屋根修理の見積もりの3つのポイントとは?業者の探し方や注意点も解説

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

  • 屋根修理の見積もりのポイントを知りたい
  • 屋根修理の見積もりを無料で出してもらう方法や業者の探し方を知りたい
  • 屋根修理の見積もりを取る際の手順や注意点を知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は、「屋根修理の見積もりのポイントを知りたい」「屋根修理の見積もりを無料で出してもらう方法や業者の探し方を知りたい」という方に向けて書かれています

屋根修理の見積もりは、屋根修理費用に大きく関わる要素で、業者の良し悪しもわかる非常に重要なものです。
でも、どういったことをチェックすれば良いのかや注意点ってなかなかわからないと思います。

そこで本記事では、屋根修理の見積もりのポイントを詳しく解説していきます。
屋根修理の見積もりを無料で出してもらう方法や業者の探し方も解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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屋根修理の見積もりを無料で出してくれるのはどこ?

屋根修理の見積もりを無料で出してくれる主なところを紹介します。

  • 見積もり一括サイト
  • ホームセンター・家電量販店
  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • リフォーム専門会社
  • 屋根修理専門業者

屋根修理についてwebで検索すると、上位には、見積もり一括サイトやweb集客サイトが数多く出てきます。

どちらも加盟店にお客様を紹介して受注すると、20%近くの報酬を得る会社です。

実際に工事を行うのは、各地域の加盟店となっている屋根修理業者のため、お客様はその報酬を含んだ見積もり価格となってしまいます。

ホームセンター・家電量販店は店舗に来るお客様に対して営業して、工事は下請けの屋根工事業が行い、見積もりは工事業者の価格にホームセンター・家電量販店の営業経費を含んだ見積もり価格となります。

屋根については専門家ではなく、派遣された下請けの屋根工事業者頼みとなってしまいます。

ハウスメーカー・工務店などの自宅を建てた会社は、屋根仕様についても把握しており安心できますが、実際の工事は下請けの屋根工事業者が行います。

リフォーム専門会社は工務店が運営していることが多く、下請けの屋根工事業が実際の工事を行います。

屋根修理専門業者は各地の屋根工事店のことであり、直接、お客様へ見積もり提出することになります。

値段を抑えたい方は、屋根修理専門業者をオススメします。

 

無料見積もりを出す業者の探し方

無料見積もりを出す屋根修理専門業者の探し方を紹介します。

  • インターネット
  • 折り込みチラシや広告
  • 地域版の電話帳
  • 地元・業界の雑誌
  • 友人や知人の紹介

スマートフォンやパソコンからインターネットで検索することは容易です。

ただし、どのサイトも同じように見えますし、屋根修理専門業者と見積もり一括・集客サイトの見分け方がむずかしいと思います。

屋根修理専門業者の見分け方は以下に内容をチェックしてください。

  • 施工事例・写真が掲載されているか
  • 社長の顔が出ているか
  • 社員や職人の顔が出ているか
  • 職人目線の専門的な画像があるか
  • 地元・地域での交流を行っているか

上記内容が掲載してあれば、地域の屋根修理専門業者と判断しても大丈夫です。

 

折り込みチラシや広告、電話帳、地元の雑誌などで目に付いた業者があれば、その会社のホームページを検索してみましょう。

広告の内容とホームページを見比べて、違和感がなければ大丈夫だと思います。

友人・知人の紹介は間違いないと思いますが、現在は詐欺業者も横行していますので、念のため、ホームページを確認しておきましょう。

 

屋根修理業者の探し方について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根修理業者の探し方3選を紹介!注意点やポイントも解説します!

 

屋根修理の見積もりを取る手順

屋根修理の見積もりを取る手順を解説します。

  1. 屋根の状態を撮影する
  2. 建物の状況を把握する
  3. 優良業者を2社以上探して、現地調査を依頼する
  4. 現地調査時に業者の対応を観察、修理の説明を受け、見積を依頼する
  5. 業者の説明、見積書を比較する
  6. あなたが納得できる業者を選び、修理依頼する

屋根修理の見積もりを依頼するには、屋根のどの部分をどうしたいか、併せて、といや外壁の修理するところはないか、などをチェックしておきましょう。

その上で、2社以上の優良な業者を選んで現地調査してもらい、見積もり依頼しましょう。

現地調査時の様子や修理内容の説明、見積書を比較して、あなたが納得できる業者を選び、修理依頼しましょう。

屋根修理の見積もりの仕方について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根の見積もりの仕方!3つのコツを屋根屋が詳しく解説します

 

押さえておきたい屋根修理の見積もりの3つのポイント

押さえておきたい屋根修理の見積もりの3つのポイントを紹介します。

  1. 費用相場
  2. 項目ごとの確認
  3. 見積書の品質

次の章から詳しく解説していきます。

 

【屋根修理の見積もりのポイント】①費用相場

屋根修理の見積もりを行うときは、屋根修理の費用相場をある程度知っておくことが重要です。

屋根修理では、屋根材を部分的に交換したり、費用を抑えるために最小限の範囲を修理したりすることを部分修理といいます。

部分修理は今発生している不具合に対してなので、将来や他の部分に対する予防処置は含まれていません。

修理内容約100㎡の建物の費用相場
破損した瓦の差し替え2.5~万円
※例5枚の場合、5万円程度です。
棟板金の取替え5~15万円
※棟板金の形状や長さによって異なります。
雪止設置10~30万円
※隣の家や車に被害が出る場所に増設します。
しっくいの塗り替え6~20万円


