いぶし瓦の可能性を感じさせる講演会!記念品は笑う鬼瓦!!

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こんにちは〜。

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

 

昨日はかわら美術館で行われた講演会を受講しました。

「みんなの知っている”いぶし瓦”

   みんなの知らない”いぶし瓦”」

という題名で、「いぶしの科学」「三州瓦の発展の歴史」について勉強しました。

 

日曜日の午後2時からでしたが、一般の方も多く参加されていました。

 

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「いぶしの科学」の部分では、

 

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あいち産業科学技術総合センターの福岡先生から現代と古代のいぶし瓦の色の分析に関して、ご発表いただきました。

 

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古来(飛鳥、奈良時代)からいぶし瓦が作られていました。

そもそも、いぶし瓦とは、瓦の表面に炭素膜が付与されている瓦です。

 

古代のいぶし瓦は黒色、現代のいぶし瓦は銀色をしていて、この色の違いがどうして生まれるのか?を科学的に分析されたそうです。

 

昔と今では、製法にいくつかの違いがあります。

焼成温度の違い

②素地の平坦性の違い

③勲化ガスの違い

④経年変化の違い

⑤素地の組成の違い

⑥窯の構造の違い

 

どの要因が大きいのか?炭素膜を分析して調査されました。

分析には、億を超える高価な装置を使用。

走査電子顕微鏡透過型電子顕微鏡で観察。

ラマン分光光度計で構造を調べた。

X線吸収分光で配向を調べた。

 

難しい分析の結果、現代の瓦は炭素のグラファイトの構造が配向しているため、銀色になっているそうです。

一方、古代の瓦はグラファイトの構造が配向していないため、黒色だそうです。

 

次に「三州瓦の発展の歴史」は、

 

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東京都の金子先生から江戸時代の瓦と三州瓦についてご講演いただきました。

 

色だけではなく、時代における瓦の形状の特徴を教えていただきました。

 

その後、座談会において、いぶし瓦の未来について議論がありました。

 

いぶし瓦の良さは、

・銀色の色あい

・雨による色の変化

・経年美(侘び寂び)

などだそうです。

 

今後、リフォーム、社寺仏閣、街並み・景観に必ず必要とされるいぶし瓦を後世に残すように後継者を育てる取り組みにもチカラを入れるそうです。

 

お土産に記念品もいただきました。

 

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笑う鬼瓦。

部屋に飾ることにしました。

いぶし瓦のいろいろな可能性を感じた講演会でした。

 

 

 

 

 

 

 

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