目次
雨漏り修理業者を選ぶときに見るべきポイント
雨漏り修理業者を選ぶときは、以下のポイントを確認すべきです。
- 雨漏りの原因を正確に特定できる
- 修理費用が相場内である
- 工事中の近隣への配慮ができる
- アフターフォローや保証制度がある
優良な雨漏り修理業者は、雨漏りの原因を特定してから修理プランを立てます。
雨漏りを直す上での「1丁目1地番」である原因の特定がおろそかになっている業者が多く、「雨漏り修理が難しい」と言われる由縁だと思います。
雨漏り修理業者を選ぶときには、雨漏りの原因の説明を詳しく聞いて判断することをオススメします。
次の章から詳しく解説していきます。
雨漏り修理業者選びのポイントその1: 原因特定の正確性
雨漏り修理業者選びのポイントその1:原因特定の正確性について紹介します。
雨漏り修理業者選びのポイントは原因特定の正確性が高いかどうかを見極めることです。
目視調査だけや経験則、雨漏りの診断資格などは残念ながらあてにはなりません。
良い業者は原因特定するために多様な方法を駆使して、原因特定の裏付けを行います。
なぜかと言うと「雨漏りを止めることが仕事である」というプロ意識が高く、雨漏りの再発を恐れているからです。
一方で、選ぶのに注意してほしい業者は、全面メンテナンス工事を行うことを目的にしている業者です。
全面の塗装工事・防水工事・屋根工事などを目的としており、雨漏りを止める意識が低いからです。
「雨漏りは難しいので、怪しい所をコーキングしておきます。これで止まらなければ、全面的な工事をしないと直らないです」というパターンです。
コーキング費用は安価なので、商売としては王道だと思います。
しかし、雨漏りの原因を特定していないので、全面工事しても雨漏りが再発するケースが生じるのです。
再発後のアフターフォローは商売の目的である全面工事を終えているので、極端に手抜きとなり、お客様があきらめるのを待っている感じだそうですのでご注意ください。
オススメするのは、以下のような調査で原因特定している業者を選ぶことです。
- 目視調査
- 赤外線サーモグラフィ調査
- 散水調査
- 含水調査
- ドローン調査
- 温湿度測定
赤外線サーモグラフィ調査によって、建物の各表面を撮影して、雨漏りの水分による温度変化を調べます。
また、散水試験の漏水を素早く確認します。
目視調査により、探した劣化部分を順番に水道水で散水します。
散水調査は、知識と経験によって、結果が大きく異なってきます。
部分修理を行う上では、有効な調査方法と言えます。
雨漏りホームドクター神清の調査方法について「雨漏りについて」の記事で詳しく解説しています。
雨漏り修理業者選びのポイントその2:費用相場は適切か
雨漏り修理業者の費用相場は適切かについて解説します。
費用は安ければ良いというわけではなく「内容に対して妥当な金額かどうか」が大切です。
まずは、いくら費用が安くても雨漏りが止まらなければ、お金を捨てたことになります。
「とりあえず安価にコーキングで様子を見ましょう」はオススメできません。
その上で、修理内容に対して、費用が相場内の業者を選ぶようにしましょう。
たとえば、修理内容に対して、以下の金額が目安です。
- 瓦の葺き替え:15,000円〜/㎡
- 瓦の差し替え:20,000円〜/枚
- スレート屋根の葺き替え:12,000円〜/㎡
- 棟板金の部分取替:3〜15万円/棟
雨漏り修理業者選びのポイントその3:近所への配慮があるか
雨漏り修理業者が近所への配慮があるかについて解説します。
雨漏り修理を行うときには、足場を設置することも多いです。
近所の住民にも騒音など、影響がおよぶこともあります。
事前に、近所の方へ工事予定・事前の説明など、あいさつの配慮ができることも雨漏り修理を行う上で、大切です。
神清では、事前に近所の方へ工事のごあいさつに伺います。
また、思わぬアクシデントやクレーム対応もしっかり行い、工事がスムーズに進むように対策をします。
作業車が、道路に一部かかるときには、警備員を置いて、交通整理を行います。(道路の使用許可を申請して、対応することもあります。)
工事前のご近所様への手配について確認しておきましょう。
雨漏り修理業者選びのポイントその4:アフターフォローが充実しているか
雨漏り修理業者の雨漏り再発に対するアフターフォローについて紹介します。
雨漏りの再発リスクは意外と高いので、工事後のアフターフォローについて確認しておきましょう。
工事後の保証があるのか、再発時に点検や再工事に応じてくれるかも業者選びの大切なポイントとなります。
神清では、全面改修であれば10年保証、部分補修でも1年の雨漏り保証がついています。
また、雨漏りが直らないと相談を受ける場合、「修理した業者へ何度再工事を頼んでも「コーキングしたので様子を見ましょう」と対応され、解決しない。」と言われる方が多いです。
「雨漏り修理する業者」なのか、「メンテナンス工事をしたい業者」なのかによって、アフターフォローへ取り組む姿勢が異なるのでご注意ください。
注意! 悪徳な雨漏り修理業者の特徴とは?
