スレート屋根からの雨漏り 方形屋根の隅棟を棟包み板金で葺き替え

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の屋根・雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

スレート屋根から雨漏りしている人。

スレート屋根の葺き替えを検討している人。

スレート屋根のメンテナンスを検討している人。

 

この記事で伝えたいこと

「スレート屋根から雨漏りしている」とご相談をいただきました。

塗装メンテナンスは行われていたのですが、踏み割れもあり、アスベスト入りのスレートなので、葺き替えを提案しました。

葺き替えは、現在のアスベストが入っていないコロニアルグラッサで行いました。

隅棟から雨漏りしていたので、現在の棟包み板金に交換しました。

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工事の概要

スレート屋根からの雨漏り  コロニアルグラッサで葺き替え

工期:3日

築年数:25年

スレート屋根からの雨漏り 方形屋根の隅棟を棟包み板金で葺き替え

「スレート屋根から雨漏りしている」とご相談をいただきました。

お伺いしてみると、スレート屋根は塗装メンテナンスをされていたので、それほどひどい状態ではありませんでした。

しかし、雨漏りを直すには、葺き替えかカバー工法となってしまいます。

アスベスト入りのスレート屋根のカバー工法は負の遺産を先送りして、次のメンテナンスでは、2倍以上の費用がかかるというお客様にはメリットが少ないので、葺き替えをご提案しました。

雨漏りしている野地板の上にふたをするカバー工法はお客様も心配とのことで、葺き替えを選択していただきました。

安価な葺き替えをご希望されたので、新しい屋根材はコロニアルグラッサで葺き替えしました。

雨漏りの原因は、隅棟から浸入していました。

簡単に、葺き替え工事の様子をご紹介します。

 

スレート屋根の雨漏り 葺き替え工事

工事前

2階の天井板が雨漏りで垂れ下がっていました。

この天井板の状態から比較的頻繁に雨漏りしていたと思われます。

屋根は方形(ほうぎょう)形状で、隅棟の板金は差し込みタイプとなっていました。

再塗装されているので、見た目は悪くありませんでした。

しかし、踏み割れも多々あり、雨漏りの原因をピンポイントで探すことはむずかしい状態でした。

工事中

スレート屋根をめくりました。

隅棟はイカの形状をした差し込みタイプとなっていました。

現在では主流の形状ではありません。

黒い防水シートの上に白く汚れている部分は、スレート屋根から防水シートの上に浸水した箇所となります。

前日の雨が毛細管現象でくぎ孔まで浸入して、濡れているのがわかります。

他のところより白くよごれている部分が雨漏りしていた箇所となります。

防水シートを一部はがしてみると野地板の雨漏り痕がハッキリわかりました。

イカ形状の隅棟の際は、防水シートが切れていて、雨水が浸入した痕を確認できました。

野地板を増張りして、下地の強度を確保しました。

くぎ孔の止水性が高い改質アスファルトルーフィングという高グレードな防水シートを設置して雨漏りを防ぎます。

コロニアルグラッサを施工します。

隅棟から浸入しないようにマニュアル通り端部をカットしています。

雨漏りしたスレート屋根の葺き替え工事ビフォー・アフター

施工前

施工後

隅棟は棟包み板金を施工しました。

アスベスト入りのスレートを取り除き、新しい野地板を設置して、高耐久塗料のコロニアルグラッサに葺き替えたので、今後、20年以上は安心できる屋根の完成です。

アスベスト入りのスレートはカバー工法せずに、葺き替えをオススメします。

 

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