目次
防水工事の費用をご紹介します。
屋上・バルコニー・ベランダの防水層は、様々な仕様があります。
それぞれによって、補修方法も異なります。
種 類 | 費 用 | 特 徴 |
---|---|---|
ウレタン防水 | 6,000~8,000円/㎡ | 液状のウレタン樹脂を塗って、ゴム状の弾性のある防水層を作ります。障害物があるような場所に向いて、表面には継ぎ目が発生しません。 |
FRP防水 | 6,500~8,500円/㎡ | 液状のポリエステル樹脂に硬化剤を加えて、ガラス繊維などで補強・一体化した塗膜防水です。継ぎ目のない防水層となります。 |
塩ビシート防水 | 6,000~8,000円/㎡ | 塩化ビニル樹脂系のシート状の材料を接着剤等で固定します。耐久性・耐摩耗性が高く、最低限の下地処理で施工可能です。 |
アスファルト防水 | 6,000~8,000円/㎡ | アスファルトシートを貼り重ね、防水層を作る工事方法です。フラットではないため、歩行しないところに施工します。 |
実際には、既存の仕様・面積・状態によって補修方法・費用は大きく異なりますので、現場調査後の御見積もりをお依頼ください。
●ウレタン防水 (6,000円/㎡~)
ウレタン防水はウレタン樹脂の液体を塗布して防水層を作るため、既存防水層の上に設備などが設置されている複雑な形状にも防水層を塗布することができます。
参考記事⇒雨漏り対策にオススメ!ウレタン防水の5つの特徴を屋根屋が解説!
●FRP防水 (6,500円/㎡~)
既存防水がFRP防水の場合に、FRP防水で防水層を形成します。
参考記事⇒屋根の防水塗装の種類とは?費用や必要な症状などもすべて解説
●塩ビシート防水 (6,000円/㎡~)
既存防水がシート防水の場合に、シート防水を貼り替えします。
●アスファルト防水 (6,000円/㎡~)
既存防水がアスファルト防水の場合に、アスファルト防水で貼り替えします。
参考記事⇒屋上防水からの雨漏り アスファルト防水で雨漏り補修
屋上・バルコニー・ベランダからの雨漏り原因は?
傾斜のある屋根に比べて、フラットで屋上・バルコニー・ベランダは、雨漏り比率が高くなっています。
さらに、屋上・バルコニー・ベランダからの雨漏りはなかなか直らない場合があります。
原因の可能性となる箇所がいくつもあり、修理業者が誤診すると全面防水したのに雨漏りが止まらないケースも発生します。
屋上の場合は、パラペット、笠木、排水口(ドレン)、塔屋、設備などがあり、バルコニー・ベランダの場合は、サッシの下端、笠木、壁との取り合い部、排水口(ドレン)、外壁などが原因箇所となります。
そのため、弊社では、防水工事を行う前に雨漏り調査をして、原因箇所を特定してから御見積もり・防水工事のご提案をしています。
屋上からの雨漏り事例を紹介します。
防水層の劣化による雨漏り
屋上の防水材は必ず経年劣化しますので、そのままにしておくと、やがて、雨漏りします。
雨漏りした屋上防水の劣化事例を示します。
●防水層の膨れ
●防水層の浮き
●防水層の穴開き
●防水層のき裂
防水層の浮き・膨れはすぐに雨漏りが気になることはありませんが、下地の弱い部分から雨漏りへとつながります。
パラペットの上端からの雨漏り
パラペットの上端(じょうたん)からの雨漏りも多く発生しています。
パラペットとは、下写真の⇒部分が指している立ち上がり部のことで、屋上の防水において、重要な役割を担っています。
屋上に降った雨は排水口(排水ドレン)から縦樋へ流れる仕組みです。
しかし、パラペットの上端は屋上防水と壁との取り合い部となります。
職種も変わる場所であり、笠木がかぶることもあり、正しい施工が行われないと雨漏りの原因となります。
●パラペットの上端取り合い部のき裂
パラペットの上端で、壁との取り合い部では、材料が異なることもあり、き裂が入りやすいです。
●パラペットのジョンイント部の穴開き
モルタルなどで、ふさいであるはずのジョイント部に穴が開いているとそこから浸入することがあります。
参考記事⇒パラペット笠木からの雨漏り 屋上の雨漏り原因の1つ
パラペットの排水口からの雨漏り
普通の雨でも雨漏りする場合、排水口が原因の場合もあります。
●排水ドレンと防水層の取り合い部の劣化
●排水ドレン内の防水層のき裂
●排水ドレンの土ぼこりなどによる詰まり
排水ドレンからの雨漏りは、室内へ浸入する雨漏りの量が多くなります。
参考記事⇒なかなか直らない屋上防水からの雨漏り 排水ドレンの経年腐食
その他の雨漏り
屋上からの雨漏り原因として、その他、塔屋(とうや)や設備の配管貫通部などがあります。
塔屋のサッシ周りから最上階へ雨漏りすることもあります。
設備からの配管貫通部からも雨漏りすることもあります。
屋上からの雨漏りについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
⇒屋上コンクリートの屋根が雨漏りする原因は?メンテナンス方法を解説
バルコニー・ベランダからの雨漏り事例を紹介します。
防水層、排水口からの雨漏りは屋上と同じような事例ですので、バルコニー・ベランダ特有の雨漏りを紹介します。
サッシ下端の取り合い部からの雨漏り
サッシ下端とバルコニー立上り防水層の取合部の隙間から雨漏りすることがあります。
手すり壁の開口部からの雨漏り
バルコニーの手すり壁には、風を取り込むための開口部があります。
開口部はシーリングで止水していますが、経年劣化したシーリング部から雨漏りすることがあります。
笠木からの雨漏り
バルコニーの手すり壁の天端は笠木が覆っています。
笠木と外壁の取合部や手すりを留め付けて根本のシーリングが劣化して雨漏りすることがあります。
参考記事⇒バルコニーからの雨漏り 屋根・手すり壁を調査して部分修理
参考記事⇒ベランダ・バルコニーからの雨漏り原因と修理費用は?ズバリ、ご紹介!
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