リフォーム時における屋根材別シェアから見えてくる本当の屋根材の実力! どの屋根材がいいの?

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こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

住宅における屋根の新築・リフォーム時の屋根材別シェアを比較してみました。

カバー工法?

上の写真は化粧スレートの褪色・コケの発生、板金役物の腐食があり、リフォーム時期の屋根です。
このような屋根をどのような屋根材でリフォームしているのか調べました。

まず、少し前ですが2009年新築・リフォームのシェアをご紹介いたします。

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図の左グラフは、2009年度戸建住宅用(新築)屋根材 素材別シェアとなっています。

粘土瓦51.3%(赤)、セメント(スレート)系瓦31.6%(青)、金属屋根材14.5%(黄)、シングル材2.6%(灰)となっています。

 

右のグラフは2009年度戸建住宅用(リフォーム)屋根材 素材別シェアとなっています。青色のセメント(スレート)系瓦が少ないことがわかります。

拡大してみます。

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粘土瓦57.1%、セメント(スレート)系瓦9.2%、金属屋根材32.2%、シングル材1.5%となっています。
セメント(スレート)系瓦が新築時:31.6%であるのに、リフォーム時:9.2%と極端に少ない採用率となっています。

一方、粘土瓦は重たいので、よくないというイメージをPRされていますが、実際には、新築時51.3%よりもリフォーム時57.1%と増えています。

 

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さらに、2011年度 戸建住宅用(リフォーム)屋根材 素材別シェアでは、粘土瓦56.6%、セメント(スレート)系瓦5.5%となっています。
粘土瓦はほとんど変わらず新築比率より多い状態です。
一方、セメント(スレート)系はさらに減少しています。

これから、粘土瓦屋根に住まわれた方は、リフォーム時に、再び粘土瓦にされる方がほとんどであると言えます。

粘土瓦は重いので、減震リフォームをというコマーシャルを大量に流されるため、錯覚しがちなのですが、実際に住まわれている方の行動は、再び、粘土瓦屋根を選んでいただいています。

粘土瓦屋根の場合、30年以上住まわれて、ある程度満足していただいていると推測できます。

<pcolor=”#ff0000″>一方、スレート屋根に住まわれた方は、リフォームする時に、同じスレート屋根は嫌だと思っている方が8割以上ということです。

 

<pcolor=”#000000″>つまり、長年住んでいても愛着が湧かず、不満をもたれている方がほとんであると言えます。
経年劣化が汚い・見苦しいとか、再塗装などのメンテナンス費用が高価で損したと感じたのだと思われます。

 

自分の家の外観に愛着が持てないのは、大変、残念かつ、もったいないことです。
自分がいいと思えないのに、他人はもっと低く評価します。

資産価値としてもマイナス要素です。

これから新築・長寿命住宅をご検討される方へ屋根材を選択する上での一つの情報として、是非、この事実を知っていただければと思います。
折角のご自宅の屋根を色だけしか選ばないのは、大変な損失と言えます。

知り合いで新築をご検討の方がいらっしゃいましたら、参考までにお伝えください。  (#⌒∇⌒#)ゞ

 

 

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