古い日本瓦屋根の雨漏り補修について
先日、ご相談を受けた雨漏り補修の相談がありました。
築50年を超える日本瓦屋根で雨漏りが発生したので、雨漏り補修を地元の瓦屋さんに相談したそうです。
家が大きいのもあって、約300万円の葺き替えの見積だったそうです。
土葺き屋根で、瓦のズレもはげしいので、葺き替えを提案されたそうです。
ご相談の内容は、「雨漏りの部分だけで直せないでしょうか?」というものでした。
もちろん、瓦屋根は部分補修が可能な屋根材です!
具体的な事例をご紹介します。
築70年程度の瓦屋根の雨漏り補修
狭小地のため、建て替えがむずかしく、築70年程度経過した建物でした。
小屋裏をのぞいてみると、
棟の部分に雨漏り痕が見えました。
外を見ると、瓦は築年数を感じさせる状態でした。
瓦の状態としては、凍害などによる割れ、はがれは少しある程度でした。
所々、ズレが発生していましたので、今後、何十年も手を入れずに持つ状態ではありませんでした。
築年数と瓦の状態を見て、「葺き替えはいかがですか?」とお客様に伺いました。
すると、
予算もあるので、雨漏りだけを直してもらいたい!
とのお考えを確認させていただきました。
そこで、雨漏りの調査を行い、棟からの雨漏りだとわかりました。
雨漏りの部分補修
そこで、棟部分のみ葺き直しを提案して、補修を行いました。
棟部分の、のし積み棟を解体して、葺き直ししました。
セメントなどでお客様自身がDIYした部分は、瓦が再利用できないので、新しい瓦に差し替え直しました。
(葺き土+しっくい)の代わりに、なんばんしっくいという耐久性のある現在仕様で葺き直しました。
棟部も耐震・耐風性が高い、軽量にもなるので、棟を低くしてガイドライン工法としました。
桟瓦で割れ・かけがある部分は、新しい瓦に差し替えました。
このように、日本瓦はメンテナンス性が高いので、ご予算に合わせた部分補修も可能です。
ポイントまとめ
・日本瓦屋根は築年数によっては、葺き替えをススメられる。
・しかし、予算に合わせた部分補修も可能である。
・雨漏り補修で、部分補修と最初から依頼することも大事。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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