ホットスポット対策が重要です
立正大学文学部 小宮信夫教授の基調講演です。
「防犯意識から防犯知識へ:真に効果的な防犯対策とは」の
講演会が始まりました。
小宮教授はアメリカをはじめヨーロッパやアジアの
犯罪現場を視察され犯罪者の心理になって犯罪者の
出没しそうな場所を重点的にパトロールし犯罪者を
まちに寄せ付けない事が重要であるとおっしゃってます。
一言で言うと「ホットスポット」を警戒するに尽きると。
自分も14年ほど、おやじの会やまち協で防犯パトロールを
実施してきましたが、小宮教授の言われる「ホットスポット」を
意識したことは有りませんでした。
今までは「ランダムパトロール」だけを実施してきました。
多分多くの方がランダムパトロールを行ってこられていると
思います。
ポットスポットて・・・・?
ホットスポットとは簡単に言うと「入りやすい」「見えにくい」「出やすい」箇所を
示します。
「入りやすい」・・・道路に面した誰でも入れる駐車場
「見えにくい」・・・周りをフェンスや植栽でかこまれた公園等
「出やすい」 ・・・入りやすいと一緒で逃げやすい場所です
このような場所に犯罪者が滞留することが多く
被害も受けやすいとのデータがあるそうです。
ランダムにパトロールは啓蒙活動にはつながるのですが、
犯罪の抑止にはつながらないとの事です。
小宮教授は「ホットスポットパトロール」を推奨されており
「入りやすい」「見にくい」場所を洗い出して重点的に
パトロールして滞留することが重要であると・・・。
日本で初めてのVR研修
日本で初めてVR(バーチャルリアリティー)研修が
今回取り入れられて行われました。
3Dゴーグルで映像を3Dで360度みながら
ホットスポットを確認することで参加者全員が
リアルに問題の箇所を把握することができました。
犯罪者の心理になって考える・・・リスク管理
海外では公園の遊具は子ども以外が入れないように
フェンスで囲まれていたりしています。
また、ベンチも遊具に背を向けた位置にあります。
日本のようにベンチから遊具に向かって話しかけると
不審者のようには見えず誘い出しやすいからだそうです。
犯罪者は「入りやすく」「見えにくい」「出やすい場所」
を好み、落書きや放置自転車・ごみが落ちている場所が
好きで、花壇や花の植わっている綺麗な場所が
嫌い。
犯罪を起こす場所は「密室」と呼び、
「見にくい場所」は道路上でも「密室」で
犯行に及ぶそうです。
防犯カメラの設置位置も犯罪が起きそうな場所にはなく、
設置位置を検討する必要があるそうです。
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