悪徳な雨漏り修理業者の特徴について解説します。
悪徳な雨漏り修理業者には次のような特徴があります。
- 強引にその場で契約を迫ってくる(火災保険を使えるなどと言う)
- 無料点検を装って屋根に登る(故意に破損させるケースも)
- 施工後の保証を口約束にしている(トラブル時に連絡が取れない)
悪徳な雨漏り修理業者は、「このままでは腐って家が崩れる、シロアリでボロボロになる」などと不安をあおって契約を迫ってきます。
写真を見せてもお客様はわからないとウソを並べます。
また、目視調査で浸入箇所の可能性がある所にコーキングを無料で行い、再発したら高額な大規模改修を迫るという手口もあります。
怪しいと感じたら、その場で契約せず家族や第三者に相談しましょう。
悪徳な雨漏り修理業者の見積もり書とは?
悪徳な雨漏り修理業者の見積書の特徴について解説します。
悪徳な雨漏り修理業者の見積書には、以下のような特徴があります。
- 手書き
- 単価や数量を記載せず、全て「一式」と記載
- 詳細な金額を比較できないようにしている
- 会社住所・担当者名・連絡先、材料名や仕様名が不記載
会社住所が県庁所在地の街中にある場合も注意が必要です。
大きなビルの〇階となっているので、しっかりした会社と思うのは大間違いです。
レンタルオフィスが会社住所で、いつでも連絡が取れなくなる悪徳業者が増えていますのでご注意ください。
また、会社名などの看板がなく、空き店舗のような所が所在地の会社もやめておきましょう。
会社と連絡が取れなくなっては、手厚い保証でも全く意味がありません。
極端に安い見積もりを出す雨漏り修理業者にも注意!
極端に安い見積もりを出す雨漏り修理業者にも注意すべきことがあります。
雨漏り修理は、各業者が思っている雨漏り原因・修理方法・修理範囲がすべて違うと思ってください。
先ほども事例紹介しましたが、お試しで無料・格安のコーキングを提案して、大規模改修を行う手口もあります。
雨漏り調査して原因を特定した上で、部分修理を提案する業者もいます。
予防も含めて全面的な工事を提案する業者もいます。
極端に安い見積もりを出す業者は材料や作業の質を落としている可能性もあります。
相見積もりには業者選択の幅が広がったり、知識が習得できたりする利点がある一方、時間や労力がかかり不安を招く可能性もあるため、最初は2、3社から始めると良いと思います。
見積もりのポイントについて「屋根修理の見積もりの3つのポイントとは?業者の探し方や注意点も解説」の記事で詳しく解説しています。
優良な雨漏り修理業者を探すには?
優良な雨漏り修理業者を探す方法について紹介します。
優良な雨漏り修理業者を探すには、以下のような方法があるので参考にしてください。
- 知人からの紹介:信頼できる情報源。施工の実績が確認できる。
- 地元の広告やフリーペーパーで探す:地域密着で継続的に営業している会社は安心。
- 専門サイトで検索する:「雨漏り110番」」https://amamori110.com/ などの雨漏り専門サービスで見積り可能。
雨漏り修理業者を知っている知人は少ないので、スマホで検索することになると思います。
「地名 雨漏り修理」で検索すると地元の修理業者さんが検索されるのでオススメです。
例えば、「愛知 雨漏り修理」で検索すると愛知県内で雨漏り修理の得意な業者を調べることができます。
優良業者の選び方は「雨漏りを修理できる優良な業者の選び方と特徴を屋根屋が解説」の記事で詳しく解説しています。
【まとめ】原因を明確にし、根本から対処できる業者を選びましょう。
雨漏り修理は雨漏りを止めることが目的となります。
雨漏りの原因を特定して、根本的に対処できる業者を選ぶことをオススメします。
悪徳な修理業者は、言葉巧みに皆さんを不安にさせ、契約書をすぐに結びたがります。
もしも、そういった業者と出会ったら、ご家族や消費者センターに相談してみてください。
愛知県内であれば、私共「神清」がご相談に乗れます。その他の地域に住んでいる方も、信頼できる業者さんを紹介できるかもしれません。一度、お問合せくださいね。
神清からのお願い
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