日本瓦屋根パーツの呼び名を知りたい方!こちらの図をご覧ください!
自然災害や塗装工事などで、瓦が破損した場合に、よくお問い合わせいただきます。
「瓦屋根の一部が割れたけど、これがほしい」と写真を送っていただくことがあります。
瓦屋根はパーツが多いので、何て呼んでいいか、わからないですよね!
そこで、今日は日本瓦屋根のパーツの呼び名を簡単な図で紹介します!
日本瓦
日本瓦は古くからあるもっとも多く使用されている瓦です。
このような和風なイメージの瓦です。
一番多く使う桟瓦(さんかわら)はこんな形状をしています。
瓦の中に山が1つある形状をしていて、断面をみると甍の波に見え、日本瓦と呼ばれています。
瓦の大きさは305×305mmぐらいです。
屋根に並んでいるときの1枚の寸法は、上の図の利足235mm、利幅265mmで示されています。
日本瓦屋根のパーツ
和風の日本瓦屋根
主に使われる瓦の種類は8種類あります。
①桟瓦(さんがわら)・・・もっとも多く使われる瓦
②万十軒瓦(まんじゅうのきがわら)・・・屋根の一番下の1列だけに使う瓦
④袖瓦(そでがわら)・・・右・左の端に使う瓦
⑥角瓦(かどがわら)・・・袖瓦の一番下だけに使う瓦
⑭のし瓦・・・屋根の頂点の棟部で使用される瓦(冠瓦の下)
⑮紐丸(ひもまる)・・・屋根の頂点の棟部で使用される一番上に使う瓦
㉑またぎ巴(ともえ)・・・屋根の頂点の棟部の一番端で使われる瓦(鬼瓦の下)
㉕カエズまたぎ鬼・・・屋根の頂点の棟端部で使用される鬼瓦
さらに、入母屋屋根の日本瓦パーツです!
より複数のパーツが必要となりますので、下図を参考にしてください。
洋風の日本瓦屋根
主に使われる瓦の種類は6種類あります。
①桟瓦(さんがわら)・・・もっとも多く使われる瓦
②万十軒瓦(まんじゅうのきがわら)・・・屋根の一番下の1列だけに使う瓦
③袖瓦(右)(そでがわら)・・・右の端に使う瓦
⑤角瓦(右)(かどがわら)・・・袖瓦の一番下だけに使う瓦
⑦6~7寸丸瓦・・・屋根の頂点の棟部で使用される一番上に使う瓦
⑧6~7寸丸止(すんまるとめ)・・・屋根の頂点の一番端で使われる瓦
それぞれのパーツを図で示します。
上のパーツ図と屋根のどこの部分が破損したのか、見比べてどのパーツがお探しください。
破損した瓦の呼び名がわかりますと瓦を検索するときにもスムーズとなります。
日本瓦の寸法
日本瓦の寸法の目安を示します。
破損した瓦が日本瓦の場合、寸法を測定してみてください。
寸法が一致していたら日本瓦(53A)で間違いないと思います。
一方で寸法が違っていたら、日本瓦でも別の種類の微妙に大きさが違うタイプの瓦かも?です!
迷ったら、写真を撮り、寸法を測り、瓦屋にお問合せください。
(寸法は全長と利足、全幅と利幅では全く異なりますので、ご注意ください。)
一般の方が見ると同じ瓦のように見えても、微妙に違う種類の瓦で、破損した瓦と交換できないこともありますので、ご注意ください。
また、購入をご希望の方は、こちらからお選びください。
屋根について、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
愛知の屋根でお悩みの方は相談・点検・補修をお申し付けください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。