相変わらず屋根・壁は要注意ですね!
こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
先日、~既存住宅流通促進へ向けた赤外線建物診断の活用、赤外線画像のリフォーム営業への活用~という内容のセミナーに参加しました。
そのセミナーで、「住宅相談統計年報2016 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター著」に掲載されているデータの紹介を受けました。
住宅相談統計年報
なかなか興味深いデータだったので、ご紹介いたします。(以下のグラフは全て『住宅相談統計年報2016 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター著』より)
住宅トラブルによる相談件数です。
2015年の新築は18,786件、リフォームは9,852件となっています。
ここ数年、リフォームでの相談件数の増加が目立ちます。
雨漏りが第1位
リフォームでの不具合事象の割合は以下となっています。
第1位はやはり、雨漏りとなっています。
上位事象が発生している部位は屋根・壁が多くなっています。
つまり、屋根・壁のリフォームはしっかりした工事を行わないと不具合が発生しやすいと言えます。
価格と工事の内容をよく吟味して選ぶ必要があります。
雨漏りを直すために修繕しても、直らない事例をよく聞きます。
原因を特定せずに、塗装・シーリング等で表面を取り繕うだけの場合に、再び雨漏りするというものです。
また、はがれ・ひび割れ等は新築時にどの建材を採用するのかで、発生頻度が大きく異なります。
不具合が発生しやすい建材を極力、採用しないことも重要となります。
リフォーム時期は築10年以降
それでは、リフォーム見積チェックサービスを利用された物件の築後年数を見てみますと、
築年数10年以上の住宅が95%以上となっています。
築年数10年以内の住宅はその住宅を建設した会社が対応する場合が多いのか、相談件数が少なくなっています。(信頼関係があるのか?)
しかし、築年数が多くなりますと建設した会社との関係がなくなる、検査済がない、図面と建物が違う、過去の工事履歴が分からないなどの物件が多くなり、どこにリフォームを依頼していいのか?わからなくなると思われます。
リフォームの目的としては、部位の修繕、部位の更新が圧倒的に多くなっています。
つまり、部位が劣化したり、故障したために、急ぎ修繕・更新しなければならない方が見積もり相談をしているようです。
逆に、住宅の性能を向上させるためのリフォームの見積もり相談はいずれも1ケタ台となっていてます。
屋根・壁の見積相談が半数以上
それでは、部位の修繕、部位の更新はどこの部位となっているかといいますと、半数以上が屋根と壁になっています。
依然として、屋根・壁のリフォーム業者の信用度が低いのか?見積もり相談が多くなっています。
また、先程述べたように、リフォーム不具合部位で屋根・壁が多いというイメージも相談を多くさせる一因と言えます。
やはり、地元の業者さん・昔からの業者さんを選ぶのが、間違いはないと思います。
さらには、見積もり総額の比較だけではなく、しっかりとした工事内容かどうか?を確認することも実際には必要となります。
リフォームを検討されている方に、少しでも参考になれば幸いです。
何かあれば、お気軽にご相談くださいね~! \(^o^)/
神清からのお願い
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