モルタル壁での雨漏り調査事例をご紹介いたします。築数年です。
はじめは、屋根・笠木からの浸入と思われていたのですが、サッシ廻り・壁から浸入していた事例です。
↑サッシ廻りのモルタル壁を剥がしたところです。
上の写真はモルタル直貼り外壁を剥がしたものです。左上にあるサッシ下部の合板が黒ずんでいます。また、右の赤丸はラス網を留めているステープルの防水紙貫通孔から合板へを浸水した痕です。合板は一部腐朽して、指で押すと凹む状態でした。
↑基礎上の水切り部です。
水切り板金に錆びが発生しています。また、奥の合板も茶色に変色しています。築年数から考えますと、常時、この辺りに水分が滞留していたと推定できます。
また、この建物は軒の出がない仕様でした。軒の出がない仕様では、外壁・サッシ廻りの雨掛かりが多くなります。高防水の仕様が必然になります。さらに、長期で考えますと、浸入した水を排水できる構造も必要です。モルタル壁の場合では、通気構法をお奨めいたします。(#⌒∇⌒#)ゞ
<pface=”Century”><pface=”MS Pゴシック”>
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。