雨樋修理5~10万円
※破損した部分の交換です。
瓦棟部の葺き替え25~50万円
雨漏り修理10~50万円
※雨漏りしている場所の部分のみの補修です。

※上記表には足場費用は含まれていません。

 

一方で、全面修理とは屋根全体に対して修理・メンテンナンスを行うことです。

屋根材・屋根下地材の寿命も考えておこなう修理となります。

今後、10年以上は屋根を健全な状態にするために行う内容です。

修理内容約100㎡の建物の費用相場
屋根材の葺き替え
※古い屋根材を撤去して、新しい屋根材を施工
100~240万円
瓦の葺き直し
※瓦を部分的に外しながら、ビス留めする
70~150万円
カバー工法
※金属屋根、アスファルトシングルで重ね葺き
80~150万円
塗装
※既存のスレート・金属屋根を塗装
40~80万円

※上記表には足場費用は含まれていません。

 

屋根修理の費用相場について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根修理の費用相場は?具体的な金額や工期についても解説します!

 

【屋根修理の見積もりのポイント】②項目ごとの確認

屋根修理の見積もりは、項目ごとの金額をしっかり確認しておきましょう。

悪質な業者が作成する見積書は単価や数量の記載がなく、すべてが「一式」のみの記載となっており、詳細な金額を比較できないようになっています。

材料名や仕様名までしっかり書かれていれば、他社の見積書と比較することができます。

グレードの高い材料を使用していれば、当然高くなりますし、次のメンテナンス時期も変わってくるので、メンテンナンス計画を考えやすくなります。

※部分修理などの小規模範囲の場合はすべてが「一式」表示になることがあります。

屋根材や部材の単価について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根工事の相場や単価はいくら?屋根屋が一覧表で詳しく解説

 

【屋根修理の見積もりのポイント】③見積書の品質

屋根修理の見積もりのポイントとして、見積書の品質を重視しましょう。

見積もりの内容を比較することで、優良な屋根修理業者と悪徳業者の品質の差は明確となります。

悪徳業者の見積書の傾向をいくつか紹介します。

  • 手書きの見積書
  • 数量・単価がなく「一式」のみの見積書
  • 主な材料・工法の種類が記載されていない見積書
  • 会社住所・担当者名・連絡先等が記載されていない
  • 不要な内容が細かく羅列されている

見積書に記載されている会社住所をグーグルマップなどで検索してみましょう。

会社名などの看板がなく、空き店舗のような所はやめておきましょう。

 

また、訪問時の業者の行動についてもまとめてみました。

項目優良業者悪徳業者
服装機能的な服装スーツもしくは汚れた服装
臭い気にならないタバコの臭いが強い
車の中道具が入っている・整理されているぐちゃぐちゃしている
調査時間30分~2時間程度5~10分もしくは調査しない
調査方法図面、メジャー、雨漏り調査道具目視のみ
状況説明写真や動画で状況を見せてくれる口頭のみ
見積の提出方法郵送、メール、対面説明対面説明のみ

気になる行動がありましたら、別の業者に見積もりを依頼しましょう。

 

相見積もりは重要だけど注意点もあります

屋根修理の見積もりでは、相見積もりされることをオススメします。

相見積もりをすることでいくつかの利点があります。

  • 見積もりを通して業者の特徴を知ることができる
  • 業者によって言っていることが全く違うことがわかる
  • 他社の見積書があると価格引き下げ効果がある
  • 自分の考え方に合った業者を選ぶことができる
  • 屋根修理の知識が付く

一方で、相見積もりの注意点も把握しておきましょう。

  • 複数の業者を比較するため時間が必要になる
  • 複数の業者と話をするのでつかれる
  • 一番安価な業者を選んでしまい後悔することがある
  • どの業者を選べば良いのかわからなくなる可能性がある
  • たくさん相見積すると工事することが不安になる

最初からたくさんの業者に話をすると、デメリットもあるので、2、3社の相見積もりからスタートしましょう。

 

屋根修理の費用をできるだけ安くする方法

屋根修理の費用をできるだけ安くする方法を紹介します。

  • 応急処置、部分修理、全面修理など、いくつかのパターンの見積もりを取る
  • 見積書から不急なものやオプションなどを外す
  • 外壁工事・樋工事なども同時に行い足場代を節約する
  • グレードの低い仕様がないか業者に相談する

 

ただし、本来の屋根修理の目的からは変更しないようにしましょう。

将来の人生設計も考えて、屋根葺き替えの屋根修理を行おうとしたのに、安価な塗装工事で済ますなどはメンテンナンス期間が変わってきますので、ご注意ください。

 

【まとめ】屋根修理は見積もりがとても重要です

屋根修理の見積もりを無料で出してくれるところは多数ありますが、値段を抑えたい方は、屋根修理専門業者をオススメします。

インターネットでの屋根修理専門業者の見分け方は以下に内容をチェックしてください。

  • 施工事例・写真が掲載されているか
  • 社長の顔が出ているか
  • 社員や職人の顔が出ているか
  • 職人目線の専門的な画像があるか
  • 地元・地域での交流を行っているか

上記内容が掲載してあれば、地域の屋根修理専門業者と判断しても大丈夫です。

2社以上の優良な業者を選んで現地調査してもらい、見積もり依頼しましょう。

現地調査時の様子や修理内容の説明、見積書を比較して、あなたが納得できる業者を選び、修理依頼しましょう。

 

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