目次
滑り止め工事の費用をご紹介します。
滑り止め工事の費用を以下の表にご紹介します。
種類 | 工事内容/工事場所 | 金額 |
---|---|---|
クリアグリップ | ほぼ透明な滑り止め材を塗布します。 ・タイルや御影石など ・浴室タイルの床 ・店舗のロビーや歩道 ・介護施設内の床 | 7,500~円/㎡ |
カパラグリップ | 耐久性の高い自然素材の滑り止め材を塗布します。 ・滑りやすいコンクリート表面 ・鉄板などの金属表面 ・工場の床 ・設備の縞鋼板性の床 | 10,000~円/㎡ |
滑り止め工事は様々な滑りやすい場所で施工可能となっており、その施工場所の状態によっては費用は変わってきますので、現場調査した上で御見積もりいたします。
●クリアグリップ工事 (7,500~円/㎡)
美観を変えずに滑り止め効果を持たせたい場所の施工に適しています。
浴場の床で転倒事故が起きないように床タイルの表面に透明なクリアグリップを施工しました。
参考記事⇒【転倒防止】浴室の床タイル・大理石用、「見えない滑り止め材」をご紹介します!
参考記事⇒滑り止め施工工事を行いました 防滑材 クリアグリップの施工です
●カパラグリップ工事 (10,000~円/㎡)
高い耐久性と防滑性が必要な場所の施工に適しています。(カラーとしては全5色ありますので、お選びいただけます。)
工場のフォークリフトが通る傾斜面にカパラグリップを塗布して、雨の日でも安心になりました。
参考記事⇒【転倒防止】外部階段・縞鋼板用滑り止め材「カパラグリップ」をご紹介します!
参考記事⇒滑り止め(防滑効果大)施工のカパラグリップをスロープに施工しましたよ
高齢化社会では転倒事故が増加(交通事故より危険)
先日、ある商業施設の店長さまから、
「雨の日に、玄関の床タイルでお客様が転んで、骨折してしまった。」とお話を聞きました。
お客様との話し合いの中で、なかなか折り合わなくて、困っていらっしゃいました。
さらに、滑り止め対策として、床タイルを交換するという大掛かりな改修案も検討されていました。
高齢化で転倒が増加。交通事故より多い死者数。
高齢化社会が進む中で、高齢者ドライバーによる交通事故が大きな話題となっています。
しかし、転倒・転落事故による死亡者数は、交通事故の約3倍にもなり、増加の一途をたどっています。
上グラフ:厚生労働省及び警察庁発表の人口動態統計及び交通事故発生状況の推移
平成26年~29年報告人口動態統計月報年計(概数)の概況 資料より抽出
なんと、転倒事故の90%が65歳以上となっています。
高齢化社会を迎えている中で、転倒事故防止対策の実施が社会全体の急務と言えます。
転倒してケガ。お店側が賠償責任を支払うという判例。
「バリアフリー新法」施行により、ビルオーナーや施工管理責任者の責任追及が強化されました。
上記は、床滑り転倒事故で、お店側に賠償命令が出たという、ネットニュースの抜粋です。
中には、床すべり転倒事故により、オーナーに数千万円の賠償命令が出た事例もあります。
雨で床が濡れていたでは、済まされない流れです。
転倒事故は、全体の7割以上が自宅以外で発生しています。
銀行、ゴルフ場、旅館、マンション・アパート、病院、介護施設、スポーツクラブ、スーパー銭湯、飲食店、遊戯施設などで、発生しています。
注意喚起は必要ですが、安心の対策とは言えないです。
企業のリスク管理として、転倒事故防止対策の導入をご検討ください。
透明な滑り止め材「クリアグリップ」の5つのメリット
クリアグリップの5つのメリットを紹介します。
- 抜群のグリップ力。濡れてもOK!
- テープ類に比べて、摩耗しにくく耐久性が高い。
- 意匠性がかわらない。
- 工事期間が短い。
- 床材変更に比べて、大幅なコスト削減。
それぞれについて簡単に解説します。
①抜群のグリップ力。濡れてもOK!
