こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
雨漏り調査の事例紹介をいたします。
築7年の木造住宅、壁はモルタル外壁でした。 (高浜にて)
樋が詰まっていた事例です。
大雨のとき、屋根を見てみると、樋から大量の雨があふれ出していました。
縦樋の部分も雨があふれ出ていました。
ものすごい大雨だったので、樋の能力を超えているのかな?
下を見てみると地面には、4cm程の小プールが発生していました。
通常、雨水は縦樋から雨水枡に直接入る構造になっています。
雨水枡に排水できれば、地面がプール状になることはないのですが、このときは、樋から大量にあふれたことによってすぐにプールとなりました。
基礎には、外部と内部で繋がっている配管用の貫通孔が多く開いています。
また、基礎のコンクリートの打継部もあり、浸水経路となるおそれがあります。
このようなプール状態になりますと、床下への雨水浸入リスクが高まります。
例えば、後付け機器などの配管孔が少し下側で開いているときや基礎にクラックが発生しているときなどの条件が重なったときには、床下への浸水が発生します。
この浸水がさらなる不具合・床下結露を引き起こす水分源になりますので、十分注意が必要です。
また、縦樋の外側を流れている雨水が縦樋支持金物を伝わって壁内へ浸水するというリスクが高まります。
この縦樋支持金物から壁内への浸水が柱を腐朽させた事例やしろありを小屋裏へ導いた事例も多く報告されています。
樋に問題があるのか?それとも、雨量が多すぎたのか確認するために、樋の中を点検しました。
樋から縦樋への孔が土や細い枝のようなもので塞がっていました。
土を取り除いてみると中がびっしり詰まっていました。
孔の中の異物を取り除くとやっと縦樋への孔がでてきました。
樋に落ち葉がつまるという不具合はよく聞きます。
しかし、その場合は、樋より高い位置に樹木があり、その葉が落ちると思っていました。
しかし、この物件では、近くに高い樹木はありませんでした。
このつまりの原因は細い枝や繊維類、土埃等により孔が詰まっていました。
落ち葉が原因ではなかったのです。
普段、住まい手が樋の中を観察することはありません。
落下の危険が伴う作業にもなります。
<pcolor=”#ff0000″>大きな木がないご自宅でも、年に一度ぐらいは、降雨時に家の外周を観察し、樋から雨水があふれていないか点検してください。
日常点検として有効ですので、お奨めいたします。
気になることがありましたら専門業者へ点検をご依頼ください。
(#⌒∇⌒#)ゞ
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創業1868年(慶応4年)三州瓦製造・販売・工事
住宅調査・雨漏り調査 <pface=”Century”>(
株<pface=”Century”>)
神清(かみせい)
神谷 昭範(かみや あきのり)です
【趣味】旅行、野球観戦、自転車、スイーツ食べ
【資格】<pface=”Century”>JSHI
ホームインスペクター
住管協ホームインスペクター
住宅メンテナンス診断士
(株)神清ホームページ:<pface=”Century”>http://www.kamisei.co.jp
<pface=”Century”>
雨漏りホームドクター:
フリーダイヤル:0120-951-890
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