我が家の雨漏り 棟違い編

我が家の雨漏り 棟違い編

こんにちは~。

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

屋根からの雨漏りは取り合い部からの雨水浸入が多くなっています。

今日はその中でも比較的多く発生している棟違い部からの雨漏りをご紹介いたします。

天井の染み

2階天井に染みができる場合、屋根からの雨漏りを疑います。

f:id:capuriclub:20170301191643j:plain

このように数カ所に渡って染みができている場合は重症と言えます。

このような場合、小屋裏に入って状態を確認します。

小屋裏観察

小屋裏に入って天井の染みができている部分を調べます。

f:id:capuriclub:20170301192003j:plain

雨漏り直後に調査するとこのような濡れを確認できます。

しかし、小屋裏は温度が高温となるため、すぐに乾いてしまうことも多くあります。

次に濡れている真上を調べます。

棟違い部に染み

直上を見てみると野地板に染みがあります。

f:id:capuriclub:20170301192454j:plain

赤丸の部分が雨漏りによる野地板の染みとなります。

f:id:capuriclub:20170301192647j:plain

青⇒部分が棟違い部です。

棟違い部と言われても屋根のどこか?わからないと思います。

棟違い部とは?

棟違い部とは屋根のこの部分。

f:id:capuriclub:20170301192944j:plain

つまり、棟違い部とは「片方の屋根面の軒先が同じで、棟の高さが異なる屋根の低い棟が屋根面と交わる部分」のことを言います。

この赤丸部分から雨水が浸入して雨漏りとなっています。

棟違いは雨漏りしないようにしっかりとした施工が必要ですが、昔はその徹底が不十分だったと言えます。

この部分の施工の注意点は以下の図となります。

f:id:capuriclub:20170301194105j:plain

 

屋根材を施工する前、野地板を切り欠くことが必要です。

 

切り欠いた部分に捨て水切り・屋根材・棟板金等を入れて、雨水が野地板に浸入することなく、下屋根の屋根材上に導き、雨漏りを防ぎます。

この現場ではこれができていない状態であり、板金同士のシーリングに亀裂が入ると雨水が野地板へ浸入して雨漏りとなりました。

シーリングだけの止水に頼らずに、水が排出できる構造にしておくことが重要です。

化粧スレート屋根はこんな感じ

棟違いとは関係ありませんが、化粧スレート屋根の状態を知っていただく、いい屋根なのでもう少しお付き合いを。

f:id:capuriclub:20170301195458j:plain

この赤丸部分が化粧スレート屋根の北面です。

もともと赤色の化粧スレート屋根材だったのですが、黄色の屋根に見えます。

これは化粧スレート屋根材の表面に黄色のコケがビッシリと付着した状態です。

コケが付着しているということはそれだけ湿気があるということです。

屋根材が劣化して含水している状態であり、釘や下葺き材、野地板へも悪影響を与えます。

実際、棟違い部以外の平部でも雨漏り痕がありました。

f:id:capuriclub:20170301200209j:plain

この北面の反対側の屋根を見ると、

f:id:capuriclub:20170301200313j:plain

南面は青丸のように、黄色のコケはほとんど付着していません。

住宅を守る大切な屋根がこのように劣化していては、とても心配ですね。

この住宅は築20年弱で、まだ、住宅ローンが残っているそうです。

お施主様が気の毒でした。

雨漏り・棟違い編

棟違い部分で発生した雨漏り事例をご紹介いたしました。

屋根からの雨漏りはほとんどが取り合い部からとなっていますので、しっかりとした施工が求められます。

また、屋根形状もシンプルであれば、取り合い部ができませんので、大幅に雨漏りリスクを削減することができます。

新築をご検討の方には、ご参考にしていただければと思います。

 

お問い合わせはこちら

 

この投稿は役に立ちましたか? 役に立った 役に立たなかった 0 人中 0 人がこの 投稿 は役に立ったと言っています。

神清からのお願い

記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。

お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。

私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。