目次
- 動画でも解説しています!!
- 雨漏りの応急処置に欠かせない!修理に使う7つの道具
- 雨漏り修理に役立つコーキング剤の種類
- 応急処置としてコーキング剤で雨漏りを修理できる場所
- 応急処置としてコーキング剤で雨漏りを修理するステップ
- コーキング剤で雨漏りを修理するステップ1:古いコーキングの撤去
- コーキング剤で雨漏りを修理するステップ2:対象を保護する
- コーキング剤で雨漏りを修理するステップ3:コーキング剤の注入
- コーキング剤で雨漏りを修理するステップ4:仕上げ最終調整
- 雨漏りを自分で修理すると失敗する? 追加費用がかかることも
- コーキング剤での雨漏り修理が難しいなら、専門家へ相談すべき
- 神清による雨漏り修理の事例紹介|コーキング剤で雨漏りを応急処置
- 【まとめ】雨漏り修理は難しい!専門家へ相談しよう
動画でも解説しています!!
雨漏りの応急処置に欠かせない!修理に使う7つの道具
この章では、コーキング剤で雨漏りの応急処置に欠かせない7つの道具について解説していきます。
雨漏りの応急処置に欠かせない7つの道具は、以下の通りです。
- 1.コーキング剤
- 2.コーキングガン
- 3.プライマー
- 4.ハケ
- 5.マスキングテープ
- 6.ヘラ
- 7.手袋
コーキング剤で雨漏りを応急処置をする道具は、3,000円前後で揃います。
ここから、雨漏りの応急処置に欠かせない7つの道具について説明していきます。
コーキング剤
コーキング剤は、雨漏りの応急処置でもっとも使用される材料です。
雨漏りしている場所の隙間を埋めるために使います。
下の写真のようなカートリッジに入っています。
外壁や窓の隙間をうめるために使用する場合、変成シリコーンシーラントのシーリング材がおススメです。
ホームセンターで購入できます。
アマゾンでも700円前後で購入できます。
コーキングガン
コーキング剤をカートリッジから押し出すための専用ガンが必要です。
DIY的に少し使うぐらいですと、上の写真のようなコーキングガンが安価です。
ホームセンターで購入できます。
アマゾンでも300円前後で購入できます。
右にある丸い穴にカートリッジの先端のノズルを入れて、ガンを握るとノズルの先端をカットすることができます。
プライマー
雨漏りの応急処置で、もっとも大切なものがプライマーです。
コーキング剤に適したプライマーがありますので選んでください。
コーキング剤を塗る部分に、下塗り材としてプライマーを塗ります。
このプライマーを塗らないとコーキング剤を塗っても、雨漏りが止まらないことが多いです。
ホームセンターで購入できます。
アマゾンでも700円前後で購入できます。
ハケ
プライマーを塗るためのはけです。
プライマーにハケが付属している場合は不要です。
プライマーを塗るとハケは1晩で固まってしまうので、1回で使い捨てとお考えください。
ホームセンターで購入できます。
モノタロウで250円前後で購入できます。
マスキングテープ
きれいなコーキングの仕上がりとしたい場合は、マスキングテープを使用してください。
コーキング剤を塗らない部分のギリギリでテープを貼ります。
ホームセンターで購入できます。(1本600円程度です。)
ヘラ
コーキング剤を塗った後、その表面をならすために使うヘラです。
小さいヘラよりもこのような幅広いヘラの方がきれいな仕上がりとなります。
ホームセンターで購入できます。
アマゾンでも1,000円前後で購入できます。
手袋
コーキング剤を使用すると知らない間に手について、べとべとになり、いろいろなところを汚してしまいます。
この手袋のような薄手のものを使用すると作業がやりやすくなります。
ホームセンターで購入できます。(1個200円程度です。)
雨漏り修理に役立つコーキング剤の種類
雨漏り修理に役立つコーキング剤の種類について解説します。
雨漏りの応急処置でコーキング剤を使用する場合、どこの場所に使用するのかで、コーキング剤の種類を選んでください。
使ってはいけない場所に使用すると、本修理のときに思わぬ手間が発生し、修理費用が余分にかかることもあるので、ご注意ください。
ホームセンターには、お手頃な価格のコーキング剤がそろっています。
雨漏り修理に役立つコーキング剤には、以下のような種類があります。
- ・シリコン:塗装する場所には不向き。密着性が高く、安価
