「なかなか直らない雨漏りって、ホント困ります!」
今回の台風で、何人かのお客様からいただいた言葉です!
お宅に伺ってみるとその気持ち、共感します。
かなり天井が傷んでいるのです。
「業者さんに補修してもらったけど直らなかった。」
「何とかしたいけど、誰に頼んだらいいかわからない・・・」
そんな切実なお話を聞いて、何とか弊社で雨漏りを止めたい!と取り組んでいます。
正直、100%解決できるわけではないですけど、結果には、多くのお客様に喜んでいただいています。
そんな中、あるお客様から、
「うちの家は難しかった?」と聞かれました。
実際、何カ所も水が入っていくルートがあり、苦労したお宅だったので、
「ベスト5には入ります!」とお伝えしました。
すると、「雨漏りで困っている人もいるから、雨漏りを止めた成功体験としてブログで紹介していいですよ。」とありがたい言葉をいただいたので、ご紹介させていただきます!
申し遅れましたが、「屋根から人の笑顔を作りたい!!!」をモットーに、雨漏り補修にも誠実に取り組んでいる、創業150年老舗三州瓦・神清(かみせい)の神谷が雨漏り補修事例をご紹介します!
直らない雨漏り
築30年以上のお宅に伺うと庭などはしっかり手入れされていて、壁なども補修されていたので、雨漏りが酷いとは想像できませんでした。
玄関に入ってみるとビックリ!
玄関ホールの天井材がなく、屋根裏が丸見え。
新築当初から台風の度に、雨漏り。毎回、バケツで水を受けないいけないから、このままの方が対処しやすいとのことでした。
この天井を見て、当たり前ですが、「絶対直したい!」と強く思いました。
雨漏り調査開始
玄関上には下屋根がありましたので、そこを調べました。
散水調査
下屋根に上がってみると雨漏り浸入ルートとなる可能性のあるものがいくつもありました。
・外壁
・外壁と瓦屋根の取り合い
・2連の窓
・エアコンの配管
・片流れ屋根の軒の出がない壁
散水をして浸入ルートを絞り込みました。
お客様にもお手伝いいただき、室内から漏れたか見ていただきました。
屋根のよくない症状
また、室内の雨漏りとは別の位置で、下屋根に草が生えていました。
屋根に草・藻が生えているのは、水がたまっている証拠となります。
⇒の部分にシーリングがしっかりしてあるのですが、これが原因の1つです。
壁からの水を排水する出口にシーリングしてあるのです。
以前、雨漏り補修を頼んだ業者がしっかり調査もせず、雨漏り補修としてシーリングしていったそうです。費用は25,000円。
「これで雨漏りが止まらなければ、本格的に改修するしかないよ。」と言っていたそうです。
結果、雨漏りは止まらず、草は生えるという最悪な補修。
お客様は、雨漏りを直すにはすごい費用がかかってしまうと思い、直すことをあきらめてしまったそうです。
調査結果としては、2連の窓から浸入していることがわかりました。
雨漏り補修
雨漏り補修は、窓と草が生えている部分を行いました。
今回、雨漏り補修で難しかったのが、窓の補修でした。
根本的に雨の浸入を防ぐ構造になっていないらしく、思いもよらない所から浸入していました。
窓枠から入った雨を下で排水する路を造りたかったのですが、その路に散水すると室内へ漏れてしまうのです。
結果、隙間という隙間を塞ぐことで、やっと散水しても漏らなくなりました。
天井を直すのはもう少し待って!
散水では漏らなくなったので、99%雨漏りは止まったと思っています。
しかし、お客様には、天井を直すのを待ってもらっています。
台風のような壁全体で強風雨を受けた場合、散水とは違うルートができる可能性もゼロではないからです。
今まで、台風が来るのが怖くてしょうがなかったお客様が早く、台風みたいな雨が来ないかなと言ってくださりました。
なかなか直らない雨漏りは根気強く対策していくこともありだと思います。
全面改修で、大幅に直すのも1つ、根気強く直すのも1つです。
まとめ:なかなか直らない雨漏りは根気強く直すのも1つです!
なかなか直らない雨漏りを99%直しました。
全面改修せずに、お客様に協力していただき、根気強く直していきました。
なかなか直らない雨漏りとは、想定外の浸入ルートがある場合が多いと思います。
あきらめずに行動することが大事です。
雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。