありますので、最終的に断熱・防湿がしっかり施工されていることを確認することも重要です。

今後、省エネは求められる必須の住宅性能となっていきますので、住宅調査の折りには、断熱材欠損調査も行われることをお奨めいたします。 (

 

まとめ:赤外線サーモグラフィを使って、断熱材の欠損を調査できます!

雨漏り調査に使用する赤外線サーモグラフィで、壁・天井などの断熱材の欠損の有無を調べることができます。

古い住宅では、天井部分で、断熱欠損を多く見かけます。

冬の暖房した熱がどんどん逃げていきます!

断熱材を正しく施工することが省エネにつながりますし、住宅の耐久性向上にもつながる重要なファクターとなります。

 

専門用語もあり、わかりにくい所もあったかと思います。

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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