工事の概要
築20年の天窓からの雨漏り 散水調査してガラス面からの浸入を特定
工期:1日間
築年数:約20年以上
天窓からの雨漏り ガラス面のシーリング部分補修
「天窓からの雨漏りを直してほしい」とご相談いただきました。
伺ってみると、天窓のガラス面からの雨漏りなのか、天窓周辺からの雨漏りなのか、判断しにくい状態でした。
小屋裏から確認しようとしても、天窓の空間が合板で閉ざされていたので、たどり着きませんでした。
原因を明確にするために、散水調査を行って、ガラス面からの雨漏りと特定しました。
ガラス面のシーリングで補修しました。
簡単にご紹介します。
工事の手順
雨漏り調査
天窓のガラス面が割れていました。
ガラス面から内壁へのルートが明確には確認できませんでした。
クロスのシミも広範囲となっていたので、結露も想定しました。
含水率を測定すると、13%とすでに乾燥していました。
外部を見ると、ガラス面のシールの劣化も見られますし、天窓上部のシーリングもあやしい感じでした。
散水調査
はじめに、天窓周辺からの雨漏りを確認しました。
水上側・水下側と散水しましたが、漏水は確認できませんでした。
次にガラス面を散水しました。
ガラス面とアルミ枠の間からは、漏水は確認できませんでした。
しかし、しばらくすると内壁が濡れてきました。
含水率は40%を超える状態でした。
ガラス面から浸入して、内壁の中側を通って、漏水していることがわかりました。
わかりにくい雨漏り経路でした。
ガラス面からの雨漏りはシーリングだけで済みます。
しかし、天窓周辺からの雨漏りの場合は、周辺の屋根材をはがす必要があり、工事費用が大きく変わってきます。
ガラス面からの雨漏りと確認できたので、安価に補修することができました。
補修工事
ガラス面のシール材を撤去して、シーリングを打ち直ししました。
併せて、もう一つの天窓も補修しました。
工事のビフォー・アフター
工事前
工事後
天窓のガラス面のシールは10年程度で劣化するため、メンテナンスが必要です。
シールが切れてしまうとペアガラスの中へ水分が入ってしまうので、その前にメンテナンスされることをオススメします。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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