雨漏り調査をしたところ、結露であった事例をご紹介いたします。
築10年以上の店舗でした。部屋の天井部分の雨漏りについて、現在も発生しているかどうか調査依頼をいただきました。
ヒアリングをしていますと、別の部屋のトイレの床が雨の日によく濡れる現象があるとのことで、雨の日にトイレも調査しました。
写真の赤丸の部分の床が濡れていました。
上の写真の便器部分を拡大してみました。
赤丸部分に水垂れが見られます。
別の写真で水垂れが光っているのがよくわかります。
そこで、赤外線サーモグラフィーで熱画像を撮影しました。
黒丸の部分が水垂れの痕が見られます。
白丸部分がもっとも温度が低くなっています。
温度差としては、便座部分と比べると10℃以上低下しています。
白丸部分および右側の床が低温になっています。
このトイレは店舗内にあり、店舗の室温は25℃程度になっていました。
トイレの壁の温度は20℃、相対湿度75%のときの露点温度は約15.3℃です。
白丸部分は約15℃だったので、結露が発生していました。
また、ヒアリングで梅雨時は特に床が濡れる現象が多く発生するとのことでした。
土間のトイレが梅雨時に結露する現象は一般的にも多いと聞きます。
なかなか雨漏りか結露か判断しにくい現象もありますので、判断が難しい場合は、結露調査・測定も有効ですね。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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