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今度鉄筋3階建の上に、ふつうの瓦屋根をのせた家を考えていますが、何か不都合なことは起きないものなのでしょうか。お願いしているハウジングメーカーの担当者は「問題ない」といっています。
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ご存知のように、瓦屋根は、木造建築の屋根として、長年にわたって親しまれ、その技術を高めて来ました。その技術は、世界有数の地震国でもあり、毎年必ず襲ってくる台風の通り道であるわが国の厳しい自然環境の中で数百年にわたってさらに磨きをかけられてきたといっていいでしょう。この技術の蓄積がRC造やS造の建築にも生かされるようになって来ました。大都市郊外の大型マンションに、美しい傾斜を持った瓦屋根が、最近増えてきたのはそのためです。
当初公共施設など中高層の大型建築物が中心だった施工例が、ご相談のような低層木造住宅にも及んで来たため、国及び業界団体では、これらに対応する施工の標準化をはかるようになって来ました。その成果が、平成13年の「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」(全瓦連他)に結実しています。このガイドラインでは、屋根の下地材に何を使ったらいいか、その下地材ごとに瓦をどのように固定してらいいか等、詳細な施工基準が決められています。したがって、鉄筋と瓦屋根という、ある意味で異質なものの組合せも、安心してまかせることができるようになりました。
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