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「ガイドライン工法」ともう一つの国の基準であるJIS規格の関係について教えてください。
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「ガイドライン工法」は、国が定めた耐風、耐震などをクリアするための施工基準ですが、良い工事をするためには、それにふさわしい良い屋根材を使うことが前提条件となります。
屋根材はふつう、瓦などの「主資材」と、瓦を固定するための「副資材」(クギ、ビス、銅線などの緊結材、雨漏りなど防水性を必要とする下葺材、その他)に分けることができます。最近では、瓦を固定する桟木に、スギ、ヒノキなどの天然木でなく、防水・防腐効果の高い合成樹脂やアルミなどの人工桟木も副資材に加えています。
JIS規格(日本工業規格)は、これら屋根材の品質を保証する基準と考えることができます。三州瓦は、JIS規格に添ってつくられています。
周知のように陶器瓦(粘土瓦)は、その製法や形状、寸法がJIS規格によって細かく決められています。また、その重量や曲げ破壊荷重及び吸水率、耐凍害性についても、細かな基準が設けられています。瓦のパンフレットや広告でよく目にするJ形、S形、F形は、JISの形状分類によって決められた表示方法を、そのまま表現したものです。瓦以外の副資材についても、それぞれJIS規格があり、その品質レベルを保つことが決められていますので、これらのすぐれた屋根材を使って「ガイドライン工法」を行えば、一級の工事が実施されたと見ることができます。
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