こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
今日は雨漏りではなく、水漏れについてご紹介いたします。
水廻りの設備
中古住宅の調査では、建物の傾斜、雨漏り以外に水廻り設備の劣化・水漏れを主に点検します。
なかなか水廻り設備の水漏れに出会ったことがなかったのですが、なんと自宅の洗面台が水漏れしていました。
洗面台のシャワーホース付き蛇口から水を出すとすぐに水漏れが発生しました。
洗面器にもあっという間に水が溜まりました。
よく見ますと赤丸のステンレスホースとのジョイント部から水が漏れていました。
そこからホースに伝わり白いプラスチックケースに水が入っていました。
さらに、洗面台の留め付け木材も水漏れにより変色が発生していました。
気付くことが遅れ、洗面台の床や足の部分の合板も化粧板との剥がれが発生していました。
白いプラスチックケースにはホースのところまで、水が溜まっていて、そこから水が溢れていました。
なぜ?シャワーホースを受ける白いプラスチックケースがあるのか?
なぜ?水が一杯溜まっているのに、排水する構造になっていないのか?
存在の意味がわかりませんでした。
DIY修理
自分で配管を直そうと試みました。
ステンレスホースとその真鍮ジョイントを外すことができませんでした。
この真鍮ジョイントのパッキンを交換すればいいのかな?と安易に考えましたが、違っていました。
次にシャワー蛇口の部分を交換できるのか?と蛇口部分のホースを外そうとしましたが、うまく行きませんでした。
ホームセンターには同じようなステンレスホースは販売されていたのですが、全部が同じようには見えませんでした。
結局、DIY修理はあきらめました。
専門業者さんに電話
自分での修理をあきらめたので、専門業者さんに電話して修理依頼をしました。
専門業者さんはさすが、問題箇所をすぐに見つけました。
ホースの中が樹脂パイプが入っていて、そこが劣化して水漏れになっているので、ステンレスホース全体を交換する必要があるとのことでした。
交換したホースで、劣化はこの中身で起きていました。
専門家の話では、ステンレスホースは7~10年で劣化しやすい部品だそうです。
ステンレスは中の樹脂の摩擦による劣化を防ぐためのカバーでした。
また、白いプラスチックケースは基本的には水が空の状態が正しいでした。
シャワーホースを伸ばしたときに、ホースにかかった水が伝わって、洗面台の床を濡らすことを防ぐためのトイの役目でした。
水が溜まってもわずかですし、蒸発するので常には空となっているそうです。
たまに点検して、逆に溜まっていたらどこかで漏れていると判断した方がよいとのことでした。
やっぱりメンテナンスは専門家ですね!
やっぱりメンテナンスは専門家にお願いすることが大事ですね~!
素人の判断で、DIYを行い、蛇口やプラスチックケースを改造してしまったら修理代がもっと必要になったかも?
屋根でも言えることですが、専門家はしっかりした知識・経験をもって、メンテナンスを行うため、間違いがなく、結果的に長持ちとなり費用対効果がすぐれたものになりますね~。
くれぐれもなんちゃって専門家には注意しましょうね~! \(^o^)/
神清からのお願い
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