雨漏り修理に併せて、リフォーム・リノベーションした方がいいの?

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    年間200件以上の雨漏り調査・修理の経験から、雨漏り情報を発信しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

雨漏り修理以外に、その他のリフォーム・リノベーションをすすめられている人。

雨漏り修理に併せて、リフォーム・リノベーションを検討している人。

外壁塗装に併せて、瓦屋根のしっくい・ラバーロック工事をすすめられている人。

この記事で伝えたいこと

雨漏り修理で伺って、お客様からお聞きするのが、

「雨漏り修理に併せて、リフォームをすすめられた。」と言うお話です。

例えば、「雨漏りで汚れた内装をリフォームした。」というものです。

しかし、私が雨漏り修理で伺っているということは、雨漏りは直っていなかったことを意味します。

せっかく、内装をきれいにしたのに、雨漏りが直らないとは、最悪です。

こんなことにならないように、

この記事では、雨漏り修理に併せて、行ってもいいリフォーム・リノベーションと行ってはダメなリフォーム・リノベーションをご紹介します。

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雨漏り修理に併せて、リフォーム・リノベーションした方がいいの?

お客様が、雨漏り修理するときに、悩むこととして、以下のことがあると思います。

雨漏り修理はどこまでやるの?

併せてリフォームした方がいいの?

雨漏り修理業者さんは、なるべく多くの売上をあげたいと考えています。

予算がたくさんあれば、提案されたすべての修理をすることができます。

しかし、なかなかそういう訳にも行きません。

また、雨漏り修理と同時にやってはいけないリフォームもあります。

そんな、雨漏り修理とリフォームの組み合わせの良し悪しについて、ご紹介します。

リフォーム・リノベーションの違いとは?

住宅を修繕する言葉として、「リフォーム」と「リノベーション」があります。

何が違うのでしょうか?

「リフォーム」とは、原状回復のための修繕・営繕、不具合箇所への部分的な対応。

つまり、「元に戻す」:時間を経て汚れて古びた内装を新築の状態に近付けるための改修のことです。

「リノベーション」とは、機能、価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対応した改修。

つまり、「つくり変える」:作り替えることで新しい機能、価値を生み出す改修のことです。

雨漏り修理に絡む「リフォーム」とは、例えば、雨染みで汚れたクロスの張り替えなどがあります。

雨漏り修理に絡む「リノベーション」とは、例えば、バルコニーに屋根をかけて、サンルームとするなどがあります。

 

雨漏り修理費用の目安をご紹介します。

以下の表に雨漏り修理費用の目安をご紹介します。

項目修理内容金額単位
屋根修理瓦の差し替え20,000円~/枚
屋根修理棟板金の部分取替3~15万円/棟
屋根修理瓦の葺き替え15,000円~/㎡
屋根修理スレート屋根の葺き替え12,000円~/㎡
外壁修理シーリング工事900~1,200円/m
外壁修理塗装工事2,000円~
外壁修理サイディング張替え12,000円~/㎡
屋上修理防水工事7,500円~/㎡
シロアリ駆除シロアリ駆除工事8,000円~/坪

 

この中で、リフォームに近いものは、これです。

外壁塗装、屋根葺き替え、外壁の張り替え、屋上防水の塗り替えなどがリフォームに近いと言えます。

雨漏りはシーリングだけでも止まりますが、併せて、外壁塗装を行うなどが一般的です。

どこまでメンテナンスをやるか、悩むところです。

 

雨漏り修理に併せて、行ってもいいリフォーム・リノベーションとは?

