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雨漏りの跡やシミ消す方法とは?
雨漏りの跡が天井や壁紙にあると、見た目が悪くとても気になるものです。
雨漏りの跡やシミは、水でふきとるだけでは、なかなか消えません。
ひどい雨漏りや、カビが発生している場合は業者へ依頼し、雨漏りよる被害をしっかり把握してもらう必要があります。
しかし、跡やシミが表面部分だけという場合は、自分で消してみるのも良いでしょう。
念のため確認しておきますが、すでに建物外部の雨漏りの原因を修理していますね?
雨漏りの原因を直していないまま、室内をきれいにしても、また、雨漏りで汚れてしまうからです。
自分でできる雨漏りの跡やシミを消す方法は2つあります。
- 漂白剤を使う
- 塗装する
次の紹介から詳しく解説していきますね。
【雨漏りの跡やシミを消す方法】①漂白剤を使う
※この方法を行えるのは、壁が白いクロス貼りの場合です。
市販の漂白剤を10%~50%に薄めて使用します。
スプレーなどで漂白剤を吹きかけ、しばらく時間をおいた後に水拭きします。
水拭きの後、乾いた布で汚れを拭き取り、その後、1日乾燥させましょう。
以下の点に注意してください。
・効果が現れにくい場合、薄めずに漂白剤を使用すると、かえって使用した場所とその他の場所で色の違いが目立ってしまいます。
・漂白剤の使用上の注意をよく読んで、しっかりと部屋の換気を行い、マスクやビニール手袋を使用してください。
・直接肌につくと荒れてしまうため、すぐに洗い流しましょう。
・天井や壁紙が白ではなく、柄やデザインがあるときは、漂白剤は使用せず業者に依頼してください。
【雨漏りの跡やシミを消す方法】②塗装する
天井や壁紙の上から塗装を行い、雨漏りの跡やシミを消す方法があります。
塗装の前にクロスの剥がれや浮きがないか確認しましょう。
塗装後にシミが浮き出てこないように、下地にシミ止めシーラーを使用してください。
シミ止めシーラー・塗料は、ホームセンターやネットショップで購入可能です。
次の章では、キレイな塗装のための手順や注意点を解説します。
キレイに塗装するための手順や注意点は?
まず作業を行う前に、塗装剤の有害物質を吸い込まないように、窓を開けて風通しの良い環境にしてください。
塗料は塗装する部分に近い色のものを選ぶことが無難です。
キレイな塗装のための手順は以下の通りです。
- マスキングテープで塗装する部分を囲む
- 下地にシミ止めシーラーを塗る
- 薄めに2、3回塗装を行う
シミ止めシーラーは、夏は1、2時間、冬は3、4時間乾燥させること一般的であるが、製品によって違いがあるため、よく確認しておきましょう。
塗装は厚く塗ると、ヒビ割れの原因となるため、ムラができないように2、3回重ね塗りしてください。
業者に雨漏りの跡やシミ消しを依頼した場合は?
以下の方は業者に相談することをおススメします。
- 自分で雨漏りの跡やシミ取りをする自信がない
- 自分でやってみたけれどうまく行かなかった
- 雨漏りした場所からカビが生えている
内装をきれいにするには、壁紙・クロスを張り替えることがもっとも安価で、確実です。
雨漏りした場所からカビ臭がしたり、カビが生えてくる場合は、雨漏りが止まっていない可能性があります。
では業者に依頼した場合は、どのような作業が行われるのでしょうか。次の章から詳しく解説していきます。
業者が天井の雨漏りの跡やシミ消しを行った場合
天井がクロス貼りしている場合は、雨漏りの跡やシミのある場所のクロスを張り替えます。
部分的に張り換えしても、新旧でクロスの色が異なるため、通常は天井1面の張り替えを行います。
部分補修でも、1面の張り替えでも費用はほとんど変わりません。
クロスをはがしてみると、天井の下地が劣化している場合もあります。
天井の下地材に変形や腐朽がある場合は、クロス張り替えの前に、天井板の張り替えも必要です。
天井の下地がわずかにカビている場合は、カビ取り剤やパテで処理できます。
業者が壁の雨漏りの跡やシミ消しを行った場合
天井と同様に、壁に発生している雨漏りの跡やシミのある場所のクロスを張り替えます。
壁は太陽の光による焼けや電化製品の電気焼けのため、新しいクロスと比較すると違いが目立ちます。
そのため、壁は部分的な張り替えよりも、1面替えてしまうことがほとんどです。
下地に変形や腐朽が発生している場合は、クロスだけでなく下地材の張り替えも必要となります。
業者が行った場合の費用は?
業者に依頼した場合は、クロスだけなのか、下地ボードや補強材までなのか、修理の範囲や材料によって工事費用は異なります。
料金体系は業者によって様々なため、複数の業者から見積もりをとって決めることも必要です。
ただ、雨漏り修理から内装の補修まで、一貫して見積をすることで、たくさんの業者に依頼するわずらわしさはなくなります、
あくまで目安として、業者に工事を依頼した場合の金額を紹介します。
- クロスの張り替え 約50,000円~150,000円
- 下地の張り替え 約50,000円~200,000円
- 天井板の張り替え 約100,000円~200,000円
雨漏りの跡は中がかなり傷んでいる可能性がある
天井や壁の雨漏りの跡やシミはその内部が想像以上に被害を受けていることもあります。
水跡やシミは放置していると、建物の内部の腐れやカビが広がっていく可能性があります。
また、内部が水分を好むシロアリに食されてしまうと、さらに被害が拡大します。
雨漏りの被害は一気に表面化するものではなく、少しずつ事態が深刻化するケースがほとんどです。
放置していると、後々、大掛かりな工事が必要となる場合も。
不安に感じるなら、迷わず業者に修理依頼しましょう!
普段から信頼できる業者を見つけておき、相談することも安心できる1つ手法です。
雨漏りを放置しては、ダメな理由を詳しく紹介してる記事がありますので、ご覧ください。
雨漏りを放置すると家の寿命が減ります【屋根屋が危険性を解説】
まとめ:自分で雨漏りの跡やシミを見逃さないようにしよう
今回は、雨漏りの跡やシミを自分で消す方法や業者に依頼した際の工事の内容と費用の目安等を解説しました。
自分で雨漏りの跡やシミを消す2つの方法を紹介しました。
- 漂白剤を使う
- 塗装する
表面的な雨漏りの跡やシミだと効果的です。
ただし、被害が下地に及ぶ場合やカビが生えている場合は、事態が深刻な可能性があるため、できるだけ早く専門の業者に依頼しましょう。
本記事では雨漏りの跡やシミの消し方について解説しましたが、一番は事前に定期点検を行い、雨漏りしないようにメンテナンスしておくことです。
これを機会に、ぜひ一度、家の状態を把握してみてくださいね。
雨漏りについての情報をさらに知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧下さい。
雨漏りの原因やよく起こる場所は?対処法から修理費用まで全部解説!
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