ドイツ・ヨーロッパ仕様/野地無し構法を模擬で実際に施工してみました!

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ドイツ・ヨーロッパの屋根方式として、野地無し構法があります。

野地無し3

 

野地無し構法が実際にどのような作業になるのか?模擬屋根でチャレンジしてみました。ドイツのマイスターにレクチャーと施工をしていただきました。

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2.7×2.7mの小さい模擬屋根で行いました。

 

野地無し2

 

?透湿ルーフィング(湿気を排出できる下葺き材・高級品)を直接、垂木上に施工します。

野地無し3

 

?透湿ルーフィングをしわなくピンと張ります。しわに雨が溜まる可能性があるため、丁寧に施工します。

野地無し4

 

?透湿ルーフィングを下地(垂木・棟木など)にステープル(ホッチキスの針の大きいもの)で留めます。

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?透湿ルーフィングの重なり部はテープ処理して、気密・防水を行います。

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下から見上げますと野地板がなく(野地無し構法)、ルーフィング越しに日射を感じます。

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?垂木上に縦桟を施工します。縦桟は防水性と垂木の目印として施工します。

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施工者は縦桟の上に足を掛けます。

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?瓦桟を縦桟の上に施工します。瓦桟は通常より太いもの(社寺用)を使用します。瓦桟が施工されると井桁ができ、足場となりますので、恐怖感は薄れます。

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?瓦を施工します。瓦桟を施工すれば、それ以降はほぼ通常と同じです。

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一点違うところは、瓦の留め付けビスは瓦桟の中で留めます。ルーフィングに孔が開かないようにホールレス仕様で瓦を留め付けます。ルーフィングに孔が開くと雨漏りのリスクとなります。

マイスターの仕事・レクチャーは、丁寧かつ理に適ったものでした。長持ちさせるためのひと手間が所々ありました。

衣・食・住の中で、衣・食には職人さんのひと手間の評価が認められていますが、住はなかなか認められない雰囲気もあります。

少しずつでも、長寿命住宅には、長持ちする仕様を選んでいただけるようにPRしていきます。

 

 

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