屋根の雨漏り原因とは?応急処置・修理費用相場・火災保険まで解説

本記事はこんな人にお勧めします。

  • 屋根から雨漏りが発生した原因や応急処置について知りたい
  • 雨漏り修理費用や火災保険が適用される条件について知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は、「屋根から雨漏りが発生した原因や応急処置について知りたい」「雨漏りの修理費用や火災保険の適用条件について知りたい」という方に向けて書かれています。

「少しの雨漏りだし、まだ大丈夫だろう」と放置していませんか? 屋根からの雨漏りは自然に直ることはなく、放置するとさまざまなリスクを招く恐れがあります。

本記事では屋根から雨漏りする原因やすぐにできる応急処置、修理費用の相場や火災保険の条件について解説します。大切なお住まいを守るために、ぜひ参考にしてくださいね。

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屋根の雨漏りは早期対応が肝心!放置する5つのリスク

雨漏りは屋根修理など早期対応が必要ですが、対応せずに雨漏りを放置するとどうなるかについて紹介します。

早期対応が遅れると以下のような弊害が発生するリスクがあります。

  • 室内にシミが発生する
  • 木材は腐って金属はサビる
  • カビやシロアリが発生する
  • 漏電で火災が発生する
  • 家の寿命が減る

 

屋根修理などの早期対応の遅れは内装材にシミが発生するため、室内の改修費用が発生します。

さらに、建物の壁内・天井上などにある柱・横架材・金具などの建物の強度にかかわる構造材に不具合が発生し、建物の寿命が減るリスクとなります。

室内のカビなどは住まい手の健康被害が心配されることにもつながります。

雨漏りは降雨条件によって、発生したりしなかったりしますが、建物の外回りを修理しない限り、自然に直ることがないため、どうせやらなければならないなら早期修理がもっとも安価となります。

 

雨漏り放置のリスクについて「大雨に備えて家を守る!雨漏り放置のリスクと今すぐ準備できる対策アイテム」の記事で詳しく解説しています。

 

なぜ起こる?屋根から雨漏りが発生する主な原因

雨漏りの原因とは、その建物ごとに詳細は変わりますが、主なものは以下となります。

  • 強風・台風・積雪
  • 屋根や外壁材・シーリング材・塗装の経年劣化
  • 雨樋の詰まり
  • 設計ミス・施工不良

 

その他には、特殊な屋根形状、付帯設備(天窓、煙突、太陽光設備等)は雨漏りの原因箇所となりえます。

 

屋根の雨漏り修理前に知っておきたい!防水の基本構造

屋根からの雨漏りの修理を考える上で、屋根の基本構造を知っておくことが重要です。

屋根では、「一次防水(屋根材)」と「二次防水(防水シート)」がセットで機能している間は、雨漏りは起こりません。

究極、「一次防水(屋根材)」が破損していても、「二次防水(防水シート)」が突破されなければ、雨漏りは起きないのです。

そのため、屋根の雨漏り修理では、「一次防水(屋根材)」を補修するだけでは根本解決と言えず、「二次防水(防水シート)」も併せて修理することが基本となります。

時々、雨漏りが直らないと相談をいただくお客様から、「雨漏り修理で屋根塗装した」という話を聞きますが、屋根塗装は二次防水(防水シート)と関係なく、根本的な修理とはなりません。

屋根からの雨漏りで屋根塗装の修理はNGとお考えください。

 

屋根の基本構造について「雨漏りの原因がわかる!知っておきたい屋根の基本構造とは?」の記事で詳しく解説しています。

 

屋根の雨漏り発生時にすぐできる!5つの応急処置

雨漏りした際、屋根修理を待つ間にできる応急処置について紹介します。

  • バケツで雨水を受け止める
  • 雑巾で雨水を吸い取る
  • 吸水シートで雨水を吸収する
  • 防水テープで応急補修する
  • ブルーシートで広範囲を覆う  

 

まずは、雨漏りの状況写真・動画を撮影してください。

つぎに、移動可能な電化製品・家具は濡れない場所へ移動させ、移動できないものは新聞紙やタオルでおおって雨漏りが拡大した場合にも備えておきましょう。

 

その上で、バケツは天井からの雨漏りに有効な応急処置です。

天井から雨水が滴下している床の被害の拡大を防ぐことができます。

雑巾や吸水シートで床に落ちた水をすぐに拭き取ることで床の変色・シミの発生を防ぐことができます。

防水テープで破損・劣化した場所を応急処置的に補修することで室内への浸入を防ぐことができます。

広範囲に雨漏りしている場合は、ブルーシートで室内を覆うことが有効です。

 

