こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
住宅メンテナンスの講習会に参加しました。(住宅調査)
今までこのような講習会では聞いたことのない説明がありましたので、ご紹介いたします。
これからの長寿命住宅では維持保全計画が重要となり、日頃からの住まいのお手入れと数年ごとに必要となる維持管理費の準備が必要となります。
マンションの共益費と同じ考えで、年間10万円程度を新築後毎年、準備するように心がけましょうとのことでした。 (ここまでの内容はよく聞く話です。)
その後に、次の資料がありました。
維持管理費は新築時選んだ建材の種類やその工法や暮らし方で変わります。
その一例として、屋根について説明がありました。
淡路瓦のパンフレットでした。
費用は、新築工事(イニシャルコスト)にかけますか?維持管理費(ランニングコスト)にかけますか?
10年後、維持管理費100万円を準備したとして、スレート屋根ですと、メンテナンスのために、100万円の半分以上を使ってしまいます。
しかし、実際には設備などメンテナンスしなければならないところが出てきます。
室内側に維持管理費をかけたい場合は、新築時の外装建材・工法をしっかり選び、メンテナンス費が少ない仕様とすることが重要ですとの内容でした。
これまで、屋根材のメンテナンス費用について、屋根業界側の方以外から説明を聞いたことがありませんでした。
とても重要なことですが、なかなか屋根業界側から一般・建築の方へ伝えることができないと思っていたものですから、講習会で採り上げられ、とても驚きました。
ちなみに、淡路瓦だけではなく、三州瓦、石州瓦と瓦3大産地も同じような資料を作成して、パンフレットを配布しています。
この屋根材を選ぶことは、住宅のデザインやイニシャルコスト、屋根材の重量に関してだけで検討するのではなく、新築後の生活・家計に直結する問題だと認識していただきたいです。
是非、まわりに新築を検討されている方がいらっしゃいましたらお伝えくださいね~。 (#⌒∇⌒#)ゞ
神清からのお願い
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