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瓦屋根は、グレーの他にもたくさんあることを雑誌で知りました。瓦の形や色が何種類あるか教えてください。
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日本工業規格(JIS)は、瓦(粘土瓦)の種類を、製法、形状、寸法によって、次のように区分しています。
A製法による区分:釉薬瓦、いぶし瓦、無釉瓦(含塩焼瓦)の三種。
B形状による区分:J形、S形、F形の三種(三種いずれも、基本形となる桟瓦を中心に、葺く場所・用途によって、軒瓦、袖瓦、のし瓦、冠瓦など4〜5種の瓦が組み合わせられる)
C寸法による区分:J形(6種)、S形(2種)、F形(1種)
この他に、それぞれのメーカー独自の色がありますので、順列組合せをするだけで、アッという間に数百種になってしまうことがお分かりでしょう。現在、当組合のメーカーが製造している製品の全種類を数えると、総数1200〜1300種に上ると考えられています。ちなみに、最も基本となる「桟瓦」の“寸法の種類”を次に掲げておきましょう。
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■桟瓦の寸法■
形状による 区分 | 寸法による 区分 |
寸法(mm) | 参考 |
長さ A | 幅 B |
働き寸法 | 許容差 |
谷の深さ (山の高さ)C |
3.3平方メートル あたりの ふき枚数(概数) |
長さ a | 幅 b |
J形 |
49A | 315 | 315 | 245 | 275 |
±4 |
35以上 |
49 |
49B | 325 | 315 | 250 | 265 |
53A | 305 | 305 | 235 | 265 |
53 |
53B | 295 | 315 | 225 | 275 |
56 | 295 | 295 | 225 | 255 |
30以上 |
57 |
60 | 290 | 290 | 220 | 250 |
60 |
S形 |
49A | 310 | 310 | 260 | 260 |
50以上 |
49 |
49B | 335 | 290 | 270 | 250 |
40以上 |
F形 |
40 | 350 | 345 | 280 | 305 |
(35以上) |
40 |
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