雨漏りの応急処置について「雨漏りしたらどうする?応急処置とNG行動・調査方法も紹介」の記事で詳しく解説しています。

 

屋根の雨漏りはDIYで直せる?修理の限界と注意点

屋根の雨漏りはDIYで修理できるか、その限界と注意点について紹介します。

屋根の雨漏り修理は、先ほどお伝えしたように二次防水の防水シートまで補修することが基本なので、プロに頼むのが一般的です。

そのため、屋根のDIY修理は応急処置とお考えください。

DIY修理を行おうとしても、以下のようなときはDIYの限界と捉え、すぐにプロに依頼すべきです。

  • 修理箇所が広範囲な場合
  • 室内などの被害を抑えたい場合
  • DIY修理したが不安でしょうがない場合
  • DIY修理後も雨漏りする場合

 

また、屋根のDIY雨漏り修理を間違った内容で行ってしまうとかえって、雨漏りが悪化するケースも多々あります。

屋根材からの排水経路をコーキング・パテ・セメント・しっくいなどで誤ってふさいでしまうDIY修理が多いので注意してください。

 

スレートや片流れなど個別で考える屋根の雨漏り対策

雨漏りする屋根として、注意が必要なスレートと片流れ屋根についてそれぞれ簡単に紹介します。

スレート屋根

スレート屋根の縁切り不足が雨漏りの原因になることついて紹介します。

スレート屋根の塗装では、塗装後に縁切り作業を行うことが必須となっています。

縁切り作業とは、スレート屋根の塗装時に、屋根材同士の上下の隙間を塗料でふさがないように塗料を切る作業のことです。

塗装時に縁切りが不足するとスレート同士の上下の隙間が貼り付いているため、以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。

  • 雨水の排水不良、スレート裏面への水の滞留
  • くぎ伝いの水による防水シート、野地板への浸入
  • 屋根裏の湿気、カビ、木材の劣化
  • 経年による雨漏り、室内への漏水

 

スレート屋根をよくするために塗装メンテナンス修理を行ったのに、かえって、雨漏りするリスクが高まります。

塗装後、早期に雨漏りするなら塗装メンテナンスが原因として、補修を求めることもできますが、メカニズム的にはそうではないです。

くぎからの伝い水による浸入で徐々に劣化し、やがて雨漏りするようになるため、塗装業者への補償は難しいです。

塗装メンテナンス修理が、かえって、雨漏りする屋根にしてしまうという落とし穴に注意してください。

 

スレート屋根の縁切りについて「スレート屋根の縁切りが不足すると雨漏りが発生する? 対応策も紹介 」の記事で詳しく解説しています。

 

片流れ屋根

片流れ屋根は雨漏りしやすい傾向があることついて紹介します。

片流れ屋根は以下の構造により、雨漏りしやすいと言えます。

●片流れ屋根棟部

片流れ屋根の棟部では、野地板は室内側が低くなっている逆勾配となっており、野地板と破風板の境から雨水が野地板の裏面を伝い水となって室内側へ流れてしまいます。

強風雨の吹き込みによって、片流れ棟部の野地板裏面に雨がかかると建物内側へ浸入する構造となっていることが雨漏りを高めている原因です。

棟部の対策としては、棟部の野地板から破風板へ透湿ルーフィングを巻くことがあります。(野地板裏面への伝い水を防ぐ)

 

●片流れ屋根ケラバ部・軒先部

片流れ屋根のケラバ部(屋根の端部)・軒先部(屋根の先端)からの浸入も多く発生しています。

同じ敷地面積であれば、片流れ屋根のケラバ部1辺の長さは切妻屋根の2倍となります。

軒先部に流れる雨水量は2倍となるため、軒先付近のケラバ部を流れる雨水量も2倍となります。

ケラバ・軒先とも雨量が2倍となるので、単純に2倍以上、雨漏りリスクが高い屋根構造と言えます。

ケラバ部・軒先部の対策としては、ケラバ部の水切りを「シール材付きけらば水切り」を使うことがあります。(けらば水切りからのオーバーフローを防ぐ)

 

片流れ屋根の雨漏り対策について「片流れ屋根はデメリットが多く雨漏りしやすいって本当?原因と対策を徹底解説! 」の記事で詳しく解説しています。

 

屋根の雨漏り修理にかかる費用相場と火災保険の活用

雨漏りの修理費用の相場について、屋根材別で紹介します。

スレート屋根スレート屋根金属屋根金属屋根瓦屋根瓦屋根
部分修理3~40万円部分修理3~40万円部分修理3~50万円
カバー工法50~万円カバー工法50~万円漆喰補修20~40万円
葺き替え100~万円葺き替え100~万円棟の葺き直し30~50万円
葺き替え120~万円