外壁で雨漏り修理した場合、併せて行ってもいいリフォーム・リノベーション

外壁での雨漏り修理は、シーリングの打ち替え・打ち増しが主流です。

そのシーリング修理と併せて、行ってもいいリフォームとしては、外壁塗装・とい塗装などがあります。

例えば、窓まわりからの雨漏りでは、足場を設置してシーリング修理することが多いです。

せっかく、足場が設置してあるなら、劣化具合を診ながら、外壁塗装・とい塗装などを行うことは合理的です。

瓦屋根で雨漏りした場合、併せて行ってもいいリフォーム

瓦屋根での雨漏り修理は、部分的に瓦をめくって、下地などを直すことが主流です。

その雨漏り修理と併せて、行ってもいいリフォームとしては、瓦屋根・棟部の耐震・耐風補強があります。

例えば、瓦屋根・棟部の雨漏りでは、部分的に棟部を解体して、下地を直して復旧します。

せっかく、一部の棟を直すなら、棟部全体を解体して、雨漏り+耐震・耐風改修することは合理的です。

外壁張替え時、併せて行ってもいいリフォーム・リノベーション

外壁からの雨漏り修理で、サイディングをめくって、下地を直して、サイディングを張り替えることがあります。

その雨漏り修理と併せて、行ってもいいリノベーションとしては、サッシの追加があります。

例えば、サイディングの雨漏りでは、壁一面を解体して、防水シートを張り直すことも。

この場合、併せて、間柱間に新しいサッシを追加できます。

サッシを追加することで、風通しや採光が改善することは合理的です。

 

雨漏り修理に併せて、行ってはダメなリフォーム・リノベーションとは?

雨漏りで汚れた内装リフォーム・リノベーション

雨漏り修理と併せて、内装リフォームを行うことはおススメできません。

雨漏りによって汚れた、室内のクロスの張り替え・天井板の交換・土壁の塗り直しを雨漏りに併せて、ご依頼いただきます。

お客様にとっては、1つの業者で完結できるので、余分な気を使わなくていいからです。

弊社の場合、内装工事も喜んで行いますので、御見積はさせていただきます。

しかし、内装工事は併せて行うことをおススメしていません。

なぜか・・・

雨漏り修理は、1度で100%直せるとは思っていないからです。

数%の確率で、再発することがあります。(正しく言うと、別の浸入口があることがあります。)

そのため、少し、強い雨を待って、再発しないことを確認してから、2次工事として、内装工事をお願いしています。

外壁からの雨漏り修理のついでに瓦屋根のリフォーム・リノベーション

外壁塗装・外壁シーリングなどの雨漏り修理のついでに行う、瓦屋根のリフォームはおススメしていません。

塗装屋さんが、外壁塗装の終了まじかで、瓦屋根の「しっくい工事」・「ラバーロック工事」・「金属屋根への葺き替え」を提案されます。

上の写真は、瓦屋根のしっくいを示しています。黒色のところもありますが、問題ありません。

上の写真は、ラバーロック工事した瓦屋根ですが、台風被害が発生しています。

「すぐに判断してもらわないと足場の撤去時期がせまっています。今なら、足場代がとくになりますよ。」

お客様に検討する時間を与えない、うまい営業方法だと思います。

逆にいうと、お客様にとっては、不利な提案です。

私の経験から言うと、ほとんどが不要不急の提案だと言えます。

足場代をケチって、不要不急のリフォームをしてしまうほうが、損害が大きいと思います。

瓦屋根は、塗装屋さんではわかりません。

瓦屋根の補修・リフォームは、瓦屋さんに相談しましょう!

 

雨漏り修理に併せての内装リフォーム・リノベーションは、絶対にやめましょう!

雨漏り修理に併せて、内装リフォーム・リノベーションは絶対におススメできません。

残念ながら、雨漏り修理が、100%、1度で直ることはありません。

雨漏り修理で、雨漏りが止まったことを確認してから、内装に手を付けましょう!

例えば、風災害で保険による補修のときは、室内修理の御見積も保険会社へ提出する御見積書の明細の中に入れて置きます。

保険が認められても、併せての工事ではなく、先に、家の外側の雨漏り修理を行います。

雨を待って、再発しないことを確認してから、室内の工事を行いましょう。

お客様にとって、きれいにした室内に再び、雨漏りが発生することは、苦痛だと思います。

神清では、雨漏り修理に併せて、内装工事を同時に行うことはなるべく、避けてもらっています。

お客様にとっても、弊社にとっても、気持ちよく雨漏り修理を終えるためだと、思っているからです。

 

雨漏りについて、ご相談・お問合せがありましたら、お気軽にご連絡ください。

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