今日、小屋裏に用いる金属部材の結露について、ご相談がありました。
そこで、過去の実験棟での写真を見返してみました。
上写真の赤丸は棟換気部材の金属製水切り部材で、
棟の一番上で、野地板が開口されている部分です。
よく見ると結露水がたくさんの玉になっています。
この屋根は赤丸の直張り構法(化粧スレート)の小屋裏です。
基準通りの小屋裏開口面積でしたが、早朝、結露していました。
小屋裏の野地板を観察すると、野地合板も一部分結露していました。
一方、青丸の空気層構造の屋根では、棟換気の金属部材は結露していませんでした。
この実験棟は室内は同じで、小屋裏空間が3つに分かれているものです。
屋根構造による小屋裏温度の違いで結露の有無となっています。
小屋裏空間で金属部材を使用する場合、放射冷却による熱橋が発生しやすく結露の可能性もあります。
?小屋裏空間を低湿化すること
・換気の促進
・室内からの湿気の流入を防止
?外部の温度を内部の金属へ伝えないようにすること
?小屋裏温度が外気温に近づくように天井を高断熱にすること
などの対策がありますので、ご検討ください。 (#⌒∇⌒#)ゞ
神清からのお願い
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