こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
茨城県つくば市にある(独)建築研究所で撒水試験を行う前準備として、以前試験で使用した屋根架台を解体しました。
今年の5月に撒水試験を行い、5か月後の解体となりました。
架台を解体して、野地合板をめくってみると大変ビックリしました。
なんと、野地合板の裏に、直径25cmのスズメバチの巣が造られていました。
幸いなことに、ハチ駆除は行われていたので、刺されることはありませんでした。
この架台を解体したのですが、
の部分にハチの巣がありました。
丁度、ケラバの軒天部分で、野地合板と軒天材の空間に位置していて、直径25cm、厚み13cmで、3層の巣となっていました。
この部分は、外からも内からも死角になる場所でした。
屋根の軒先部分にハチの巣を見かけますが、このような内部で巣造りされているのは、初めて見ました。
また、巣もきれいな正六角形のハニカム構造になっていて、ハチの本能はすごいなと感心しました。
さらに、破風板なども解体すると、木材が腐朽していました。
白色腐朽菌が繊維状に拡がっているのが観察できました。
この撒水架台は屋根材・下葺き材がない状態で、5月から5か月間、放置されていました。
野地合板・垂木・破風板などに直接、雨掛かりしていました。
その分、開放系になっていて、乾燥しやすい状態でした。
しかし、軒天部分は、軒天材と破風板で覆われていました。
一般の住宅購入者に聞いてみますとは、雨漏りなんて今は、当然しないと思っていると言われます。
しかし、実際には、頻度や量の大小はありますが、かなり多くの建物で雨漏りが発生していますので、屋根・壁の重要性をご理解ください。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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創業1868年(慶応4年)三州瓦製造・販売・工事
住宅調査・雨漏り調査
株
神清(かみせい)
神谷 昭範(かみや あきのり)です
【趣味】旅行、野球観戦、自転車、スイーツ食べ
【資格】
ホームインスペクター
住管協ホームインスペクター
住宅メンテナンス診断士
(株)神清ホームページ:
フリーダイヤル:0120-951-890
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