トタン屋根の雨漏り修理ガイド|原因と対策、費用相場まで解説

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経ホームビルダー」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

  • トタン屋根から雨漏りする原因について知りたい
  • トタン屋根の修理方法や費用について知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は、「トタン屋根の雨漏りの原因を知りたい」「トタン屋根の修理方法や費用について知りたい」という方に向けて書かれています。

トタン屋根は、施工のしやすさやコストの安さから、昔は住宅や倉庫などで多く使われていました。

しかし、経年劣化や強風などの影響で、現在は雨漏りトラブルが起きやすい屋根材のひとつです。

本記事では、トタン屋根の雨漏りが発生する主な原因や修理方法・費用の目安を解説します。長年屋根修理を手掛けてきた専門業者の視点から、わかりやすく説明していますので、ぜひ参考にしてください。

 

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トタン屋根の特徴|メリット・デメリット

「トタン」とは、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の資材で、「トタン」を使用した屋根を「トタン屋根」と言います。

トタンは亜鉛メッキ鋼板のうち、主に建築資材として使われているものを呼びます。

亜鉛メッキ鋼板とは、亜鉛でめっき加工された鋼板(板状に加工された炭素をわずかに含む鉄の合金)のことです。

専門用語でいうと、むずかしくなりますが、大正時代からここ15年程度前まで、屋根や壁で使用されていた鉄板と考えていただければ、わかりやすいと思います。

亜鉛メッキ鋼板に塗装した「カラー鋼板(鉄板)」もトタンと呼ばれています。

トタン屋根のメリットとデメリット、耐久性について解説していきます。

トタン屋根のメリット

  • コストが安い
  • 軽量

 

トタン屋根はトタンの材料費が安価で、新築時の屋根のコストが安いという特徴があります。

新築時の屋根の中でもっとも安価です。

また、屋根材の中ではもっとも軽量で、建物全体の重量を軽くすることができます。

トタン屋根のデメリット

  • 防音性が低い
  • 耐熱性が低い
  • メンテナンスが必要

 

0.27~0.35mmと薄い素材で防音性が低く雨音がうるさくなります。

トタン屋根は日射による熱膨張の影響が大きく、膨張・収縮で大きな音がします

トタン屋根は熱を伝える性質が高いため、夏は熱く、冬は寒い屋根です。

メッキ加工されているが、浸食されやすいので、5年を経過すると鉄板の錆が発生しやすいです。

メッキ層を守るために、5~7年内で定期的に塗装を行うメンテナンスが必要な屋根であり、メンテナンスを含めるとトータルコストはかなり高額です。

 

トタン屋根が雨漏りする主な原因3つ

トタン屋根が雨漏りする原因は3つあります。

  1. サビによるあな開き
  2. 強風による棟板金のはがれ・屋根のめくれ
  3. 屋根周辺部(棟・軒先・けらば)からの雨水浸入

 

次の章からその原因について、詳しく解説していきます。

 

トタン屋根が雨漏りして修理が必要になる原因その1:サビによるあな開き

トタン屋根はサビによるあな開きで雨漏りになります。

トタン屋根は、塗膜と亜鉛メッキで鉄板を守っている構造ですが、太陽光の紫外線や熱や雨、霜、雪などの水分の影響を受けて経年で徐々に劣化していきます。

赤サビは水分がメッキ層を突破して、鉄板に到達して発生する劣化現象です。

鉄板に到達すると、鉄は空気中の酸素と水分とが反応することで腐食し赤サビが発生します。

腐食が進行するとトタンに貫通あなが開き、そのあなからトタン屋根の下へ雨水浸入するので、やがて雨漏りが発生します。

屋根は温度が高い分だけ、腐食の進行が早くあなが開きやすい環境です。

 

トタン屋根の防水塗料について「トタン屋根の防水塗料おすすめ3選!選び方も詳しく解説します」の記事で詳しく解説しています。

 

トタン屋根が雨漏りして修理が必要になる原因その2:棟板金のはがれ・屋根のめくれ

屋根の面と面が合わさった頂点部分を棟(むね)と言い、その棟を覆う形でカバーしている板金を棟板金と言います。

棟板金は本来、飛散や剥がれが起きないように釘で固定されているが、金属加工の反発力や温度変化にさらされることで、釘浮きが発生します。

釘穴より水が浸入し、釘の保持力が徐々に弱くなっていきます。

強風により棟板金ははがれたり、飛散することがあります。

トタン屋根(金属屋根)は、他の屋根材と比較すると軽量で建物の負担が少ないことが特徴ですが、代わりに風や強風などでめくれるという弱点があります

雨漏りや結露によって野地板が劣化して、釘・ビスの保持力が低下することで、強風や台風のときにトタン屋根がめくれるのです。

棟板金やトタン屋根が飛散するとその下の防水シートもやられ、雨が直接、屋根下地に浸入するので、雨漏りが発生します。

 

