調査の概要
木造2階建て 1階掃き出し窓上からの雨漏り
調査:1日間
築年数:約20年
再塗装もしたのに、なかなか直らない雨漏り
「再塗装もしたのに、雨漏りが直らない」とときどき、ご相談があります。
工務店・塗装業者さんは、「外壁が劣化しているから、外壁をシーリング・塗装すれば、雨漏りは直ります。」と言われて塗装したそうです。
直ると期待していたのに直らず、雨漏りしたと呼んでも、ちょっとシールして、様子をみましょうの繰り返しだそうです。
中には、ギブアップする業者さんもいるそうです!
私が思うに雨漏りしている場合は、
雨漏り調査して、原因をつかんでから、再塗装するべきです!
塗装だけでは、雨漏りは直りません。
再塗装したのに、なかなか直らない雨漏りの調査をご紹介します!
雨漏りしている状況
雨漏りは、1階掃き出し窓のサッシ上から発生するそうです。
強風雨で、発生しています。
上には、バルコニーもあり、バルコニーの外壁からテラス屋根も設置してあります。
全く、掃き出し窓には、雨が掛からない状態でした。
しかし、強風雨時にサッシの上からポタポタと雨漏りするそうです。
バルコニーの外壁を見ると、塗装されていました。
バルコニーの怪しそうな所に、シールした痕は見られました。
防水も行ったそうで、問題ありませんでした。
2階窓の周辺もしっかりシーリングされていました。
散水調査とその結果
浸入する可能性のある所を順番に散水調査を行いました。
5か所散水して、いくつかの場所で、漏水が確認できました。
バルコニーの軒天部から漏水が確認できました。
掃き出し窓のビス穴から漏水が確認できました。
サッシのレールを移動して、中央部から水滴が落下しました。
いつも床に水滴が溜まる場所だそうです。
塗装業者に何回見てもらっても、わからなかったのに、よく一回で分かりましたね!
とお客様からお言葉をいただきました。
それにしても、ギブアップする業者さんが多いように感じます。
塗装業者さんにとっては、雨漏りを直す修理ではなく、あくまで、美観をきれいにする塗装が本業なんだと感じます。
そのため、雨漏りが止まらないと言われると本能で、クレームに感じるのではないでしょうか?
雨漏り修理業者なら、雨漏りが止まらなければ、仕事が完了していないことになるので、何がなんでも止まるまで、がんばるはずです。
ギブアップはあり得ないと思います。
雨漏りしている場合は、先に雨漏り調査してから、塗装した方がいい理由をお客様にお伝えして、修理方法を説明しました。
ポイントまとめ
・雨漏りしているなら、再塗装する前に、雨漏り調査が有効です!
・雨漏りは、塗装では直るとは限りません!
・ギブアップする業者さんが多いです!
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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