図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えしています。
「屋根についている鳩小屋みたいなものを付けた方がいいの?」とお施主さまから質問をいただきました。
Q:屋根のドーマーって、どうですか? ~Q060~
A:屋根のドーマーはメンテナンスが大変。やがて訪れる屋根のメンテナンス。ドーマーはそのままで、屋根材を交換しようとしても、取り合い部が問題となる。奥に入った屋根材や雨押え水切りなどはドーマーを分解しないと交換できない。あらかじめ、メンテナンス方法の検討が必要である。
ドーマーとは、ロフトなど小屋裏部屋への採光を主目的とする屋根上に設けた窓と屋根のこと。
屋根から突き出た小さな屋根のデザインは、欧米風で好まれる方もいらっしゃいます。
小屋裏部屋の窓としての採光、換気の機能があれば、まだしも、デザインだけでドーマーを採用される方には、お勧めできません。
ドーマーは屋根との取合いで、しっかりとした雨仕舞が必要です。
新築時、ルーフィング(防水紙)の立ち上げや捨て水切り、雨押え板金と4重ぐらいの防水対策が施されています。
メンテナンスでは、ドーマーを解体しなければ、新築時と同じ施工をすることができません。
屋根の雨漏りのウィークポイントとなってしまいます。
屋根だけで考えた場合、ドーマーはお勧めできません。
小屋裏部屋を利用した場合は、ドーマー部分の断熱・気密をしっかりしないと壁内結露が発生するリスクもあります。
ドーマーでの通気・換気は見たことがないです。
また、ドーマーは立体的なので、屋根に日陰を作ってしまいます。
太陽光発電パネルの設置の障害になることもご承知ください。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
屋根のご相談等がありましたら、ご連絡くださいね。
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