棟換気金属部材の結露 空気層構法vs直張り構法

お問い合わせはこちら

今日、小屋裏に用いる金属部材の結露について、ご相談がありました。

 

そこで、過去の実験棟での写真を見返してみました。

 

棟換気1

 

上写真の赤丸は棟換気部材の金属製水切り部材で、

棟の一番上で、野地板が開口されている部分です。

よく見ると結露水がたくさんの玉になっています。

 

この屋根は赤丸の直張り構法(化粧スレート)の小屋裏です。

 

棟換気3

基準通りの小屋裏開口面積でしたが、早朝、結露していました。

 

棟換気2

 

 

小屋裏の野地板を観察すると、野地合板も一部分結露していました。

 

棟換気4

一方、青丸の空気層構造の屋根では、棟換気の金属部材は結露していませんでした。

この実験棟は室内は同じで、小屋裏空間が3つに分かれているものです。

屋根構造による小屋裏温度の違いで結露の有無となっています。

 

小屋裏空間で金属部材を使用する場合、放射冷却による熱橋が発生しやすく結露の可能性もあります。

 

?小屋裏空間を低湿化すること

・換気の促進

・室内からの湿気の流入を防止

?外部の温度を内部の金属へ伝えないようにすること

?小屋裏温度が外気温に近づくように天井を高断熱にすること

 

などの対策がありますので、ご検討ください。  (#⌒∇⌒#)ゞ

 

 

この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 役に立たなかった 1 人中 1 人がこの 投稿 は役に立ったと言っています。

神清からのお願い

記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。

お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。

私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。

この記事に関連するサービスメニュー

関連工事メニュー

工事の現場をお見せします。

関連する施工事例

instagram