日本瓦の大きさは小さい種類は、約15㎝角。大きい種類は約30㎝角。
日本瓦の大きさは小さい種類は、約15㎝角。大きい種類は約30㎝角。
日本瓦の大きさはどれぐらいですか?と質問を受けました。
一般的な三州瓦では、縦約30㎝、横約30㎝の大きさです!
屋根材1枚の大きさとしては小さい方と言えます。(金属屋根材やスレート屋根はもっと大きいものが多いです。)
ここで、一般的と言いましたが、実は同じ日本瓦でもたくさんの大きさがあるのです。
分かりやすく表現した写真があります。
大きい日本瓦42枚判と小さい日本瓦100枚判では、倍以上の違いがあるのです。
表にしてみますと、
上の表は、建築寸法の寸(すん)と単位の表示です。
1寸=30.3mmとなります。
一番小さい120枚判は、横(働き幅)5寸(151.5mm)縦(働き長)4寸(121.2mm)です。
三州瓦の現在の標準の大きさは、53A判 横(働き幅)8.75寸(265mm)縦(働き長)7.8寸(235mm)となります。
こんなに大きさが異なる種類があるのです。
何故かというと、建物の種類や地域性によって、異なるからです。
三州瓦は53A判が標準で、1坪53枚、1㎡16枚を使用する大きさです。
同じ三州瓦でも、玄関上や塀・門に使用される瓦は小さく、80枚判(小瓦・こがわら)となっています。
塀や門より遠くにある住宅の瓦を大きくすることで、見たときのバランスがよくなります。
また、大きな社寺では、もっと大きな瓦が使用されます。
長く続いている瓦文化は、そのときそのときでよりよくなるように進化しています。
かつ、長寿命なので、昔の屋根にも対応できるように昔の瓦を復元できる仕組みもあります。
同じ日本瓦なのに、こんなにたくさんの種類が残っている理由なのです。
補修用瓦をお問い合わせの際には、寸法測定をお願いいたします。
補修用瓦をお問い合わせの際には、写真とともに、寸法測定をお願いいたします。
写真は、破損した写真、屋根の写真、1枚の写真など、何かあれば、必要な瓦をお送りするのに役立ちますので、併せて、お送りください。
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