滑り止めの能力を評価する数値があります。CSR(滑り抵抗係数)と呼ばれるものです。(数値が高い方が、滑り止めの能力が高い)
国は、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」として、CSR(滑り抵抗係数)を0.4以上とするように定めています。
上の表は、「クリアグリップ」のCSR値です。
基準の0.4以上に対して、乾燥状態・湿潤状態では0.93・0.89と倍以上で、より滑りにくいことを示しています。
さらに、最も悪い湿潤状態の「水+ダスト」の試験条件でも、CSR値が0.51と基準0.4を超えています。
「クリアグリップ」は、浴室や雨の日などの濡れた床でも、高い滑り止めの能力を示す安全・安心な滑り止め材と言えます。
②テープ類に比べて、摩耗しにくく耐久性が高い。
防滑効果を高める主な骨材は、陶器質・瓦・火山灰などです。
他の素材とは違い、土にかえる自然素材ですから、土壌への安全性が違います。
これにシリコン系樹脂を塗布して、床材へ密着させています。
市販売されているテープ類の滑り止め材と違い、「クリアグリップ」は床材への密着力が高くなっています。
骨材を含めた滑り止め材として、摩耗しにくく、耐久性の高い仕様となっています。
③意匠性がかわらない。
「クリアグリップ」は、タイルや御影石・大理石などの美しい風合いをそのままとして、施工できます。
適用床材料としては、各種陶器タイル、石材(御影石・大理石)、金属、Pタイル、長尺シートなど多岐にわたります。
施工場所もロビー、御影石の床、店舗内の床、トイレの床、店舗前の歩道、介護施設内の浴室、エントランスホール、プール、一般住宅など、美観を損なうことなく、幅広い用途にご利用いただけます。
④工事期間が短い。
工事期間が短く、お店の営業への妨げ・負担を少なくすることができます。
施工は簡単、3ステップです。
1)床面の洗浄 2)1層目のクリアブリップ塗布 3)2層目のクリアグリップ塗布(仕上げ)
意外と簡単に滑り止め加工が終了となります。
⑤床材変更に比べて、大幅なコスト削減。
クリアグリップの施工費は、約7,500~円/㎡となっています。大幅なコスト削減につながります。
床材のタイルの張り替え費用に比べて、半分以下となります。
現状のタイルを、滑り止め仕様の新しいタイルに交換するには、単純な施工費として、約15,000~円/㎡となっています。
既存のタイルを取り除くときには、騒音・作業スペース・既存タイルの運搬廃棄の問題もあり、単純な施工費以上に費用がかかります。
高耐久な滑り止め材「カパラグリップ」の5つのメリット
カパラグリップの5つのメリットを紹介します。
- 抜群のグリップ力。濡れてもOK!
- テープ類に比べて、摩耗しにくく耐久性が高い。
- 表面カラーは選べる5色。
- 工事期間が短い。
- 他の階段ステップ材に比べて、大幅なコスト削減。
それぞれについて簡単に解説します。
①抜群のグリップ力。濡れてもOK!
東京都福祉のまちづくり条例などの地方公共団体では、インターロッキングブロック舗装設計施工要領に「湿潤状態で40BPN以上」という、滑り抵抗値(BPN)を基準値として定めています。
上の表は、「カパラグリップ」のBPN値です。
基準の40BPN以上に対して、92.2と倍以上で、より滑りにくいことを示しています。
強い滑り止め効果を発揮することで、工場や倉庫・病院など、様々な外部施設での水濡れによるスリップをしっかり防ぎます。
フォークリフト、バイク、自転車などの車輌のスリップ対策にも最適です。
また、もう1つの滑り止めの能力を評価するCSR(滑り抵抗係数)でも確認しました。(数値が高い方が、滑り止めの能力が高い)
国は、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」として、CSR(滑り抵抗係数)を0.4以上とするように定めています。
最も悪い湿潤状態の「水+ダスト」の試験条件でも、CSR値が0.57と基準0.4を超えています。
「カパラグリップ」は、雨の日などの濡れた床・階段・外部でも、高い滑り止めの能力を示す安全・安心な滑り止め材と言えます。
②テープ類に比べて、摩耗しにくく耐久性が高い。
防滑効果を高める主な骨材は、廃瓦や陶器質などです。
これをプライマーのうえに強力なアクリル樹脂を塗布して、防滑効果を高めます。
エコロジー商品であり、「静岡県リサイクル認定製品」にも選ばれています
他の素材とは違い、土にかえる自然素材ですから、土壌への安全性が違います。
市販売されているテープ類の滑り止め材と違い、「カパラグリップ」は床材への密着力が高くなっています。
適用床材としては、コンクリート、アスファルト、金属、各種タイル、FRP、木材です。
強力な特殊接着剤を使用しているため、堅牢ではがれに強くなっています。油脂類(※)、海水、酸性雨、熱、紫外線に対して、強い耐性があります。
このような耐久性が評価され、自動車工場、屋外のバスターミナルなどにも利用されています。
※ 油脂類は日常的な清掃が必要
骨材を含めた滑り止め材として、摩耗しにくく、ほぼメンテナンスフリーといえる耐久性の高い仕様となっています。
③表面カラーは選べる5色。
意匠は、床材そのままの仕上げとなる「クリアグリップ」とは異なり、「カパラグリップ」は、床材の表面仕上げを下の5色の中から選んでいただけます。
原材料のもつ自然素材の色を活かしていて着色をしていない(グリーンは着色)ため、色落ちや経年劣化がありません。
汚れた下地、老朽化した床面を完全に覆い隠します。
鉄板などの金属の表面を強靭な皮膜で覆うため、防錆塗装の保護効果(劣化軽減)もあります。
④工事期間が短い。
工事期間が短く、工場の作業者や住居者への妨げ・負担を少なくすることができます。
施工は簡単、4ステップです。
①床面の洗浄 ②乾燥・養生 ③プライマー塗布 ④カパラグリップ施工
意外と簡単に滑り止め加工が終了となります。
⑤他の階段ステップ材に比べて、大幅なコスト削減。
カパラグリップの施工費は、約10,000~円/㎡となっています。大幅なコスト削減につながります。
他の階段ステップ材でカバー施工する費用に比べて、半分以下となります。
他の階段ステップ材でカバー施工する費用は、単純な施工費として、約30,000~円/㎡となっています。
また、ほぼメンテナンスフリーのため、ランニングコストが大幅に削減できます。
ご不明点/見積もり依頼があればお電話を。
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