- ・変成シリコン:塗装する場所に使う。価格はシリコンの倍近く
- ・ウレタン:密着力と弾性力が高く、価格はシリコンの倍近く
さらに詳しく解説します。
シリコン
もっとも安価な材料で、密着性が高いです。
クリアがあるのは、シリコンです。
用途:ガラス面、アルミとガラスの隙間、タイル目地、水回り
塗装する場所にはNGです。(塗料をはじいてしまいます。)
変成シリコン
シリコンに比べて、倍近い値段となります。
塗装する部分には、変成シリコンを使用してください。
一般的な屋根・壁に使用されています。
用途:モルタル、コンクリート、サッシまわり、サイディング目地、金属
ウレタン
シリコンに比べて、倍近い値段となります。
密着力と弾性力が高い材料です。
紫外線に弱いため、後から塗装する場所に使用します。
用途:ALC・ボード・コンクリートの目地、サッシまわり
応急処置としてコーキング剤で雨漏りを修理できる場所
応急処置としてコーキング剤で雨漏りを修理できるのは、以下のような場所です。
- ・外壁
- ・バルコニー
- ・サッシ
簡単に応急処置といっても、「下地を掃除」「下塗り」「マスキングテープ貼り」「コーキング施工」とかなりの手順が必要となります。
7つの道具も使いますので、雨漏りの応急処置としてコーキングする場所は、安全に作業できる場所だけとお考えください。
とくに屋根のコーキングは命にかかわる危険があります。絶対におやめください。
屋根のコーキングは落下による大事故や雨漏りの悪化を招く危険性があるため、控えてほしいと私たちは考えています。
実際に扱う道具も多いため、それらが落ちることもあります。それを止めようとして、作業者が落下する事例も多く発生しています。
また屋根材は入った水を出すという考え方で施工されており、間違ったところにコーキングをすると、かえって雨漏りが悪化することもあります。
屋根からの雨漏り修理はプロにお任せください!
応急処置としてコーキング剤で雨漏りを修理するステップ
ここからコーキング剤で雨漏りの応急処置をするステップについて解説します。
応急処置としてコーキング剤で雨漏りを修理する4つのステップは、以下のとおりです。
- 1.古いコーキングを撤去する
- 2.対象を保護する
- 3.コーキングを注入する
- 4.仕上げ
おおまかな作業手順のイメージはこのような流れになります。
古くボロボロになったコーキング剤を撤去して、コーキング剤を流し込む場所以外をマスキングテープで保護する。
その後、コーキング剤を流し込みヘラで整えたら、コーキング剤が乾く前にマスキングテープをはがして完了。
次の章から、応急処置の手順を詳しく解説していきます。
コーキング剤で雨漏りを修理するステップ1:古いコーキングの撤去
初めのステップです。
古いコーキング剤を、カッターナイフなどで削りとってきれいに撤去します。
コーキング剤と材料をしっかりと密着させることが雨漏りを止めることにつながります。
直らない雨漏り物件に行くと多い事例ですが、何色ものコーキング剤が重ねて施工されていて、そもそもの古いコーキング剤が撤去されていません。
下地の処理(古いコーキング剤の撤去とプライマー塗布)が、応急処置の成功のカギと言っても過言ではありません。
また、コーキング剤の専門家の中には、材料の方をひと皮削るという手間をかけるプロもいます。
ホームセンターには、カッターの代わりに、古いコーキング剤を削る治具も販売されています。
コーキング剤で雨漏りを修理するステップ2:対象を保護する
次のステップとして、材料保護のためマスキングテープを丁寧に貼ります。
コーキング剤がはみ出ると、外壁材やサッシを汚してしまいます。
材料を保護するために、マスキングテープをきれいに貼ってください。
マスキングテープを長く貼りすぎると、はがすときに失敗することがあります。
2ⅿ程度ごとにテープを切っておくと、マスキングテープをはがすときに、周囲を汚してしまうリスクが減ります。
コーキング剤で雨漏りを修理するステップ3:コーキング剤の注入
3番目のステップとして、材料の表面にプライマーを塗り、乾いたらコーキング剤を均一に流し込みます。
プライマーを材料の表面に塗ってください。(細かいヒビなども逃さずに、材料とコーキング剤を確実に密着させます)
乾いたら、コーキングガンを使ってコーキング剤を流し込みます。
なるべく、均一に流し込むことで、仕上げのヘラがやりやすくなります。
