愛知県産業科学技術総合センター
三河窯業試験場です
高浜市と碧南市の丁度間に愛知県産業科学
技術総合センター 三河窯業試験場があります。
三州瓦や陶磁器・煉瓦などの基礎研究や
原材料である粘土などの物性を調べたり
強度試験や耐震・耐風・耐水試験などの機器が
揃っています。
三州瓦業界は大変お世話になっている
試験場です。
そこで三州瓦の耐風試験にあたる
引っ張り試験を長期間にわたって行うことに
なりました。
元来、試験の担当は屋根施工・総務委員会が
主担当なのですが、今回はたくさんの試験を
行うので市場広報委員会からも順番に
試験の手伝いに加わることになりました。
瓦の引き上げ試験・・・
今回の試験は令和元年に千葉県を襲った台風15号で
多くの住宅が被害を受けました。
千葉県で被害を受けた住宅の瓦屋根はほとんどが
30年以上前に建築された住宅でした。
当時の施工方法ではOKな施工方法ですが、
現在ではガイドライン工法が基本で改めて
ガイドライン工法の確認と改訂を国土交通省
国土技術政策総合研究所指導の元に実験を行います。
瓦の真ん中に引っ張る金具を取り付けて
桟木の水分を測ったり釘やビスの引き抜き強度を
測ったりして基本的な部分を押さえてから
風の風力を滑車を使って繰り返し引っ張り上げて
瓦の耐風性や釘やビスの保持力を測ります。
国総研の方も立ち会って何パターンの
試験を行います
何パターンも試験を行うので、その都度
瓦を付け替えたり施工をし直します。
朝から夕方までしっかりと手伝いました。
来年以降に新しい施工基準が出来上がるかな?
大きな台風が毎年のように
日本に来るので・・・。(-_-;)
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。