外壁のクラックから雨漏りするの?
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
中古住宅売買物件において、天井に雨染みがあるけど、今も雨漏りしているか調べてほしいと相談がありました。
調査当日の現状では、雨漏りによる水分は観察できませんでした。
⇒現況調査では、雨漏りなし。
併せて、外観チェックを行ったところ、コンクリート壁部分に大きなクラックがありました。
クラックを補修した形跡があるのですが、まだ、大きなクラックが見られました。
クラックの幅としては、0.5㎜以上ある大きなクラックでした。
このクラックから雨が入るの?
買主さまから「このクラックから雨は入るの?」とご質問をいただきました。
この部分は居室から出たバルコニーのような部分でしたので、室内へは浸入しないですよとお伝えしました。
すると、「雨漏りにはならないとしても中に入るの?」・・・
この建物の図面はなく、はっきりしたことはわかりませんでしたが、以前行った基礎の事例をお伝えしました・・・
150㎜幅の基礎コンクリートにおけるクラックの雨水浸入について
150㎜幅の基礎コンクリートのクラックから雨水浸入があるのか?散水してみました。
それ程広くないクラック幅でした。
最大のクラック幅0.25㎜でした。
シャワーで散水をしてみました。
すると、
10分程度で、反対側に染みが発生しました。
クラックが壁内の端から端までつながっていると0.2㎜以上の隙間があれば、水を浸入するそうです。
先程の外壁のクラックは0.5㎜以上なので、クラックがつながっていれば浸入してしまうでしょう。
クラックからの雨水でコンクリート内の鉄筋がさびるため、クラックは補修することをお勧めします。
しかし、室内への雨漏りするかどうか?に関しては、クラックの先が室内までつながっているのか?によります。
まとめ:外壁のクラックは雨水浸入の入口にはなり得る!
外壁のクラックは雨水浸入の入口になり得ます。
ただし、雨漏りと直結しているか?どうか?は現場によって異なります。
内部構造によって、危険度が異なりますので、詳しくは専門家にご相談ください!
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