緊結(きんけつ)ってなに?
緊結とは、瓦を野地板、又は瓦同士で留め付けることを言います。
昔の瓦の緊結材は、葺き土(ふきつち)・竹釘(たけくぎ)・松釘(まつくぎ)等でした。
現在では、銅線・ホルマル被覆銅線・ステンレス線・銅釘・黄銅釘・ステンレス釘・ステンレスビス・パッキン付きステンレスビス等で瓦を留め付けます。
また、棟などでは、補助材として、棟補強金物・たるき・寸切りボルト・横筋・接着剤等を用いて、瓦を留め付けます。
現在の瓦屋根は、ガイドライン工法に準ずる形で、耐震性能・耐風性能を高めた安全・安心の緊結を行っています。
下の写真はその一例です。
瓦はステンレス釘で瓦桟木・野地板に留め付けられています。
冠瓦は棟補強金物・たるきを介して、野地板に留め付けられています。
冠瓦は1枚毎にパッキン付きステンレスビスで、たるきに留め付けられています。
因みに、竹釘(たけくぎ)とは、良質の竹を長さ90㎜(3寸)・太さは瓦の留め穴の大きさに合わせて削り、鍋で糠(ぬか)と共に黄金色になるまで煎(い)り、造られたもののことを言います。
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