 

※足場費用は別途かかります。

上表は一般的な住宅の目安とお考えください。

雨漏り修理は雨漏りの原因によって修理内容が異なるため、実際には現地調査後のお見積もりとなります。

屋根の雨漏り修理では費用がかかるため、火災保険を活用した修理の可能性も検討しておきましょう。

 

屋根の雨漏り修理費用について「屋根の雨漏り修理費用は?多い原因や調査費用も詳しく解説します」の記事で詳しく解説しています。

 

屋根の雨漏り修理は火災保険を活用できる?条件と注意点

雨漏りの屋根修理に火災保険が活用できる条件と注意点ついて紹介します。

火災保険を活用して、雨漏り修理するには、まずは「強風などを伴う自然災害によるもの」である必要があります。

さらに、強風によって屋根・外壁などに被害が発生して、その被害箇所が原因で雨漏りしている場合に火災保険が使える可能性が高いです。

一方で、屋根・外壁に被害がなく、強風雨の吹き込みが原因の雨漏り修理は火災保険が使えない可能性が高いです。

経年劣化や施工不良が原因の雨漏り修理も火災保険が使えないことはハッキリしています。

火災保険の申請を保険会社は受け付けてくれますが、その後の鑑定・査定において経年劣化や施工不良が雨漏りの原因となれば、事故とは認められず、保険金を受け取ることはできません。

また、自然災害の他にも飛行機の部品やボールが当たるなどの突発的な損害が屋根に発生した場合の雨漏りでも火災保険の対象になる場合もあります。

 

注意点としては、雨漏り修理に火災保険を使う場合の条件や手順を知っておくことは重要性です。

保険適用可能な被害が発生しても、被害者が申告しなければ保険会社から保険金の話をすることはないからです。

雨漏りの原因がわからない場合は、火災保険会社へ相談した方が申告漏れで損することはありません。

 

雨漏り修理と火災保険の適用について「雨漏り修理に火災保険の水災補償は適用される?条件や注意すべきポイント」の記事で詳しく解説しています。

 

雨漏りを見逃さない!早期発見のサイン

雨漏り修理費用を抑えるために重要な早期発見のサインについて解説します。

雨漏りの早期発見に役立つ チェックポイントとして、以下のものがあります。

  • カビ臭い
  • 天井や壁に水染みがある
  • ポタポタと水滴の音が聞こえる
  • サッシや窓周りに、水滴や湿り気がある(結露以外) 

 

雨漏りとは、室内に水滴が落ちてきて、初めて発見することがほとんどです。

それより前にもいくつかの雨漏りのサインがありますので、発見したら専門業者に相談しておきましょう。

 

屋根の雨漏り被害を拡大させない「落ち葉よけシート」でのメンテナンス

雨樋の詰まりによるオーバーフローした雨水が下屋根からの雨漏りを誘発する場合があります。

屋根に降った大量の雨が雨樋詰まりで、樋の一か所からオーバーフローすることがよくあります。

そのオーバーフローした雨水が下屋根の上に落ちるとその部分は、想定以上の雨量となり雨漏りしてしまいます。

そのため、雨樋の詰まりを解消するように、毎年、雨樋掃除が必要となるケースもあります。

また、従来、落ち葉詰まり対策グッズとして、ネット型の落ち葉よけを樋の中へ入れることが多かったですが、細い枝・葉などはそのまま侵入してしまいました。

そのデメリットを解消したあなの開いていない落ち葉よけグッズ「落ち葉よけシート」は雨樋詰まり対策として、有効で雨漏り対策にもなります。

 

「落ち葉よけシート」について「雨樋の詰まりは本当に防げる?落ち葉よけシートをDIYで試しに設置してみました!」の記事で詳しく解説しています。

 

【まとめ】放置は厳禁!雨漏り修理は早めに対応を

屋根からの雨漏りは自然に直ることはないので、早めの屋根修理がオススメです。

雨漏りを放置すると室内の被害が拡大して、修理費用が高くなってしまうので早めの対応を心掛けてください。

DIY修理は屋根の雨漏りには適さないので、専門業者へ依頼してください。

雨漏りの原因を特定して、二次防水から補修することが屋根の雨漏り修理の基本です。

原因を特定することで、原因が自然災害なら火災保険が使える可能性もあります。

雨漏りに関してお悩みなら、お気軽にご相談ください。

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