DIYで修理できる/できない雨漏りを教えます。修理のポイントも。

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!
    神清(かみせい)のDr.神谷です。

    雨漏り修理で屋根に上がると、やってはいけない補修を目にします。
    奥さまに伺うと、「ご主人が屋根に上がって直そうとしたけど・・・」
    とよくお聞きします。
    そこで、雨漏り修理のDIYについて、ご紹介します。

DIYで修理できる/できない雨漏りを教えます。修理のポイントも。

ホームセンターに行くと、DIY(do it yourself:自分で作る)コーナーが充実しています。

棚を作ったり、部屋のクロス紙を張り替えたりと素人でも、説明書を見ながら、プチリフォーム・プチ修理ができる便利なものが販売されています。

また、水漏れ用のパテや接着剤・防水テープ・インスタントセメントなど雨漏りの修理にも使えそうな材料があります。

そのためか、雨漏り現場に行くと、ご主人様が瓦の隙間にセメントを塗って、補修している屋根を見かけることも結構あります。(残念ながら、雨漏りは止まらず、修理依頼されたようです。)

そこで、雨漏り修理をDIYで直したい方の、

雨漏り修理したいけど、予算があまりない。

DIYで直したいけど、大丈夫?

DIY修理のポイントってあるの?。

こういった疑問に、雨漏り修理・調査を年間200件以上行っている経験をもとにアドバイスいたします。

 

雨漏り修理DIYは応急処置です。

雨漏り修理DIYはあくまでも「応急処置を行う」という感覚をお持ちください。

応急処置程度の簡単な修理方法をおススメします。

簡単な修理方法とせずに、もとに戻せないような補修をしてしまうと、その補修が間違っていた場合、かえって、雨漏りを悪化させることもあるからです。

建築業者でもなかなか直せない雨漏りも多くあります。

「お客様の感」にたよる雨漏り修理DIYで、雨漏りが止まる確率は正直、低いです。

補修のイメージとしては、「雨の浸入口を目視で探して、シーリング材・テープ等でふさぐ」とお考えください。

シーリング材やテープなら、補修方法が間違っていても、簡単に外すことができるからです。

これらの材料でも、雨の浸入口を的確にふさいでいれば、数年間は雨漏りを止めることができます。

 

雨漏り修理DIYをチャレンジしてみるけど、止まらなかったら、雨漏り業者に依頼するというスタンスをおススメします!

 

Diyできる雨漏りを紹介します。

DIYできる雨漏りは、「強風雨・大雨のときだけする雨漏り」に限ります。

また、雨の浸入口だと思われる修理場所は1階に限ります。

「強風雨・大雨のときだけする雨漏り」とは、年に数回の雨漏りということです。

年に数回なら、雨漏りで濡れた柱・壁・天井などはある程度の時間で、乾燥します。

乾燥すれば、木が腐朽劣化することはありません。(家が壊れるダメージはありません。)

また、安全性の観点から修理場所が1階なら、脚立などで作業することができます。

修理場所が2階なら、高所作業で危険を伴うため、絶対におやめください。

落下してケガなどしたら、元も子もありません。

DIYできる雨漏り事例

DIYできる雨漏りをいくつか挙げてみます。

・1階窓廻りのシーリングの劣化による雨漏り。

・2階バルコニーの掃き出し窓下と防水層の隙間から浸入した雨漏り。

・1階屋根の雨どい詰まりによる雨水のオーバーフロー。

・1階外壁・サイディングの隙間から強風雨で浸入する雨漏り。

雨漏り修理事例

・1階窓廻りのシーリングの劣化による雨漏り。

⇒テープで隙間をふさぐ。

上の写真は、固定された窓のアルミ枠と木枠の隙間をテープで埋めた状態です。

強風雨のときだけ、雨漏りする場合は、劣化したシーリングの隙間をある程度、テープを使ってカバーすることで、雨漏りを防ぐことができます。

見た目は、いかにも応急処置となりますが。

・2階バルコニーの掃き出し窓下と防水層の隙間から浸入した雨漏り。

⇒テープで隙間をふさぐ。

上の写真は、バルコニーの掃き出し窓下と防水層の隙間が開いている状態です。

強風雨のときに、バルコニー下の天井が雨漏りしている場合、この隙間からの可能性があります。

台風前にテープを貼ることで、養生することができます。

・1階屋根の雨どい詰まりによる雨水のオーバーフロー。

⇒掃除をする。

縦樋の落とし口が詰まっているので、詰まりを掃除しましょう。

上の動画では、素手で掃除していますが、

トングなどを使うと簡単に細い枝・葉を取り除くことができます。

 

