本記事の目次
雨漏りの原因ランキングを紹介します
この章では、雨漏りの原因をランキング形式で紹介します。雨漏りの原因ランキングは以下の通りです。
1、外壁
2、屋根
3、ベランダ
4、窓・サッシ
5、雨樋
雨漏り=屋根が原因とお考えの方が多いと思いますが、実は、外壁が原因の雨漏りの方が多いのです。
窓・サッシから雨漏りして来ても、原因としては、外壁が原因ということがほとんどです。
その次に、屋根・ベランダと続きます。
次の章から、雨漏りの原因別に症状や修理費用について解説していきます。
雨漏りの原因ランキング1位【外壁】
外壁が原因で雨漏りする場合、雨漏りの症状としては、窓・サッシの上から室内へ雨漏りすることが多いです。
外壁からの浸入口としては、シーリングのひび割れ・はがれ、外壁材のひび割れ、外壁材の重なり部分の隙間などがあります。
これらは、経年劣化によって、発生することが多いです。
外壁内へ入った雨水は、その中に貼ってある防水シートの隙間・くぎ穴・施工不良などによって、防水シートの室内側へ浸入します。(根本的な原因)
それが、窓・サッシの上からの雨漏りとなります。
雨漏りの補修費用の目安としては、浸入口の隙間をふさぐ場合は、5万~20万円です。
根本的な原因を直すには、外壁をはがして、防水シートを張り替えする必要があり、補修費用の目安としては、30万円~100万円となります。
雨漏りの原因ランキング2位【屋根】
屋根が原因で雨漏りする場合、雨漏りの症状としては、天井から雨漏りする場合が多いです。
屋根からの浸入口としては、屋根材のひび割れ・ズレによる隙間の発生や、谷部・棟部・ケラバ部・軒先部などの屋根の端部などがあります。
これらは、経年による移動・堆積・劣化などによって、発生することが多いです。
また、間違ったメンテナンス方法が原因の雨漏りも比較的多いです。
屋根材から浸入した雨水は、くぎやビス、タッカーなどによる防水シートの穴から伝い水として、野地板へ浸入します。
野地板のつなぎ目から天井上へ滴下して、天井からの雨漏りとなります。
雨漏りの補修費用の目安としては、部分的に屋根材をめくって、補修する場合は、20万円~30万円となります。
補修する面積が増えることで、費用はかかり、全面の葺き替えとなりますと100万円~となります。
雨漏りの原因ランキング3位【ベランダ】
ベランダが原因で雨漏りする場合、雨漏りの症状としては、下の階の天井や窓・サッシの上から室内へ雨漏りすることが多いです。
ベランダからの浸入口としては、防水層のひび割れ・排水ドレンの劣化、シーリングのひび割れ・はがれ、笠木・手すりの隙間、外壁とベランダのつなぎ目分の隙間などがあります。
これらは、経年劣化によって、発生することが多いです。
ベランダ内へ入った雨水は、その中に貼ってある防水シートの隙間・くぎ穴・施工不良などによって、防水シートの室内側へ浸入します。(根本的な原因)
それが、天井や窓・サッシの上からの雨漏りとなります。
雨漏りの補修費用の目安としては、浸入口の隙間を部分的にふさぐ場合は、5万~20万円です。
根本的な原因を直すには、防水層・外壁をはがして、補修する場合の費用の目安としては、30万円~80万円となります。
雨漏りの原因ランキング4位【窓・サッシ】
窓・サッシが原因で雨漏りする場合、雨漏りの症状としては、下の階の天井、窓・サッシの上から室内へ雨漏りすることが多いです。
窓・サッシからの浸入口としては、サッシ本体の変形、シール部の隙間、木製固定窓の隙間などがあります。
これらは、経年劣化によって、発生することが多いです。
サッシ内へ入った雨水は、そのまま、室内側へ浸入します。
それが、下の階の天井、窓・サッシの上からの雨漏りとなります。
雨漏りの補修費用の目安としては、浸入口の隙間をふさぐ場合は、5万~10万円です。
根本的な原因を直すには、サッシを取替する必要があり、補修費用の目安としては、20万円~50万円となります。
雨漏りの原因ランキング5位【雨樋】
雨樋が原因で雨漏りする場合、雨漏りの症状としては、天井、壁から室内へ雨漏りすることが多いです。
雨樋からの浸入口としては、内樋のゴミ詰まりによるオーバーフローや内樋自体の隙間、内樋の排水ドレンの隙間、縦樋のとい吊り金具の隙間などがあります。
これらは、経年劣化によって、発生することが多いです。
外壁内へ入った雨水は、そのまま、室内側へ浸入します。
それが、天井、壁からの雨漏りとなります。
雨漏りの補修費用の目安としては、内樋を掃除する場合は、3万円~です。
内樋・排水ドレンを交換する補修費用の目安としては、20万円~50万円となります。
雨漏りの修理業者の選び方を解説
雨漏り修理できる業者の選び方については、いくつかの比較するポイントがあります。
1.雨漏り調査をしっかりすることができる
2.雨漏りの費用は適正である
3.工事を行う上で、ご近所さんへの配慮をしてくれる
4.工事後の保証・対応がいい
相見積して、最安値の業者を選ぶ価格重視の選び方も1つだと思います。
雨漏り修理に関しては、価格よりも1の雨漏りの調査の能力を重要視する選び方をおススメします。
理由は単純で、いくら安く25,000円だとしても、雨漏りが直らなければ、ムダなお金となってしまうからです。
まずは、雨漏りの原因を見つけ、雨漏りを止めることができそうな業者を選びましょう。
その中で、雨漏り費用が相場内であれば、いいと思います。
雨漏り修理において、相見積は新築と違って、工事内容がなかなか比較できないからむずかしいです。
選び方に関して、詳しく知りたい方は下記記事も合わせて読んでみてください。
雨漏りをしないための今後の工夫
定期点検
雨漏り修理は1度行えば、それで終わりという訳ではありません。
家の屋根・壁・ベランダ・サッシ・雨樋は経年劣化による雨漏りリスクが年々増加していきます。
雨漏り修理費用を安価にするには、早期発見・早期修理です。
5年に1度の点検や台風後の点検は、大変効果的ですので、定期点検を心がけましょう。
屋根に上がっての点検は、お客様が行うには大変危険ですので、必ず、業者に依頼してください。
外壁塗装
家のメンテナンスというと、外壁の塗装と思い浮かべる方が多いと思います。
雨漏り対策を重視した考え方をすると、外壁の塗装は優先順位が低いです。
それよりも、外壁のシーリングの劣化・外壁材のひび割れを重視した方が雨漏りを防ぐことができます。
塗装よりもシーリングにお金をかけてほしいですね。
雨が流れる部分の掃除
雨漏り対策でDIYできるとすると、排水口の掃除があります。
ベランダの排水口、雨どいの排水口を1年に1回は点検・掃除することは、大変有効です。
まとめ
この記事では、雨漏りの原因をランキング形式で紹介しました。
1、外壁
2、屋根
3、ベランダ
4、窓・サッシ
5、雨樋
外壁が1番多く、シーリングの経年劣化が原因です。
どこから雨漏りしても、早期に雨漏り業者を呼ぶことが、修理費用を抑えるポイントです。
雨漏りを繰り返さない工夫は、定期点検・外壁のシーリング・排水口の掃除などがあります。
雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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