コーキング剤で雨漏りを修理するステップ4:仕上げ最終調整
最終調整として、コーキング剤の表面をヘラでならし綺麗に仕上げます。
コーキング剤の表面がきれいに仕上がるように、ヘラでならしてください。
コツとしては、小さなヘラで何回もならすより、適切な幅のヘラで1回でならす方が、仕上がりはきれいになります。
余分なコーキング剤はマスキングテープとヘラにつくので、捨ててください。
マスキングテープをはがすときに、手や周囲を汚さないように注意してください。
マスキングテープは棒などで巻き取るときれいにはがすことができます。
「コーキング応急処置」 動画でのわかりやすい解説はこちらから↓↓↓
雨漏りを自分で修理すると失敗する? 追加費用がかかることも
ここまでコーキング剤による雨漏りの応急処置について解説してきました。
しかしそこには、専門知識のない方が自分で修理したときの失敗もあります。
具体的なリスクは以下のとおりです。
- ・DIYでは正確な雨漏り原因の特定が難しい
- ・落下事故等の大きな危険性がある
- ・建物内部に被害が拡大する可能性がある
- ・方法を誤ると余分な費用が発生する
一般の方の作業では、どうしても時間がかかったり事故の危険性が高くなります。さらに作業方法を誤ると、雨漏り被害拡大や追加費用がかかることもリスクとしてあります。
とくに屋根修理はDIYでは難しく、原因特定や専門知識が必要とご理解ください。
雨漏りが発生すると、「早く対応しなくては」という焦る気持ちになります。それはごく普通の感情だと思います。しかしご自分で応急処置をする場合には、上記のリスクもあるということを考慮して行ってください。
コーキング剤での雨漏り修理が難しいなら、専門家へ相談すべき
コーキング剤での雨漏りの応急処置は意外とむずかしいと感じた方もいらっしゃるのではありませんか?
きれいに塗るのは熟練が必要ですし、コーキング剤を塗っても雨漏りが止まらないことも多くあります。
そんなことなら、いっそのこと、はじめからプロに相談することもありだと思います。
雨漏りの原因を特定するためにも、基本的には最初からプロに相談することをおススメします!
優良業者の選び方については、下記の記事に詳しく解説を書かれています。
ぜひご覧ください。↓↓↓
神清による雨漏り修理の事例紹介|コーキング剤で雨漏りを応急処置
コーキング剤を使った雨漏り修理の応急処置について、以下に神清の事例を紹介します。
- ・RC造の窓・サッシの雨漏りはコーキングで修理
- ・木造で大規模な修理を希望されない場合は、コーキングで応急処置を行い、止まらない場合は外壁を外して補修
- ・屋根の雨漏り修理は、屋根材をめくって補修することが基本
RC造(鉄筋コンクリート建物)の窓・サッシまわりの雨漏りはコーキング剤を使って修理します。
木造住宅で、大掛かりな雨漏り修理を希望されない場合、コーキング剤の応急処置を行うことがあります。
コーキング剤の応急処置を行っても雨漏りが止まらないときは、外壁をはずしての補修を行う必要があります。
屋根でのコーキング剤の応急処置を行うこともありますが、雨漏りが完全に止まることは少ないです。
屋根の場合は、屋根材をめくって補修することが雨漏り修理の基本です。
【まとめ】雨漏り修理は難しい!専門家へ相談しよう
この記事では、コーキング剤で雨漏りの応急処置をする4つの手順を紹介しました。
応急処置の手順をまとめると、以下の通りです。
1、古いコーキング剤の撤去
2、対象の保護
3、コーキング剤を流し込む
4、仕上げ
劣化したコーキング剤を撤去して、新しいコーキング剤を流し込む場所以外をマスキングテープで保護します。
その後、プライマーを塗布して、コーキング剤を流し込みヘラで整えたら、コーキング剤が乾く前にマスキングテープをはがして完了です。
DIYで、コーキング剤の応急処置を行うことに不安を感じる方は、プロに依頼してください。
雨漏りの調査・応急処置・修理は神清までお任せください!
まずは、お気軽にご相談ください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
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私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。