Diyできない雨漏りをご紹介します。

DIYできない雨漏りは「通常の雨でもする雨漏り」です。

また、雨の浸入口だと思われる修理箇所が屋根・2階の場合は、NGです。

「通常の雨でもする雨漏り」は、本格的な雨漏り修理を行わないと雨漏りが止まらない場合がほとんどです。

さらに、年間で考えるとなかなか乾燥せず、湿っている状態ですと、木材が腐朽劣化して、ほかっておくと住むこともできなくなります。

シロアリによる蟻害のリスクも高くなるので、DIYはあきらめて、早急に雨漏り修理業者に依頼しましょう。

また、修理箇所が傾斜屋根の場合、屋根材の雨仕舞(あまじまい:雨漏りをふせぐ考え方)を理解せずに、闇雲に隙間をふさいでしまうと、かえって、雨漏りが悪化します。

修理場所が2階なら、高所作業で危険を伴うため、絶対におやめください。

 

diyできない雨漏り事例

DIYできない雨漏り事例をいくつか挙げてみます。

・陸屋根の防水層の劣化による雨漏り。

・瓦屋根からの雨漏り。

・2階の壁・窓廻りからの雨漏り。

・2階屋根の雨どいの詰まりによる雨水のオーバーフロー。

DIYして悪化した事例

・陸屋根の防水層の劣化による雨漏り。

⇒陸屋根の屋上防水は数種類あります。10~15年で正しいメンテナンスを行うことで、雨漏りをふせぐことができます。屋根はフラットなので、防水層に穴が開いていたら、すぐに雨漏りします。誤ったDIYをすることで、かえって、費用がかかってしまった事例があります。

・瓦屋根からの雨漏り。

⇒瓦屋根から雨漏りしているので、瓦同士の隙間をセメントで埋めて、かえって、雨漏りが悪化。

雨漏り修理するときは、セメントが邪魔で、余分に施工費用・材料代がかかってしまいます。

⇒瓦屋根から雨漏りしているので、瓦同士の隙間をシーリングで埋めて、かえって、雨漏りが悪化。

上下の瓦の隙間をシーリングでふさぐことは、絶対にNGです。

瓦は重なりで雨漏りを防いでいるので、上下の隙間から雨が出てくる構造(雨仕舞)となっています。

瓦屋根の場合、雨漏りは部分補修で直すことができますので、初めから、瓦屋さんに依頼することをおススメします!

 

Diy修理のポイントを教えます。

アルミテープは便利です。

アルミテープを上手く使うと雨漏りを止めることができます。

何といっても、貼るだけなので、仕上がりが確認できます。

隙間を埋めるのに、シーリング材よりも確実です。

薄くて、やわらかいので、窓廻りの隙間埋めなどに適しています。

耐久性もあり、はがすときにも汚さないので、DIY向きと言えます。

台風前とかで、雨漏りの浸入口として、あやしい場所へ簡単に貼ることで、浸入口かどうか、調べることもできます。

ざらざらした面には、貼り付きにくいので、ご注意ください。

シーリングのDIYは以下の3つを注意しましょう。

シーリングは増し打ち

業者さんがシーリングを打つ場合、壁・シーリングの状態で、打ち替え/増し打ちを選択します。

しかし、DIYのシーリングは増し打ちが無難です。

打ち替えしようと古いシーリングをはがすときに、壁内の防水シートを傷つけて、かえって、雨漏りが悪化する可能性もあります。

シーリングの前にプライマーを塗布

雨漏りを止めるためには、隙間・穴をふさぐ必要があります。

シーリング材を壁や窓などにしっかりと密着させるためには、下塗りとしてプライマーを塗布してください。

ホームセンターには、材料(金属・セメント・木など)に適したプライマーが置いてあります。

プライマーを塗布せず、シーリングした場合、見た目ではわからない密着不足の場所から雨が入ることもあります。

塗装する部分には、シリコン系シーリングはNG

ホームセンターの安価なシーリング材として、シリコン系シーリングがあります。

とくに、クリアの色は、シリコン系シーリングです。

例えば、サイディングなどの将来、塗装する部分に使用してしまうと、塗料が載らなくなります。

塗装する部分には、変成シリコン系シーリングを使用してください。

上の写真で、上はシリコン系シーリングです。(塗装する部分はNG)

下は変成シリコン系シーリングです。(塗装する部分にご使用ください。)

上の写真の半透明なシーリングはシリコン系シーリングです。

白色のシーリングは変成シリコン系シーリングです。

 

まとめ:雨漏り修理DIYは応急処置とし、はがすことができる材料で穴をふさぐこととしてください。

ポイントまとめ
・雨漏り修理DIYはあくまでも応急処置とお考えください。
・修理できる雨漏りとは、1階の窓廻り・外壁・雨どい掃除・バルコニーです。
・修理できない雨漏りとは、屋根・2階の窓廻り・外壁・雨どいです。
・アルミテープをうまく使うと簡単に雨漏りが止まることもあります。
・シーリングは3つの注意点を守らないとかえって、悪化することになります。

 

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