工事の概要
台風被害 廃盤した瓦が飛散⇒スレート屋根に葺き替え
天窓からの雨漏り修理
工期:14日間
築年数:約25年
台風修理 廃盤瓦が飛散!スレート屋根に葺き替え&天窓からの雨漏り修理
台風により、棟瓦が飛散して桟瓦が破損しました。
運悪く、瓦は特殊形状の廃盤品で、互換性のある瓦がありませんでした。
また、天窓があったのですが、そこから雨漏りも発生していました。
台風修理として、既存の瓦をめくり、スレート屋根(コロニアルグラッサ)に葺き替えをしました。
天窓の雨漏りは、天窓をふさいでほしいとのことで、天窓を撤去しました。
天窓からの雨漏りによって、その周辺の野地合板は踏み抜けるほど、腐朽していました。
瓦を選択する場合、特殊形状の瓦よりは、標準品を選ばれることをおススメします!
瓦は耐久性があり、何十年も使用することができます。
部分交換すれば、葺き替えなど必要なくなります。
互換性のある標準品であれば、その瓦が廃盤になっても、類似品で部分交換可能となっています。
工事の内容を簡単にご紹介します!
工事のビフォー・アフター
工事前
台風による被害:特殊形状の廃盤となった瓦(セラノF)が破損しました。
2階屋根の棟瓦が強風で飛散しました。
天窓からの雨漏りも発生していて、その下の軒先破風板には、雨染みが発生していました。
工事中
既存瓦を全部めくりました。
雨漏りしていた天窓も撤去しました。
瓦をめくっているときに、天窓の軒先部分の野地合板が踏み抜けてしまいました。
天窓からの雨水が軒先に流れ、ルーフィング下の野地合板を腐朽させました。
ルーフィングをはがしてみると、野地合板に白色腐朽菌が拡がっていて、合板の強度を低下させていました。
腐朽した野地合板は交換しました。
たる木はかろうじて、染みた程度でした。
天窓の穴は野地合板で塞ぎました。
高品質な改質アスファルトルーフィングを張りました。
この上に、コロニアルグラッサを葺きました。
工事後のビフォーアフター
補修前
補修後
補修前の特殊形状の瓦は、大変高級な瓦でした。
10、20年で、点検を行っていれば、台風で飛散するリスクがあるか、発見できたと思います。
棟瓦の留め付けくぎが浮いていたために、飛散してしまいました。
点検して、くぎ浮きを補修しておけば、後何十年も持つ高級な瓦だったので、お客様にとっては、残念な結果になってしまいました。
標準品の瓦を使用していれば、葺き替えせずに補修できました。
お客様はその辺のことは、全くわからないので、瓦屋がしっかりと説明しなければいけないと感じさせていただきました。
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