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地震に強い屋根といのは本当にあるのでしょうか。テレビなどではよく、瓦屋根の家が倒れた映像が出ていますが、大丈夫でしょうか?
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「地震に強い家」というのはありますが、「地震に強い屋根」という表現は、あまり適当ではありません。地震に強いか弱いかは、家全体の構造(バランス)や地盤の良し悪しによって大きく違ってくるからです。もちろん屋根も構造材の一つですから大きく関係してきますが、屋根だけを取り上げてどうだというのは、あまり科学的な態度とはいえないでしょう。
とはいえ、屋根自体の強度を上げる工夫はつねに行っていく必要があります。その大きな成果が、平成13年に完成した「ガイドライン工法」です。
ガイドライン工法は、震度7の阪神大震災(818ガル)クラスの地震にも、瓦を落とさない画期的な工法ですので、「地震に強い屋根」といえるかもしれません。テレビ報道については、大変難しい問題ですが、昭和56年の建築基準法の改正以前に建てられた住宅には、瓦屋根の家にかぎらず構造上の問題が多いため耐震性が小さい、と指摘するにとどめます。
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