トタン屋根が雨漏りして修理が必要になる原因その3:屋根周辺部からの雨水浸入

トタン屋根は棟部(屋根の頂部)、軒先部(屋根の先端部)、けらば部(屋根の端部)などの屋根周辺から雨水浸入しやすいです。

棟部では棟板金とトタン屋根の隙間から吹き込みやすいです。

軒先部では唐草水切りとトタン屋根の隙間から毛細管現象で吸い上がり、唐草水切りを留めているくぎあな・ビスあななどから雨水浸入します。

けらば部ではけらば水切りとトタン屋根の隙間から浸入し、経年のゴミ詰まりでオーバーフローして雨水浸入します。

トタン屋根の表面に損傷などはないので、経年でじわじわと雨漏りするようになります。

 

トタン屋根の雨漏り修理方法

トタン屋根の主な雨漏り修理方法について紹介します。

  • 屋根カバー工法
  • 屋根葺き替え
  • 屋根塗装

 

屋根の修理は、基本的に屋根の知識や経験がない人が行うことは難しいです。

また屋根の修理は高所作業となるため、DIYは落下の危険がありオススメできません。

ただし、簡単な養生や応急処置しておく必要があります。

 

次の章から修理方法と費用について詳しく解説します。

 

トタン屋根の雨漏り修理方法と費用相場【屋根カバー工法】

トタン屋根の修理方法として屋根カバー工法とその費用相場について解説します。

屋根カバー工法は、既存のトタン屋根の上に新しい金属屋根材を被せてカバーする工法です。

被せる金属屋根材はトタン屋根より高価となりますが、耐久性が少し高いガルバリム鋼板製を使用することが主流となっています。

トタン屋根をガルバリウム鋼板屋根でカバー工法でリフォームする場合、1㎡あたり8,000~12,000円が費用目安です。

ただし、既存のトタン屋根の雨漏り状況によってはカバー工法をすすめないケースもあります。

屋根下地の劣化がひどい場合は、カバー工法した屋根材を留めたくぎ・ビスを保持することができず、強風で飛散してしまうからです。

 

トタン屋根のカバー工法について「トタン屋根の張替え費用は?カバー工法の費用や補修費用も紹介」の記事で詳しく解説しています。

 

トタン屋根の雨漏り修理方法と費用相場【屋根葺き替え】

トタン屋根の修理方法として屋根葺き替えとその費用相場について解説します。

屋根の葺き替えとは、既存のトタン屋根をはがして、新しい屋根材に葺き替えることです。

軽いトタンの屋根材が使用されている建物を前提にしているため、再び金属屋根材(ガルバリウム鋼板製)を選ぶことが多いです。

30坪の家のトタン屋根をガルバリウム鋼板・立平葺きに屋根葺き替え工事した場合の費用目安は150万円程度です。

雨漏りして痛んでいる屋根下地を併せて交換することが可能です。

異常気象が頻発しているため雨漏りしている場合は、めくり代を惜しんでカバー工法するよりも、葺き替えして、確実な耐風性を確保することがオススメです。

トタン屋根の葺き替え工事費用について「屋根葺き替え工事を30坪の家でやるといくら?屋根材ごとの費用も紹介」の記事で詳しく解説しています。

 

トタン屋根の雨漏り修理方法と費用相場【屋根塗装】

トタン屋根の修理方法として屋根塗装とその費用相場について解説します。

屋根全体の状態が比較的良く、部分的な不具合で雨漏りしている場合は屋根塗装も可能です。

棟部やけらば部などの雨漏り箇所を修理した上で、屋根全体は塗装メンテナンスするというものです。

屋根塗装だけでは雨漏りは止まらないため、雨漏り修理というよりはメンテナンスとお考えください。

一般的な80㎡程度のトタン屋根の塗装にかかる費用は、おおよそ50万円程度です。

 

ただし、トタン屋根が劣化・サビであな開きして雨漏りしている場合は、屋根塗装での修理は長持ちしません。

雨漏り修理としては、屋根塗装はオススメしません。

屋根塗装メンテナンスとしては、赤サビが出始める前に行うことがトタン屋根を長持ちさせるコツです。

トタン屋根の塗装費用について「トタン屋根は塗装が長持ちの秘訣!費用や塗装手順を徹底解説」の記事で詳しく解説しています。

 

トタン屋根の耐用年数は?寿命を延ばすにはどうすればいいの?

トタン屋根の耐用年数と寿命を延ばす方法について解説します。

トタン屋根の耐用年数は10〜30年となります。

耐用年数に幅があるのは、塗装メンテナンスによって寿命が延びるからです。

トタン屋根の寿命を延ばすには5年ごとの塗装メンテナンスが有効です。

サビが発生する前となる5年おきに塗装することで30年まで持たすことができます。

トタン屋根の裏面からのサビや防水シートの寿命の関係で30年で葺き替えかカバー工法が必要となります。

 

【まとめ】トタン屋根を長持ちさせるには、定期的にプロに塗り替えてもらいましょう!

トタン屋根は定期的に塗装メンテナンスが必要な屋根材です。

雨漏りをさせないためにも、定期的に専門業者に塗り替えを依頼してください。

一方で、メンテナンスせずに雨漏りしてしまったトタン屋根は塗装では直りません。

屋根の葺き替えかカバー工法で雨漏り修理を行いましょう。

屋根下地は劣化している可能性が高いので、屋根下地から修理することが重要です。

異常気象による自然災害が発生していますので、屋根はしっかりと修理されることをオススメします!

 

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