調査の概要
築2年のバルコニー下・サッシまわりからの雨漏り調査
工期:2日間
築年数:築2年
サッシまわりからの雨漏り 雨漏り調査で浸入場所を特定
バルコニー下の部屋の天井からの雨漏りが発生していました。
築2年の物件で瑕疵保険で補修したいが、原因がわからないとのことでした。
1階天井のクロスのき裂が発生していました。
築2年で雨漏りしたが、工務店さんが倒産して瑕疵保険で補修を行いたいが、雨漏りの原因がわからないというものでした。
雨漏り箇所の真上は2階バルコニーの掃き出し窓がありました。
散水調査して、浸入箇所を特定しました。
後日、2回目の調査依頼があり、解体調査時にさらに詳しい原因を特定してほしいというものでした。
1階の窓上から雨漏りがあるとのことで、内壁・外壁の一部を解体してあり、その状況での原因特定を行いました。
ビックリしたのは、外壁に透湿防水シートではなく、アルミ箔製遮熱シートが貼られていました。
雨漏り調査の内容を簡単にご紹介します。
調査手順
調査前
1階天井にクロスのき裂がありました。
真上は2階バルコニーの掃き出し窓がありました。
雨漏り調査
サッシまわりの外壁との際を散水調査しました。
赤外線サーモグラフィで1階天井を撮影すると漏水による温度低下を確認しました。
ダウンライトの穴から天井上を見ると水滴の落下も確認しました。
1階天井からの雨漏りは2階バルコニーのサッシまわりから浸入していることを確認しました。
雨漏り調査2回目
その後、解体調査を行っているので、再度調査してほしいと依頼がありました。
1階窓上から雨漏りしているので、その原因を特定するために解体調査を行っていました。
1階内壁はサッシまわりが撤去されていました。
外側は1階サッシにはシャッターボックスが付いていて、真上には2階のサッシがありました。
外壁も窓まわりの一部が解体されていました。
1階のシャッターボックス上まで金属サイディングがはがしてありました。
2階のサッシまわりも外壁ははがしてあり、養生のブルーシートが設置されていました。
驚いたのは、通常、透湿防水シートが位置する部分に、アルミ箔製遮熱シートが施工されていました。
透湿性はないので、問題のある工法に感じました。
散水試験を行いました。
1階のシャッターボックス上から順番に行いました。
横胴縁と遮熱シートに散水しました。
2階サッシまわりの下部を散水しました。
ここを散水すると1階天井上から漏水を確認しました。
2回目の調査の結果、雨漏りの原因はサッシまわりのアルミテープの貼る順番違いによるものでした。
サッシ下のアルミテープが横のテープより後から施工しているので、水を受ける状態となっていました。
このわずかな施工ミスが雨漏りの原因でした。
雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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